2018年12月29日土曜日

レノファ山口'18選手別雑感その2

その1はこちら
◇MF
5 佐藤 健太郎
開幕スタメンだったがケガにより長期離脱。結果として三幸がボランチとして覚醒したが、快方後も数少ないフィルターとして重宝された。
ただの守備の人ではなく、狭いところに突っ込んでいけるドリブルテクニックも持ってるし、ワンタッチで捌く姿にはなんとなくまだ上野サッカーの香りを残している、と思うのは私だけだろうか。

7 大﨑 淳矢
インサイドハーフよりはシャドウ。サイドではなくセンター。テクニックよりも運動量、動きの質で勝負するタイプで、いろんなところに顔を出せる、自分の好きな気が利くタイプの選手。
ただ意外と?報われることが少なくゴールも少なかった。(バー当てるとかがめっちゃ多かった。

8 小野瀬 康介
前半戦のみで11G決め移籍金を置いてガンバへ旅立っていった。
普通にJ1でも通用しているドリブルはJ2では敵なしで、今年は特にシュート意識が高かった結果だろう。しかも切り込んでのシュートを相手に意識させておいて縦からクロスなども上手くなりさらに得意パターンが磨かれていった。
ガンバでもファンサしないのは相変わらずらしいので頑張ってほしい。

8 ジュリーニョ
ということでミシャサッカーに適合せず干されていた札幌からやってきたブラジル人。
大宮戦の一発屋感しかない。

15→10 池上 丈二
イニエスタ以外でイニエスタルールが適用された唯一の選手(多分
しかし10番つけた後大けがをしてシーズンが終わってしまった。
去年はダイナモタイプだと思っていたらゲームメイカーだったのは自分の見る目のなさである。
基本はインサイドだが、高い位置で相手エリア付近で短いパスを操るタイプ。
大﨑と同じくシュートがよくポストに当たってた。

11 鳥養 祐矢
一応MF登録だが、瀬川に代わって試合はほとんど左SBで出ていた。
チームの闘志を奮い立たせる存在で、技術云々抜きにして出ることに意味がある選手。
ただその裏返しでプレーはめっちゃ荒いw
正直最初は霜田サッカーについていけずそのまま出番なしも考えられただけに、技術以上に必要なものがあるというのを体現した。

14 髙柳 一誠
残念なことに今年も出番がなかった。
一度くらい試してほしかった気もするんだが・・・

20 清永 丈瑠
健太郎が怪我し、大﨑がレッドもらったのをきっかけに出場が増えた。しばらく交代カードの優先度が高かったのだが、サイドに置くにはスピードがなく、トップ下ではテクニックが足りずインサイドではボールが収まらない。
正直起用に疑問符を感じなかったわけではない(実際その間勝ちがなかったし)
結局シーズン終盤怪我したことで終了となったのだった。

28 髙橋 壱晟
高橋一生に似てる、ジェフから来たイケメン。
エリア内でのテクニックを持っている選手と聞いており、攻撃のスイッチを入れるために投入されることが多かったがなかなか期待に応えられず、前半途中で交代されたり、交代で入ったのに外されたりと不遇を託った。そもそもボールタッチ自体が少なかった気がする。

29 三幸 秀稔
今年のレノファの中心であり、替えの利かない選手になった。チーム内シーズンMVP。
持ち前のロングパスに加え、健太郎の怪我によりボランチをやることになったことで、守備面での意識も上がり、それに伴い対人の強さも備わり、リーグ屈指のボランチとなった。また博打的なパスが減り、カットされてカウンターを食らう場面も減ったように思う。
引き抜きは必至と思われたが、まさかの契約更新である。

32 丸岡 満
ドルトムント丸岡。
インサイドとしてはいまいち見せ場はなかったが小野瀬移籍後ウイングで起用されて一瞬だけ輝いた。

35 ワシントン
名古屋から夏やってきた。
勝てない時期に後ろの強度を上げるためCBで起用されたりボランチで起用された。
どちらかといえばCBだったかな。
一応その試みは成功したといえるだろうか。プレイ内容をそれほど覚えていないのが申し訳ない。

40 糸井 岬
41 廣田 隆治
どちらも全く出番なし。ベンチ入りもなかったかな。

50 高井 和馬
夏にヴェルディからやってきた紺碧のペガサス。
去年群馬で一人次元の違うプレイをしていたのだが、ヴェルディでは怪我もあったり、戦術に合わず出番を失っていたところ完全移籍でやってきた。
サイドではあまり上手くなく、トップもしくはインサイドで味方が近い距離にいるときにボールを持つと良さが活きる。
個人的に好きな選手で、もっとやれると思うだけに来年が楽しみだ。

◇FW
9 岸田 和人
今年は主にスーパーサブとして活躍。大概は劣勢時、後ろの枚数を減らして攻撃的に行くぞというメッセージとしての起用。ポジションとしては2トップの1枚かウイングというところであったが、あまりそこに縛られずとりあえず前からプレスをかける役割であった。
そもそも岸田が出る時はバランスを崩すときなので、前から連動しないとボロボロになる。
そしてその中で岸田がゴールを決めると一番盛り上がるのだ。

18 高木 大輔
ヴェルディからレンタルできた三男。
左ウイングのレギュラーとして、終盤はバランスが崩れた時に右行ったりWBまでやったりと結構便利屋的な使われ方もした。
トラップ技術やダイレクトプレイがとにかく上手い。ドリブルでも交わせるがどちらかといえばコンビネーションで切り崩していくタイプ。ヘディングでもゴールを決めていたり、どれも技術の高さを裏付ける。
先日完全移籍が発表された。レンタルバックが既定路線と思っていただけにこれは嬉しい。(個人的に応援ボードを作っていたくらい好きな選手なのだ)

19 オナイウ 阿道
オナイウが20点取るとは開幕前誰が予想できただろうか。
ビジュアル的に、競り合いが強くポストプレーとかヘディングで起点になるイメージだが、実際どちらもそれほど上手くはない。
ゴールは主にこぼれ球への反応や、狭い位置で右でも左でも素早く足を振りぬいてGKの予想しないタイミングでのシュートであった。
来年は大分へのレンタルが決まっており、実質初めてのJ1挑戦となる。大分ではチャンスは多く来るはずなだが、そこで確実に決めることが求められていると思うので、今年の感覚を忘れずに頑張ってほしい。

24 山下 敬大
器用のされ方で忘れていたが、大卒ルーキーだった。
おそらく霜田監督は三幸、前に次ぐ信頼を置いていたと思われる。
大型FWだが足元の技術もあり、実際中盤での起用の方が多かった。
もちろんその体格に見合った競り合いの強さも持っている。
ただシュートは基本的に3本打たないと枠に飛ばない。

FW27/大石 治寿
オナイウが絶好調で、2トップの際には岸田がファーストチョイスであったためほとんど出番が来なかった。
ほぼ唯一の見せ場といえば、アウェイ甲府戦で伝説の
大輔 大石 山下 オナイウ 岸田 小野瀬
という前線が見れたのが今年のハイライトとともにチームの分岐点ともなった試合であったといえるだろう。

◇監督
霜田 正浩
監督としては初采配であり、不安も混じった開幕であったが、最終的に一桁順位で成功を収めた。
選手起用は基本的に固定で、交代もパターンが決まっているタイプだが、スイッチが入ると平気でDFの枚数を減らしたりする。
前述のアウェイ甲府戦2-2-6は伝説に残るであろう。(しかもDF2の片方はSB)
戦術としてはボールを握るのをメインとして、相手時には常にプレッシングを意識して、すぐに奪い返してカウンターというのが基本。
そのため夏場の運動力が落ちる時期に、小野瀬の移籍とも合わせて成績も下降してしまった。
それでもやることはブレずに1年戦い切ったのはチームとしても選手監督としても大きな財産となるだろう。
勝ったときは選手のおかげ、負けた時は監督のせい、というのが試合後のコメントからも伝わってきて、選手もやり甲斐があるだろうなと思う。

レノファ山口'18選手別雑感その1

17年に引き続き。
基本的にtkqさんのパクリです。
◇GK
1 村上 昌謙
去年の正GKも、今年は一度も出番なし。藤嶋が調子落としていたタイミングでケガしてたりしてた気がする。
来年はレンタルで水戸行きが決定したが、同じくらいのレベルのGKが多いので果たして出番はあるのか。

17 吉満 大介
後半から正GKになった。
パントキックの正確性は日本人GK屈指。
セービングに関して大きく優れているところないが、目立ったミス、苦手なプレイも少ない印象。

33 山田 元気
レンタル継続となったが、開幕前の怪我が長引き結局1度も出場せず。
来年から完全移籍が決まった。
ポテンシャルは随一だと思うので正GK候補。あとは足元次第だと思う。

42 岡本 大知
情報なし。18歳。

44 藤嶋 栄介
前半戦の正GKも、チーム成績が下降線になったとともに外されてしまった。
結構ムラが大きいタイプであり、クロスの飛び出しやニアサイドの反応などゴールに直結するミスも。
しかし出てる試合はベストセーブの常連になるなど、彼のおかげで取れた勝点はかなりあった。
裏抜けへの飛び出しや、近距離のシュート反応などは本当に素晴らしい。

DF
2 坪井 慶介
最終的に半分以上にスタメン出場し、そのうちほとんどフル出場した。
ハイボールや1対1には苦しむところも多かったが、やはり代表レベルの経験は大きかった。浦和時代よりビルドアップに絡むことも多く、ややぎこちなさを感じたもののそつなくこなせていた。

3 渡辺 広大
相変わらず対人には強い。上野就任直後の甲府戦でも終了間際にCKから叩き込んだ。
主に組んでいたヘナンが特攻野郎なのでフォローに回ったり、劣勢時の後半ファイアーフォーメーションになった時CBは一人だったりと、かなり気苦労があったと思われる。

4 福元 洋平
全く出番がなかった。そもそもベンチ入りすら数えるほど。
ビルドアップが上手いわけでもなく空中戦もそこそこ、スピードには弱い、とあまり霜田監督の選択肢に入りにくいタイプだったと思われる。
来年は、現時点(12/29)で情報ないが、レンタル等も考えられる

6 前 貴之
今年のレノファを象徴する存在。マリノスが山中ならレノファは前である。
三幸と前がいないと今年のレノファ、霜田サッカーは成り立たなかった。
去年まではただの特攻系SBだったのだが、霜田監督によりビルドアップの主な部分を任され覚醒。それに伴い荒いプレーも減った気がする(なくなったとは言わない)
また、センターバックがビルドアップできないのならサイドバックをセンターバックに置けばいいじゃない、という発想の転換で右サイドバックからファイアーフォーメーションや3バックの時には3バックの一角に。
だがはっきりいって自由すぎである。右サイドには定住せずボランチの位置に動いたり、たまに左にいたりもする。
ジェフ戦の同点ゴールはなぜか右サイドからのクロスを中で合わせた意味が分からないものであった。

13 楠本 卓海
デビュー戦でゴールを決めて15試合ぶりの勝利をもたらした男。
結局出場は3試合のみになってしまったが、足元も上手くディフェンスの読みもいいので来年の出番は増える気がする。

16 瀬川 和樹
左SB及び後半は左WBでのレギュラー。話の通りクロスの精度とスピードは半端ない。守備の緩さも話通りで、一時外されたのもそれが原因。だが、やはり攻撃力は魅力で、なんだかんだ最後まで出番があった。あとちょっと目を離すと髪型が変わっており、誰だかわからなくなることが何度かあった。

21 廣木 雄磨
本職はSBだが元々CBもできることもあり、例のセンターバックがビルドアップできないのならサイドバックをセンターバックに置けばいいじゃない政策でCBの一角に入ること多かった。なので試合によっては開幕から廣木坪井前で並ぶこともあったりして、なかなかロマンあふれるディフェンスラインだった。

22 ジェルソン ビエイラ
開幕後にやってきて夏にインドへ行ってしまったブラジル人。
いまいちストロングポイントもわからなかった。

26 ヘナン
とりあえず突っ込む特攻CB。糸の切れた凧。
パスカットできなそうなタイミングでも相手に前に入ろうとして交わされる。
ただたまにそれでカットできちゃう身体能力は持っている。
だがそれに振り回される広大や坪井はたまったもんではない。
あとこんな顔なのにまだ22という衝撃。(楠本より年下)

43 起 海斗
今一番注目度の高い高校ともいわれる興国高のSB。
記事などを読むと元々ゲームメイカーで監督があえてSBに置いたらしい。
来年から本格的に所属が決まったので楽しみな存在である。

2018年12月9日日曜日

J1入れ替え戦 ジュビロ磐田vs東京ヴェルディinヤマハスタジアム 2-0●

現実を突きつけられた。
J1とJ2というものはこんなに差が開いているものなのか。
大きな勘違いをしていたようだ。J2の選手が個人昇格して通じている例が続いていたため、カテゴリーの差はないようなもの、ヴェルディは追い風、ジュビロは最悪な流れ、いつも通り戦えるはず、いつも通りでやれば勝てると。
その「いつも通り」をさせないやり方が1部と2部で圧倒的に違っていた。
プレスのスピードが違う、カットに入るのが早い、考える時間を与えない、繋ぐテンポが速い。

結局ジュビロがこの順位なのは、J1どのチームも同じくらいのテクニックがあるからで、そこから戦術があるチームは戦術がないチームに対して上からいく。その結果ジュビロはサッカーができなかったということだろう。
戦術を遂行できるようなテクニックがあって初めて細部勝負を決めることになる。だからもうスタートの時点でそこには届かない。
なのでジュビロはヴェルディに対して上からだった。

そしてヴェルディは呑まれ試合に入れなかった。その悪い流れのままPKを与え、連鎖してパスがつながらない、キープができない、シュートが打てない。
最後まで試合にはならなかった。
これは、誰ではなく誰を使っておけば、とかあの判定が、で収まる話ではない。
もうその次元にないのだ。
J26位のチームは所詮J2相手では上を食えるが、J1相手にするとこういうことであり、このレギュレーションである限り、プレーオフ組は実質1枠減っていると考えてよい。
ただ一つだけ言うのなら戦前ロティーナが言っていた通り、J1チームが引き分けでも勝ちというのはさすがにキツ過ぎる。
J2同士ならいざ知らずJ1のチームが引き分けOKで守り切るのは容易い。興行の面白さという点ではそれがつまらなくすると思う。

最後に、ロティーナ監督とイヴァンコーチは素晴らしいチームを見せてくれてありがとう。まさか自分がヴェルディを応援する日が来るとは思ってもみませんでした。
あなた方がJ2に来たお陰でリーグの戦術洗練度はまた一つ上の段階に上がったと思います。
次のチームでも期待しています。

2018年12月8日土曜日

J1昇格プレーオフ 第2戦 横縞FCvs東京ヴェルディ 0-1○

一瞬時が止まった。
GK上福元のヘッドに南雄太が僅かに反応して体に当てる。
その瞬間、この流れで決まらないのならば終了だ。そう思った。ボールは南のすぐ側に落ち、そのまま南がいつも通りクリアして終わりだと。
しかし止まった時の中を動く者がいたのだ。
気づいた時にはゴールにボールが入っていた。
本当にその瞬間何が起きたのかわからなかった。
前の試合の退場で一人減ってからのゴール、
横浜の再三のシュートはなぜか枠を外れる、アディショナルタイムもかなり過ぎいつ終わってもおかしくない時間点が入らなければ敗退、そこで上がってきたGKにコーナーキックがドンピシャからのゴール。
フィクションにしてはチープすぎ。
リアリティがないと叩かれるやつ。
ここまでやったならとことん嘘くさい展開をやってやれ。
ヴェルディ、11年ぶりのJ1にあと一つ。

2018年12月1日土曜日

J1昇格プレーオフ第1戦 大宮アルディージャvs東京ヴェルディinNACK5スタジアム 0-1○

ヴェルディに勝つのはいたってシンプルである。
ビルドアップの際、CBとGKのテクニックとキック精度が大分ほどないため、そこに強くプレスをかければほとんど何もできなくなる。
だが大宮は富山を右サイドに置き、大山酒井とでサイドを抑えようとした。
その結果真ん中が空き、更に最終ラインにプレスをかけないため、井上汐音と渡辺皓太が楽にボールが入るようになった。
また奈良輪が高い位置を取ることが攻撃の要になるため、できるだけ守備に回らせたい。
つまり奈良輪の同サイドにマテウスを置いて押し込むだけで大宮は楽に攻撃できたはずなのである。
大宮の強みは、スペースを突くマテウスの突破力から付随する大前のエリア周辺のテクニック(FK含む)であり、マテウスがトップの位置にいるとそれが全く活きてこないのはわかっているはずなのだが・・・
というわけで攻撃面でも守備面でも大宮は「やらかして」しまっていた。
後半スクランブルでシモビッチを投入するのだが、放り込みになるとなおさらマテウスの出る意味というものが希薄になってきて、チームとしての良さが消えてしまう(まあだからシモビッチの出番自体が今年少なかったんだろう)というわけで常にちぐはぐであり、大宮の負けはある意味必然であったといえるであろう。

2018年11月23日金曜日

J2第42節 町田ゼルビアvs東京ヴェルディin野津田陸上競技場 1-1△


原博実がいた。

J2最終節優勝とプレーオフ争いの直接対決で10000人越えた。
しかし入場時のコレオはもうちょっと上手くやりようがあったのではないか。

町田は前半ヴェルディが繋いでこないため、少し戸惑いがあるようにも見受けられ、最終ラインにも強くプレスに行かなかった。そのため高い位置で奪ってカウンター、というのが出せず前半はさほど見せ場も無かった。
後半、というか失点後、やはりこの男、中島裕希がボールに関わるようにポジションを少し下げるようになると町田も攻撃が活性化する。
去年までは70分過ぎると交代もよくあったのだが、今年は常に出続けている。ちょっと運動量とかいろいろおかしい。



ヴェルディはいつもと違い中盤を省略気味で、両脇CBの田村と平が常に両サイドのコーナーを意識してボールを蹴っていた。これは泉澤という個人で突破出来る選手がいないため、通常通りプレイしたら網に掛かるのがわかりきっているための苦肉の策に近い。ただし前半は不慣れによるものなのかチャンスらしいチャンスは無かった。だが町田も町田で狙いのカウンターが打てないためお互い見せ場の少ない前半となった。
後半香川と渡辺皓太、アランピニェイロのコンビネーションが良くなり、何度か押し込んでいく。
そして林陵平のゴールはまさに狙い通りの素晴らしいものであった。
今回珍しくメインスタンドにいたため、林陵平がラインの駆け引きをして抜け出す様子をしっかり見ることが出来た。
あの動きは大黒を彷彿とさせる動きであった。
渡辺皓太はサイドの高い位置でプレイに関わり所々良さを見せていた。
またドゥグラスビエイラと違って、アランはサイドに流れたがるので、林と相性はいい。林陵平は(ドゥグラス同様)ポストプレーとか頭の競り合いにはさほど強くなくどちらかというとエリア内で勝負するワンタッチゴーラーであり、林とドゥグラスの同時起用はあまり効果的にならない。特にそうなった場合林がウイング気味になるためあまり機能しないからだ。
今年数試合ヴェルディを観た中で、井上潮音がシーズンベストの動きだった。いまいちいいところがわかりづらいのだが、この日は中盤で体を張ってボールを奪いに行く姿勢は今までに見られなかったものだ。あとは自分が持ったときに遠いところを意識して散らせるのができるようになるといいのだが。
とにかく、プレーオフが決まり、シーズンはまだ続く。



2018年11月17日土曜日

J2第41節 東京ヴェルディvsカマタマーレ讃岐in味の素スタジアム 1-0○

味スタのホーム側に座ったのは初めてだった。

讃岐は、今年初めてというか、そもそもチームを観るのが初めてだったりする。北野監督お疲れ様でした。
佐々木匠や田中英雄、渡辺大剛など技術を持った選手が、ヴェルディの弱点である最終ラインのビルドアップの弱さと3バック特有のサイドにとセンターハーフの間に出来るスペースを使って効果的な攻撃が出来ていた。
特に佐々木匠はドリブルの技術や、相手陣に飛び込んでいくスペース、パスのタイミングなど白眉である。来年どこでプレイするのか楽しみ。仙台でそのまま戦力にもなれそうではある。
ただ結局得点が決まらなかった通り、この順位にいるのはそういうことなんだろう。惜しいチームだ。

ヴェルディは泉澤が不在で、奈良輪もフルで出られず、藤本はアンダー代表で怪我。そのため戦術の肝であるサイドで打開できる選手がおらず非常に苦しかった。その中で勝てたのはほとんどラッキーだった。梶川、佐藤優平を温存出来たのは大きい。

2018年11月11日日曜日

J2第40節 横縞FCvsファジアーノ岡山inニッパツ三ツ沢球技場2-1●

ファジアーノの試合は久しぶりだが、春先には随分違うことを書いていたようだw
矢島がいなくなって以降、基本的に効果的な縦パスが入らず、攻撃は単調になりがち。
では今のファジアーノの強みは何かというと、赤嶺のポストプレーと上田のプレースキック、そして三村の突破力である。
赤嶺は今年サブに回ることが多く、年齢的な衰えによるものかと思っていたが、全くそんなことはなく、ボールを納めることはさることながらが叩くタイミングが独特で、彼が入ってからのチャンスは全て彼が関与している。
まだまだやれる選手で、現状は嘆かわしい。
上田のFKは今更言うべきことはない。この試合はとにかくゴールに近いところでファールをもらえるようなプレイがなかった。
三村はドリブル突破が魅力のサイドアタッカーで、特に狭い地域を巧みなボールタッチで相手を交わすことに秀でている。何かよくわからんが抜いているということが多く独特の間合いを持った稀有な選手。
2点差つけられてやっと赤嶺と三村を活かすようなプレイが出来てきてあわや逆転、と言うところまでいったが時間が足りなかった。
失点はこぼれ球がレドミに行くという不運で仕方ないところもあり本当に勿体無いという感想しかない。

2018年11月10日土曜日

J2第40節 横縞FCvs大分トリニータ 3-1●


伊佐という選手を今までちゃんと見れてなかったので、どんな選手かわからなかったのだが、この試合で明らかになった。
身体が強く使い方が上手い。イメージ的には都倉に近い。ただエリア内だけではなくスペースを見つけて、最前線の起点となる動きも多い。
私の好きな、身体を張れて、気が効く選手だ。

内容は全然負けてない。
レドミ頼みのクソサッカー。

2018年11月3日土曜日

オフの動向に注目したい俊英20傑

J2残り3試合で上位大混戦の中、もうシーズン終わってからのことを考えてしまおうという話。どこよりも早いJ2オフ話と言っていいだろうか。

下の選手は今シーズンの活躍により今後の動向が非常に気になる選手である。
主に個人昇格だったり上位チームへの移籍が見込まれるであろう選手20人とりあえず簡単なプレイスタイルとともに上げてみた。順不同。名前の後は所属チームとポジション、年齢。

寸評については専サポではないので間違っているとことも多々あると思いますが目をつぶってください。

高木 駿(大分/GK/29)
これまでほとんどを2ndないし3rdGKとして過ごしてきたが、今年の大分でレギュラーとなってから大活躍。特筆するべきはその足元の上手さ。ディフェンスラインとともに大分のビルドアップの根幹を支えている。自分が見たGKの中で一番足元が上手い。
最終ラインから組み立てることを想定しているチームにはこれ以上ない存在。
大分が昇格を逃したらもしかしたら個人昇格もあり得るかもしれないレベルではあるが、ちょっと上で見てみたい選手。

岩田 智輝(大分/DF/21)
大分ユース出身の3年目DF。今年はシーズン半ばから起用されるようになり3バックの右のレギュラーとなった。今流行りの?攻めあがれるDFで、ボールテクニックとスピードはちょっとしたSBより上。試合中もガンガン前の選手を追い抜いて攻撃に絡んでいて大分の攻撃を更に活性化させている。

前田 大然(松本/FW/21)
ご存じ和製ンバッペ。もはやここに出すのも恥ずかしいくらいの知名度なのでことさら語ることはない。早く海外いくべき。松本は代わりにボルトを獲ろう。

吉濱 遼平(町田/MF/26)
ドリブルでエリア内に侵入するのが上手い左利きのインサイドハーフテクニシャン。
今シーズン途中まではレギュラーだったのだが次第に出番が減ってしまった。

北爪 健吾(横縞/DF/26)
とにかく速い。そしてトップスピードでもクロスは正確というサイドアタッカーとして文句のない選手。SBとしては守備の面でつらいものがあるもののそれを補って余りある攻撃力。このチームにはもったいない
なぜジェフはこの選手を出してしまったのか。
サイドの能力高い選手はJ1でも貴重なため個人昇格は十分ある。

野村 直輝(横縞/MF/27)
縦横無尽に動き回るテクニシャン系インサイドハーフ。今年はサイドでの起用が多いが、一番の強みはエリア内に侵入してシュートする動き。切り返しが鋭く、わかっていても止められないというシーンがよくある。このチームにはもったいない
こんなところで終わる選手ではない。

渡辺 皓太(東京V/MF/19)
元々センターハーフとしてのボール回収力は優秀だったが、今年ロティーナの師事を受けてエリアに侵入する動き、ゴールに絡む動きが増え、大きくプレイスタイルが変わった。
日本歴代最高のインサイドハーフとなる可能性を持った選手。早く海外行け。
ちょっとキングオブコメディの今野に似ている。

マテウス(大宮/MF/24)
まずまだ24だったことに驚きである。
去年まではサイドに張り付いてボールを持ったらとりあえず縦に突貫するだけだったのが、今年はアーリークロスを覚え、スルーパスを出すようになってプレイスタイルが広がったおかげでさらにドリブル突破が活きるようになった。ここまでくるともう大宮で収まる器ではない気がする。

小塚 和季(甲府/MF/24)
現在日本人唯一のファンタジスタ。
基本ワンタッチツータッチでパスを出し、しかも相手の意表を突いたところ、ギリギリを狙うため、味方も反応できないこともしばしば。そのためパスミスが多いように見られがち。上野サッカーのスタイルには合っているため移籍は考えづらいが、もっと能力の高い選手、意図を感じれる選手が周りにいる環境ならもっと活躍できると思っている。

オナイウ 阿道(山口/FW/23)
ここ数年満足にプレー時間がなかったこともあるが、まさか20ゴール取るとは思わなかった。見た目のイメージでヘディングが強く思われがちで、そういう使い方をされているが、その実あまり強くないしDF背負ってのポストプレイも微妙だったりする。エリア内だけで勝負するタイプであり、狭い空間でも振りの鋭いキックで点を取る。
レンタル元の浦和に戻るとしたら、おそらく出場機会を減らすことになるため今後のことを考えたらレンタル延長が一番現実的だろうか。
ただゴール数のみを評価されがちなので別のチームに移籍も十分あり得る(福岡とか)

高木 大輔(山口/MF/23)
通称三男。レノファもう一人のレンタル選手だが現在ヴェルディにはサイドアタッカーが豊富でポジションは空いていない。ただ元々前線をやりたいとしてヴェルディを出た経緯がある(と聞いた)ため、レノファで結局サイドの便利屋(右も左もサイドバックからウイングまで)と化してしまった現状をどう思っているのか気になるところではある。

岩尾 憲(徳島/MF/30)
徳島の心臓。シーズン前から夏の移籍で大量に引き抜かれた中でも唯一残っていた。
はっきりいって彼がいなくなると徳島は死ぬ。
しかしロドリゲス監督が引き抜かれた場合、就任先のチームへ移籍、ということもあるのではないだろうか。

伊藤 涼太郎(水戸/MF/20)
ゴール前で仕事をするMF。いわゆるトップ下。
水戸で2シーズン目だが今年数少ない出場試合から結果を出して水戸の中心選手になった。
ボールタッチの上手いドリブルでエリア内に入っていくタイプでシュート意識も高い。
浦和に戻っても10番様がいる限り出場機会は与えられないので、ステップアップとして別のチームへの移籍の可能性も高いとみる。

一森 純(岡山/GK/27)
シーズン半ばまでレギュラーだったがチームの下降とともに金山にポジションを変わられてしまった。飛び出す判断、パンチング、セーブ力等GKに必要な能力、安定感はJ2随一なのだが。はっきり言って2ndに置いているのは贅沢すぎる。岡山はほかに金使わなければいけないところあるだろう・・・
というわけでGKに不安を抱えているチームは今すぐオファー出すべき。

垣田 裕暉(金沢/FW/21)
アントラーズからのレンタル。
大型FWだが前線に張り付いているわけではなく、サイドに流れてボールを引き出すのも上手い。また体格を生かしてのポストプレー、ヘディングも強い。本線はレンタルバックなんだろうけど出場機会を求めて再レンタル(金沢以外も含めて)も。
前線でボールをキープできないチームには必要となる選手。

矢田 旭(千葉/MF/27)
とにかく速い。左サイドでもシャドーでもとにかくぶち抜いてく。そしてキックの精度がめちゃくちゃ高い。千葉はシーズン中何度か基本フォーメーションが変わってそれに翻弄されている感が強い。J1からオファーがあってしかるべき選手だと思う。

清武 功暉(千葉/MF/27)
怪我の影響もあって今シーズン全く試合に出ていない。キックの精度が高く特にFKは国内屈指の精度。夏に熊本がオファー出すと思ってたのだが。

岩崎 悠人(京都/FW/20)
スペースを使うのが上手いアタッカー。切り込んでシュートまでもっていくのが上手い。
京都のいままでの若手の代表選手と同じような流れになってもおかしくない。

田中 達也(熊本/MF/27)
熊本のワンダーボーイ。右左どちらでも、SBでもWBでもプレイできる。特に左から中へ切り返してのシュートを得意パターンとしている。今年大ブレイクした選手の一人であり、チームの状況もありほぼ確実に争奪戦が予想される。今オフ一番動向が気になる選手だ。

皆川 佑介(熊本/FW/27)
熊本のツインタワーの一角。さすが日本代表苦しいチームの中でも10ゴール決めた。
前線でボールを収める能力は高く、身長の通りヘディングの競り合いにも強い。さらにこのチームで少し下がったところでボールを受けてから、ラストパスを出すセンスも開花した。
今シーズンのプレイで他のチームからオファーは来るだろうし、広島にパトリックがいるためレンタルバックよりは移籍が現実的ではないだろうか。

2018年10月28日日曜日

ルヴァンカップ決勝 湘南ベルマーレvs横浜Fマリノスin埼玉スタジアム1-0〇

決勝と付く試合は初めて現地に来たかもしれない。
相変わらずここは遠くて交通費がかかるので嫌いだ。

ここ数年何回か行ってることもあってベルマーレ側に。
前半ベルマーレペースの中で点を取れたのが良かった。
後半必要以上に受けに回ってしまったようにも感じたが、最後まで集中は切れなかった。
3人目の交代が終わってから、サブの選手はベンチに引き上げるが、ミキッチはテクニカルエリアに出てるくらいまで来てピッチに檄を飛ばしていたのが印象的だった。
ゴールを決めた杉岡はもちろん、山根や岡本そして坂が特に良かった。
坂は代表まで行けると思うのだが果たして。

ベルマーレ優勝おめでとうございました。

なでしこリーグ1部 第16節 INAC神戸レオネッサvs日テレベレーザin西が丘競技場 0-0△

久々のなでしこリーグ。
甲府戦で味スタに貼ってあったポスターを見て試合があることを知る。
そこには「ほぼ、日本代表」と書いてあった。
だが、そのほぼ日本代表のメンバーの中で、ベレーザの14番長谷川唯が一人別次元のサッカーをしていた。ポジショニング、ボールコントロール、パスセンス、キープ力全てがとびぬけて上手い。さすが和製ロナウジーニョである。
日本女子選手で別次元だと思ったのは10年ほど前に宮間を初めて見た時以来。
彼女がいれば女子サッカーは10年大丈夫だろう。
てかなんで海外行ってないのか不思議。

2018年10月20日土曜日

J2第36節 東京Vvsヴァンフォーレ甲府in味の素スタジアム 1-0○

最近、スタジアム行くときは、そのチームにゴール裏に上手く紛れそうな海外チームのユニフォームを着て行っていいて、(例えば大分の時には青でプーマの共通点があるエバートンであるとか)この日はちょっと前のバルセロナのホームを着ていた。
試合前、浦和サポのときの友人で、今はヴェルディファンの彼(その日は緑のシャツを着ていた)とメインスタンド前の外周で談笑してきたところ、唐突に写真を撮らせてほしいと声を掛けられた。相対するチームのサポ同士で話していて珍しいと見た目でそう思ったことであった。
腕章していたのでマスコミだとは思ったが戴いた名刺を見てびっくり。
なんと海江田哲朗氏であった。
その結果はこのとおりである。

試合の前後のインパクトが強すぎて内容はほとんど忘れてるのだが、渡辺皓太が悪くなかったのにレッドをもらってしまったことは強く印象に残っている。


J2第34節 ジェフ千葉vs横浜FCinフクダ電子アリーナ0-1●

もはや書くのが遅すぎて試合レポの体をなしていないがとりあえず書くだけ書いていく。備忘録。

この日珍しくホーム側へ。
J2でホーム来たのは3年くらい前だ。
その時もジェフであった。確か井出が活躍し始めた頃。ベンチにも入ってなくて、近くの人に井出は怪我ですか?と聞いた覚えがある。

試合内容はこれと言って言うことはないのだが、小島秀仁がボランチになって熊谷アンドリューの攻撃タスクが増えていた。しかしこの期に及んで迷走してんのなこの監督。

2018年10月6日土曜日

J2第34節 町田ゼルビアvs徳島ヴォルティスin町田陸上競技場 1-1△

ゼルビアの中島裕希はホントスーパーだ。センスの塊でそれをそれを活かせるテクニックもある。彼を見てるだけでも楽しい。

徳島は前回見たときとは別のチームである。主力がゴッソリ引き抜かれ、その穴埋めにウタカとバラルという反則級外人が入ってきた。さらに湘南でも準レギュラークラスの表原が加入、プレイスタイル的にも島屋の代わりにはなってると思う(推進力では表原のほうが上。ユーティリティ性では島屋)
徳島にとって幸い(というか断固拒否したのだろう)だったのは岩尾は残留した点。彼まで抜けていたら去年の山口のような惨状もありえた。
バラルとのコンビネーションがまだ不完全で若干噛み合っていないこともあり、徳島らしさという点ではイマイチな試合になっている。それでもワンチャンスをしっかり決めて勝点1を取ったのは流石である。

J2第30節 大宮アルディージャvsレノファ山口inNACK5スタジアム4-4△

派手な打ち合い。
ただそのうち半分がGKのミスによるものでイマイチ締まりがなかったのも事実。
加えてお互い最終ラインもバタバタ。
個人的にはあまりお目にかかりたくない試合であった。

2018年9月9日日曜日

J2第32節 町田ゼルビアvs水戸ホーリーホックin町田陸上競技場 0-0△

伊藤涼太郎とか茂木とか黒川とか中盤にテクニックに優れた若手が多い水戸だがなぜかこの日はジェフェルソンバイアーノ目掛けて蹴るだけのサッカーになっていた。

特にみるところもない試合。

J2第30節 ジェフ千葉vs東京ヴェルディinフクダ電子アリーナ2-3○

ヴェルディは言うまでもないがJ創世記の王者である。チームに関する様々な話や、その頃弱いチームを好きだったこともあり、私の中ではずっとヒールのチームであった。
しかしここ数年で一番観に行ってるのはヴェルディの試合で、もちろん味スタアウェイ席だけだが、去年ロティーナが来たことで、かなり印象が変わってきていた。魅力的な選手が多く、相手ながらサッカーが面白くなっていった。

そしてJリーグ誕生から25年、遂にヴェルディのゴール裏へ座るときが来た。この試合はそんな感じで自分には結構大きな転換点であった。
何気にずっとカモンヴェルディが好きなチャントだったので歌えたのは嬉しかったりする。

というわけでジェフ。
スタートツインタワーで逆転されたら船山システム(船山が動き回ってなんとかするシステム)とかもう迷走してる感しかない。
先はないだろうな。

ヴェルディで今一番面白いのは李栄直とかいうムチャクチャな男。基本的にヴェルディの選手は試合中ピッチの中で決められたところに位置しそれを保つという戦い方をしているのだが、コイツだけはそんなのお構いなしでボールを追い回す。だからポジション被りまくるし、空けてある味方のスペースを潰しまくる。足元もヴェルディの選手とは思えないくらい拙い。が、身長と身体の強さに加えて、落下地点の見極めが良いのか空中戦に滅法強く収まらないがだいたい触る。
ロジックで戦うチームの中で唯一ロジックを破壊する男。それが李栄直である。
ロティーナはかなり重宝しているので、恐らくそういう狙いなんだとは思う。今のサッカーでこういう選手を見れるのは貴重かもしれない。

佐藤優平のゴールはあのスピードよクロスをピンポイントで合わせたゴラッソであり、奈良輪、寛也とともにベストゴールに選ばれてもおかしくなかった。
奈良輪のゴールは梶川がスルーして奈良輪が蹴った瞬間に入らないわけがないと思いすでに立ち上がって万歳していた。
藤本寛也のチャントがナンダカンダで若狭大志のチャントがギャバンなのは洒落が効いててとても良い。

2018年8月25日土曜日

J2第29節 東京ヴェルディvs大分トリニータin味の素スタジアム 0-0△

スコアレスドローだけどどちらも持ち味を出し切った良い試合であった。

ヴェルディの大きく変わったところは畠中が抜けたため井林をセンターに戻し右に田村を、代表に行っている渡辺皓太のところはそのまま井上潮音かと思いきや佐藤優平をインサイドの左へ。泉澤奈良輪を縦に並べて左から攻めるぞという意思を感じる布陣。
大分に押し込まれるものの、その狙い通り左サイドで裏を取りゴールを脅かす場面が何度も見られた。
逆に右の藤本は大分がサイドに人数を多くすることもありさほど見せ場は作れなかった。

大分は今シーズン初めての観戦。
極端なサイド偏重で、右はSH松本とCB岩田を中心にインサイドである小手川もかなり松本の近くでプレイする。左も同様に那須川と福森、インサイドの丸谷でサイドの数的有利を常に作っている。相手陣内深くまで入り込んでCBがクロスを上げるのもザラにある。
特に目を引くのがバックラインのボールテクニックで、GK高木駿含めて前出の福森岩田、さらに鈴木義宜と全員が正確なボールコントロールからビルドアップを行っていたのが印象的であった。
高木駿は飛び出すタイミングも上手いし、どんなタイミングでボール持っても落ち着いているし、キックも正確だしで、正にハイラインには最適なGKって感じなんだけどなんでジェフは放出しちゃったんですかね。
このように偏った布陣なため、センターの馬場と前田(めっちゃイケメン)が随所に顔を出してフォローしていた。気が利く選手がホント大好きなのだ。こういう選手いないと絶対崩壊する。

この試合どちらも、ないものねだりというか、ヴェルディはトリニータのバックラインのテクニックがあればって感じだったし、トリニータはヴェルディの前線のような力強さがあればとも思ったのではないだろうか。

2018年8月18日土曜日

J2第23節 東京ヴェルディvsレノファ山口in味の素スタジアム 3-1●

レノファは今期ワーストに近い試合。契約で三男が出れないのがそのまま響いた。
しかも最初小野瀬が中で清永が外というのは効果的でなかったし、意図もよくわからなかった。結局後半小野瀬をウイングに戻してから山下ものコンビでいくつかチャンスが出来てただけに残念。
失点のタイミングも、立ち上がり、後半ペースが来た時にCKから、1点取り返してさあここからという直後、と最悪だった。1点目は藤嶋はニア止められないかーという感じ(案の定?この試合後レギュラー外されてしまった。

ヴェルディは基本4-3-3なのだが、攻めるとき奈良輪が大きく前に出て井林は残るため、攻撃のとき3-3-4のようになる。この時左ウイングの選手によって若干スタイルが変わるのが面白い。アランのときはそのまま前に残って中に2枚のようになるし、佐藤優平の場合はサイドで数的優位を保つか、佐藤が中盤に下がる。
中盤の構成は梶川渡辺内田が一番安定するしほぼ固まって来た。梶川はたまに右ウイングで使われたけど、特に何か出来てたと思えないので正解だろう。あとは渡辺が抜けたときどれだけ強度を保てるかが鍵だろう。

2018年7月15日日曜日

J2第22節 ツエーゲン金沢vsレノファ山口in石川県西部緑地公園陸上競技場 2-2△


折返しの開幕戦。
折しも西日本は豪雨の影響で山口からサポーターが来れない事態。
そんなわけで珍しく自分も一緒のところで声出しに加わった。
前日の予報では午後には上がるとなってたのに賭けて金沢まで来たのだが、全くそんなことはなく後半にはさらに強くなった。
おかげで(雨の日はあまり観戦行かない、もしくは屋根のところしか行かないスタイルなので)初めてこんなずぶ濡れになりながらの観戦となったのだ。

思えば前半戦の同カードで金沢がロスタイムに追いついてから、逆に山口の粘り強さが発揮するようになったような気がする。

金沢を見るのはは今年2回目。
毛利や庄司若手がほんと良い。特に毛利は身体も大きいので今のSB像としてはかなり理想。数年後が楽しみである。
あとは中盤にもう少しクリエイティブな選手がいるともっと良いなあと思う。恐らく宮崎がそういう役割なのだろうけどムラっ気があるような感じ。
この日はサブだった垣田と佐藤洸一はやはり迫力がある。杉浦が決定力イマイチだっただけに悔やまれる。

山口はほぼいつものメンバー。池上と広大が負傷交代してしまったのが誤算。
池上の代わりで入った清永は、今ひとつ良さがわからない。いつも焦って空回りしている印象がある。
ジェルソンビエイラはPKシーン以外は悪いところはなかった。出足も早いし高さもある。ただちょっと動きすぎるのかもしれない。そこはコンビネーションが出来てくれば解決できそうではある。

2018年7月7日土曜日

J2第20節 町田ゼルビアvsアルビレックス新潟in町田陸上競技場 0-0 △


横浜からのハシゴ。
まさか町田駅から直行便がないとは思わなかった。そんなわけで1日に2回登山するハメに。

町田は鈴木孝司が復帰して、中島と2トップを組めるようになって、吉濱もいるし杉森もいて、平戸をサブに置けるようになったりで選手層が厚くなってきたように感じる。
平戸、孝司と良いプレースキッカーもいるし、吉濱杉森は飛び出しも上手く、細かいテクニックがある。
またチーム戦術によって、セカンドボールが拾いやすいので二次攻撃も脅威。

新潟は甲府と同じく連戦の為前半は中々攻撃まで行かなかったが、後半町田の逆サイドを効果的に使って惜しいシーンがいくつかあった。
この日は河田が右サイドにいたのだが、やはり体格とスピード的にはトップの方が向いているのではないか。
また矢野貴章がFWに再コンバートされた関係で右サイドバックを原がやっていて、卒なくこなしているのだが、去年インサイドハーフで素晴らしい活躍を観ただけにもったいなさも感じてしまうのである。

2018年6月29日金曜日

J2第20節 横浜FCvsヴァンフォーレ甲府inニッパツ三ツ沢球技場 1-0●


観客数は9079人。甲府ゴール裏は売り切れていたので、有料入場者数は2500人くらいだろうか。
いくら無料とはいえこれだけ観たいと思う人がいたのは驚きである。

横浜FCについては文句しか出ないので省略。

甲府は上野体制になって好調だが流石に連戦の疲労が出たのか。
数試合映像で見た印象だと、山口のときほどショートパスコンビネーションに拘ってなくて、状況に応じて裏へ狙う一本や、後ろからの大きくクリアなども見られている。サイドの細かい局面ではパスで繋いでいくが、フィニッシュに絡むところではそこまでみられていない。これは浸透度の問題なのか、意識的になのかはまだわからない。
ただ時折カウンターを食らったときの流れが完全にレノファのときと一緒だったのは思わず笑ってしまった。
個々人の技術は当時のレノファより上だと思うので、どうなっていくか今後も楽しみである。

2018年6月24日日曜日

J2第20節 東京ヴェルディvs栃木SCin味の素スタジアム 3-0 ●


後半上がったが雨天の試合。屋根あるから気にしなくていい。全スタジアムに付けるべきなんだよ。キャパよりそっち資格要件にしてほしいわ。

ヴェルディはカルロスマルティネスが契約解除になってしまった。しかし中盤の内田梶川渡辺皓太とトリオ、FWの林陵平佐藤優平藤本寛也でほぼ固定されて安定感と結果が出てきたのであまり影響はなさそう。
梶川はやっぱりサイドよりもインサイドのほうが活きるし、林もウイングで使われたりしてたがあまり効いているとは言えずこのままでは出場が危ないところまで来てた(気がする)が、アランピニェイロとドウグラスビエイラの怪我で(やむを得ず)センターで使われるようになったらその途端点が取れるようになった。
右ウイング藤本が代表の為不在で、代役が今シーズン初出場の森。どんな選手かと思ったら典型的なウイング。プレイスタイルから見ると恐らく左利きで、カットインしてシュートの形で点を取ったしそれ以外でも効果的だった。

栃木のDF3枚に対して、林と佐藤、大外の森の間に渡辺が入ってきて、WBは内側の梶川を見ているため、左サイドバックの奈良輪と右ウイングの森がフリーの状況を作って常に優位を保っていた。
最も栃木が少なくとも前半の内にはその対策がなかったわけだが。

栃木はボール保持しても、とりあえず空いている味方に出すしかないの繰り返しで、なんのためにパスを回しているのかを感じられなかった。ボールが来てから次を考えているようにも見えた。後半システム変更で自分たちの時間が出来た時に点が取れなかったのが痛い。
これはちょっと今後も苦しいかなと思わせる試合であった。

2018年6月10日日曜日

J2第17節 ジェフ千葉vsレノファ山口inフクダ電子アリーナ 2-2△

2週続けてフクアリ。

ジェフは前節と同じメンバー。
レノファもいつものメンバー。

矢田とアジアの大砲Jrがこんな速いとは知らなかった。クロスも正確でこの二人の左サイドはかなり強力。
この日は船山はそんなに動き回っていなかった。

レノファの追いついたゴール、右サイドバックの前貴之が右サイドからのクロスに対して後ろから走り込んで頭で叩き込んでるんだけど、もうそれだけでも意味がよくわからない。
てか前はあんなジャンプ力あったのかと驚いた。
前の役割とか重要度が試合ごとにどんどん上がってきていると思う。しかも最初の頃のような荒いプレイがなくなった。ファウル数もかなり少ないんじゃないか?(むしろ鳥養の方が危ないプレイが多い)
小野瀬が1vs1を2つほど止められたり、大﨑の惜しいプレイなどもあったが、山口も藤嶋のセーブで何点も救われているのでどちらにしても引き分けだったのかもしれない

2018年6月2日土曜日

J2第16節 ジェフ千葉vsロアッソ熊本inフクダ電子アリーナ 3-1●

(この日から森戸ちゃんが新しくなりました)

今年初のフクアリ。駅から歩けるし、全席屋根付きだし、スタンド位置も高い。やはりここは日本で一番のスタジアムと思う。(ちょっと蘇我が遠いくらいか)

というわけでジェフも今年初なのだが、船山がボール捌いたり茶島はサイドバックやったりして、なんかよくわからないチームになっていた。ラインも前ほど高くない。(マリノスの方が高い)
4-4-2のメンバーっぽいのだが、サイドハーフがおらず、サイドバックの茶島と高木が高い位置を常に取っている。(だったら初めからサイドハーフで使えばいいんじゃないかとは思ったが)
センターハーフは山本が主に守のカバー、矢田は空いてるスペースを見つけてどこでも飛び込んでいく、熊谷アンドリューは後ろ半分をフリーで動いてボールを貰う係、船山は前半分のフリーマン。
ラリベイ指宿はあまり動き回らず背負ってボールを受ける。ただ相手が揃っていないときにサイドからクロスが入りそうな時二人のうちどちらかは大きくファーにいるのは決まってそう(ゴールもその流れで入った)
そんな感じ。
町田の怪我などで応急処置的にこうなったのか、これが今のベースなのかわからない。小島もいなかったし。サリーナスが途中で入ってもサイドに行かなかったことから今の基本隊形なのかもしれない。

ロアッソの敗因は明らか。
パスやトラップなどの基本技術でのミスが多かった。
先制したまでは完ぺきだったのに。
ただ終盤のゴールに向かう姿勢は熱くなるし、あと一歩のところまではいたから応援しがいはある。
田中達也はもうそろそろ手がつけられないところまで行きそうで楽しみ。

2018年5月26日土曜日

J2第15節 大宮アルディージャvsFC岐阜inNACK5スタジアム 0-2○


岐阜が良すぎて大宮はこれならしょうがないって感じ。と思ったら大宮サポからは試合終了後ブーイングが起こっていた。
スコアほど悪くは感じなかったのだが。
マテウスをスーパーサブに置くのはありだと思う。途中から出てきたときのうんざり感は相当。しかも前節の大前へのアシストみたいなパスも出せるようになって、ますます厄介な存在になっていると思う。
奥抜のテクニックと嶋田の突破力は魅力だし、これは相手チームは手を焼くのではないかと思う。
ただ、マテウス入ってサイドからのクロスが増えるぞというときにシモビッチ変えちゃうというのはちょっとわからなかった。実際抜けてからCKも増えたし、中にシモビッチがいたらと思う場面が多々あった。

岐阜はトップに入るライアンデフリースがチームにフィットしてきて、本人は点取らないがサイドの2人が内に入ってきたときに点を取らせることが出来るようになった。
さらに風間宏矢が中盤に入ることで、動かし所が増えたのも大きい。
古橋はまずとにかく守備が良くて、奪いに行くときのプレスはホントに上手い。
それを90分やれるのが尚更凄い。
勝ち負けだけでなく内容だけでも見る価値のあるチームになったと思う。

2018年5月24日木曜日

なぜ「縦に速いサッカー」がこうも忌み嫌われるのか

表題の前に、まずは日本人のサッカー観について語らせていただく。
日本人のサッカー観は「キャプテン翼」を起点としている。そこに異論がある人は少ないだろう。
「キャプ翼」は基本的に(多数の魅力ある選手はいるものの)「天才とその他」のチームが「天才とその他」のチームと戦う漫画である。
天才がゴールを決め、天才が味方を動かし、天才で試合に勝つ。そこにカタルシスを見、憧れる。
みんな翼のようにクロスバーにボールを当て、日向のように袖を捲り、若林と同じ帽子を被った。
日本人の心の奥底にサッカーは一人の天才の力で勝つという意識が染み込んでいる。

話は変わって商売の話。
メディアは基本的に大衆をサッカーに興味がない、わからない、としている。
さらにサッカーの本質の面白さを伝えたとしても理解できないとしてその行動を放棄している。
そこで、無知蒙昧な愚民にどうすればサッカーに興味を持たせることができるのか、日本サッカーの使徒たるメディア様は考えた。

「スターシステム」である。(この場合手塚治虫的な意味ではない。念の為)

ここで「キャプ翼」と繋がる。
才能を持った選手がいたら、チームを勝たせる天才として持て囃し、ヒーローとして祀り上げる。バカにも伝わる、わかりやすい日本サッカーのアイコンとして。

さらに耳障りのいい言葉をメディアはみつける。
「ファンタジスタ」
私個人にとって、この呼称はある一人のみを指すのだが、メディアは魅力的な呼び名を殊更強調する。
日本代表を勝たせるのは大空翼であり、ファンタジスタであり、我らのヒーローなのだ。
その結果、本田と香川は監督を解任させ、中田は旅に出、中村俊輔はW杯に落選し、前園は髪を染めた。

閑話休題。(最初から逸れていたが)
「縦に速いサッカー」が嫌われる理由。
それは、ここまで長々と説明したような、ヒーローが活躍しない(しにくい)戦い方だから。
相手の受ける態勢が整っていないうちに、攻め込んでゴールを奪う、なんてことをヒーローはしない。万全の相手を前に華麗なテクニックで倒すことこそを美徳とするのだ。

そもそも一般的な「縦に速い」とはなにか。
下手すりゃ中盤省略して最終ラインから相手の裏、もしくはターゲットFW目掛けて蹴りまくることが全てだと思ってるのではないか。
(もしそうならそれは発信側の情報不足もあるが、更には伝える側の怠慢と、受け取る側の無知の極みである)
であればなおさらヒーローの出番は無くなると考える。
それは日本サッカーにとって許されないのだ。
だから華麗なパスサッカーとやらで待ち構えた相手を崩すことに価値を見出し、ゴールすること、勝利することは二の次になる。
憧れの元になるバルセロナにしても、上っ面のパスの部分のみを美味しくいただこうとして、その実その下地にある守備の部分については目を瞑っている。

また話が逸れた。
そもそもメディアがサッカーの本質を伝えるということを怠っているため、「縦に速いサッカー」がどういうものかわからないままなんとなく「つまらないサッカー」としてとらえられているのではないだろうか。

そういったわけだから、メディアにとって「縦に速いサッカー」は都合が悪い。
欧州の戦術だとかそういうことには知らんふりをきめ、ただただ「日本人のサッカー」を喧伝していく。
イタリアやブラジルなどと違い、「自分たちのサッカー」がそのまま世界で通じるとか通じないとかもはやそういうことはどうでもいいのだ。
中には下手したら本気で通じると思っている人がいるのかもしれないが、それはかなりおめでたいと言わざるを得ない。

結論としては
私たちが作り上げた日本サッカーのヒーローが活躍できないから。
ということになる。

(細かい戦術のことなどは省いて、ほとんど印象論だけで書いております。ご了承ください。戦術レベルでも本田香川が試合に出れない要因になっているのは皆さんご存じのとおり)

2018年5月18日金曜日

J2第14節 横浜FCvsロアッソ熊本 4-2●

とりあえずわかったこととしては、私は横浜FCが嫌いなんだろうなということ。
それが戦術だと言われたら仕方ないけど、レアンドロドミンゲスの即興とイバの強さ頼みしかない。再現性がないので試合に意思を感じないので観ていても面白くない。
まあそんな理屈つけてはいるもののもうなんとなくの領域だったりする。

熊本は今年初観戦。
田中達也が確変してるように感じて楽しみにしていた。
それと皆川と安柄俊の2TOPは高さと強さが迫力ある。
実際皆川は頭で2点取ったし、ポストプレイも上手くなっている。それにボールを待つだけでなく貰いに行く動きが良い。
右サイドの田中達也が中に切れ込んできたときのコンビネーションもなかなかだ。
また楽しみなFWが一人増えた。今後も楽しみだ。

2018年5月12日土曜日

J2第12節 ヴァンフォーレ甲府vsレノファ山口in山梨中銀スタジアム 1-1△


小瀬は、以前JFKが監督をしていた時彼のチームが好きで一度来ていた。しかもホーム側で観るという今ではかなり珍しい経験。

甲府は前見たときと出てる選手が全然違った。というか監督が変わってしかも上野というタイミングの良さ。
上野サッカーは仕込みに時間がかかるのですぐに効果は表れにくいと思うけど、当時のレノファより上手い選手が多いはずなので楽しみ。FWの決定力も段違いなのでゴールチャンスが増えると上に上がってくるだろう。

レノファは今更特に言うところはないんだけど後半40分以降のフォーメーションが凄かった
GK藤嶋
CB渡辺
SB前
MF三幸
MF池上
WG小野瀬
WG高木
FW大石
FW山下
FWオナイウ
FW岸田 

後ろに2枚しかも片方は前!にして絶対点を取るという霜田監督の意地を感じた。
そして点を取ったのが広大というのが面白い。
もう1点取れそうな場面もあったし(取られそうな場面もあったけど)かなり熱い試合になった。
思わず最後には珍しく立ち上がって声を張り上げてしまったよ。

2018年5月2日水曜日

J2第11節 横浜FCvs徳島ヴォルティス 1-0 ●

2017年11月19日、J2最終節。味の素スタジアムに私はいた。
東京ヴェルディvs徳島ヴォルティス。徳島は引き分け以上でプレーオフ進出が決まる試合である。
私はいつも通りアウェイゴール裏、ゴール真ん中の一番後ろに陣取る。
徳島がリードされてハーフタイムへ。
ふと振り返ると目の前に知った顔の男性が立っている。
思わず私は「お疲れ様です」と声を掛け、男性は「どうも」と返答し座席へと戻っていった。
結局徳島はその試合に敗れプレーオフ行きを逃し、男性がスタンドにいた最後の試合となった。
改めて大杉漣さんのご冥福をお祈りいたします。


横浜、イバがあまり目立たなくなってきた。悪い方で。他の選手が目立っているというわけでもなく、攻撃に意図をあまり感じず偶によるものでしかない。
リードしたあとすぐに佐藤謙介下げてガチガチに守りにいったのには意図を感じたけど。
まあ勝ってるならいいのかもしれない。

徳島は今年初めての観戦
渡に変わるフィニッシャーの不在が大きい。岐阜とやっていることがあまり変わらない。ただ縦パスは入るので惜しいシーンは何度もあるが。
去年と比べて追い越すプレイがあまりなく手詰まり感。
3バックの左右、藤原と大崎が上がっていって組み立てに参加したり、島屋をトップに入れて0トップ気味な戦術も感じたが前半途中で選手変えてパワープレイ狙いになってしまった。(ただそれもゴール一つ前までは上手くいってはいた)
今後も苦戦しそうな気配。
そして抜けた渡馬渡が広島でそこまで活躍出来てないのがなおさらショックを増加させる。



2018年4月27日金曜日

J2第10節 町田ゼルビアvsレノファ山口 1-2○

町田はアウェイ狭くて見難いけどなんか好き。
カレー美味いし。
去年残留を決めた試合など思い出に残りやすいのかもしれない。(自分のレノファ初見もこのスタジアムであった)

町田が好調な原因を探したのだが、イマイチよくわからなかった。杉森は上手いしスピードもあるがそれだけとは思えない。
去年までは中島次第というイメージだったのが、この試合に限ってかはわからないけど、そういう感じはなかった。もちろん要所要所は中島だったのだけれども。
後半平戸が下がったのが地味にレノファ的には助かったと思う。要のプレースキッカーが抜けるだけで気分はかなり楽になる。鈴木孝司もいなかったし。
気になったのは吉濱。去年もいたはずだけど全然印象に残っていなかったが、この試合すごく目立っていた。ボールタッチ回数も多く連動してエリアに入ってチャンスを作っていた。
今後気にしていこうと思う。

レノファは池上が初先発。PKもらったプレイなども素晴らしい飛び出しからだったし、一点目もダイレクトで小野瀬に折り返したのがゴールになっていてキーマンになっていた。プレッシングもサボらないしエリアに侵入する前に止めに行くしで非常に有難い存在。
大﨑と共に、ボール受けるときに顔を出してくれるし気が利く選手。この二人と守備に目覚めた三幸だとかなり安定感が出るのではないか。
ゲーム自体はチームとしては悪かったと思うが悪いなりに勝ってるのはやはり強いチームなのだろう。

2018年4月21日土曜日

J2第9節 大宮アルディージャvsファジアーノ岡山 1-1△

今年絶好調のファジアーノ。
実はJ2行脚を始めるきっかけになったチームなので、ゴール裏で見ているチームとしてはレノファの次に多い。

大宮については以前マテウスとシモビッチのことを書いた。
その後何度かDAZNで試合を見てこの二人次第だという思いを強くした。
そして今節その二人がどちらもいないという自体。マテウスは前節レッドなのだが、シモビッチはどうやら戦術的判断らしいというのを読んだ。
そうなると大宮のストロングポイントはどうなるのか。
大前が降りてきてボール受けて、嶋田の飛び出しでチャンスを作れたのは収穫だろう。
サイドの崩しもいくつかあった。
ただその先にシモビッチがいれば、と感じるはどうなんだろう。
あとハイボールにDF陣がことごとく負けているのが気になった。そもそも競ってすらいないことも。
結局一番与えちゃいけない位置でFKを決められて勝ち点を落とした。この調子ではまだまだ苦しみそう。
この試合負けていたら解任だった気がする。

好調ファジアーノの要因、それは赤嶺頼みじゃなくなったことに尽きる。
赤嶺は岡山に来てポストプレーが開花しJ2屈指のポストプレーヤーと言うことは周知の事実であるが、如何せん不在となると、ボールの収まりどころがなくなって試合にならないことがよくあった。
結局上田が真ん中でボールを持ち自分たちの時間を増やすことで解決した。
去年岩政の穴を埋めきれなかった最終ラインも後藤ハマタの新加入組で強さと高さを取り戻したといえよう。
サイドの三村は突破力があり、10番大竹は天才肌のボールタッチ。バカルディにも期待できる。
しかし片山も押谷もいなくなってしまったんだなあ。

2018年4月8日日曜日

J2第8節 東京VvsFC岐阜in味の素スタジアム 0-0△

視界が広い。(3200人だそうです。東京のチームが東京ホームで!)

ヴェルディと岐阜は似たようなパスサッカーチーム(とMDPに書いてあった)なのだが、決定的な違いがわかった。
岐阜の選手は常に前を意識しているのに対してヴェルディは空いているところへ出しているだけ。
岐阜はパス一つ一つに細心を払い、受け手の左右どちらに出すのかまで考えられているが、ヴェルディは人にただ出している。そんな印象を受けた。
だから岐阜はターンととワンタッチがとても多い。それはボールが来た時点で周りの状況が判断できる余裕がある為。
また、サイドにボールが入ったとき、岐阜は同サイドで細く回して一瞬のタイミングで中へ持っていきシュートを狙う。古橋が左で右がパウロなのはそういう意図だろう(利き足)。
ヴェルディは中に強い選手巧い選手がいるので、真ん中でキープして最後は空いている外からクロスというのが多い。真ん中でボール持って外への意識が高い。この所為で余計あんざい不在を感じさせる。
あの二人ならぶっちぎってるなと言う場面が多々。
簡単にいうと岐阜は外外内、ヴェルディは内内外。ゴールが近いのはどっちだろう。

ヴェルディで遂に紺碧のペガサスこと高井和馬が初出場。群馬では一人でなんとかしていただけに、閉塞感のあるヴェルディ攻撃陣を牽引していくことだろう。群馬より周りの選手のサポートはあるはずだ。
前にボール動かせるのが梶川と高井だけ。渡辺晧太は守備で存在感があるので、攻撃の方でも頑張ってほしい。将来日本を背負って立つ存在になれるはずなので。

岐阜は中盤の3人、宮本小野永島の運動量とゲームに関わる負担がかなり大きくて大変だなと思う。ディフェンスラインで跳ね返したと思ったら真ん中でリンクマンをし、相手ゴール前に飛び込んでいく。庄司がいなくなった分3人で分担できているとも言えるのか。
守備は竹田が入ったお陰もあり、構えているときは安定して守れるのだが、パスミス等で切り替わったときに特に中盤が薄くなるので危なくなる。この試合に関してはヴェルディの拙攻に助けられたところも。
まあこのプレイスタイルだから仕方ないところでもあるんだけど。GKはリーグ屈指なので、逆を言えば変なパスミスが減れば失点も減ると思う。(当たり前か)

2018年4月5日木曜日

J2第7節 横浜FCvsツエーゲン金沢inニッパツ三ツ沢球技場 0-4○



三ツ沢にはいつも横浜駅から歩くタイプ。

FCのキーマンは去年から野村と佐藤謙介で、イバとレドミか目立ってるのは彼らの活躍があるこそだと思っている。
野村は前を向いてボールを運ぶ技術に長けていてイバ警戒の相手を引っ掻き回してゴールを狙えることができる。佐藤謙介は攻守に気が利く選手でイバレドミが守備しないことのフォローをしながら攻めるときの起点となってボールも動かせる選手。
で、今節初観戦であったが佐藤がベンチスタート野村は左サイドの高い位置。
あとから思うと金沢を舐めていたのではないかと思う。3人だけで点を取れる、残りの選手で守ればOKと。
だが実際は中盤でボールを持たれたときにプレスが緩く思うように奪うことができない、その割に中里渡邊のボランチが下がり気味のため攻撃では相手のプレスに引っ掛かって前線までボールが繋がらない。イバ目掛けてもセカンドを全部金沢が拾うため驚異にならない、繋がらないからイバレドミ野村はボールを貰うため下がらざるを得ずゴールから遠ざかってしまうと言う悪循環。この三人はほとんどシュート打ってないと思う。
後半途中から佐藤が入って動きが活性化したものの点差が開いて終戦、と言った感じであった。攻守分担はもうJ2でもキツイのかもしれない。

ちなみにCKからの失点は2つともFCの選手が誰も飛んでいなかったのだけどどういう決まりなのだろう。

金沢
去年見れなかったので柳下監督では初めて。
選手全員がサボらず意識の統率皆が同じ方向を見ていると感じられた良いチームだった。
マラニョンは前線からプレスを掛け、チームのために走れる選手。最終ラインの作田もイバに仕事をさせなかった。
また梅鉢藤村のボランチはあまり運動量が多いと感じ無く、むしろポイントを抑えてボールを奪っていると言う印象。さらにそこからの繋ぎでもミスは見受けられず、二人共ボールの扱いも巧く攻守両面で活躍していた。
清原は左足絶対使うマンと思わせて最後の最後縦に入り込んで右でアシストするなど相変わらずセンス抜群である。

2018年4月1日日曜日

J2第7節 モンテディオ山形vsレノファ山口inNDソフトスタジアム 0-1○





ちょっと遠くに行ったときは写真多めに撮りますw

今シーズン初の観戦済チーム同士の対戦。

山形は前節同様後ろから組み立てようとするが縦に強いボールが入らないため決定機が作れない。試合通じて作り出したゴールチャンスは瀬沼のシュートミスと加賀が上がってきてエリア内コンビネーションで崩した(ラストパスが合わなかった)2回くらいだったろうか。
モンテディオを簡単にいうと似非ポゼッション。特にこの試合はレノファが前からプレスに行くため空いているところ空いているところへボールを送っているだけでどういう考えで攻めるのか、ということが見えてこなかった。
両サイドの山田、古部のところにボールが入っても相手を個人で剥がせるタイプではないため、また戻しての繰り返し。
山形のストロングポイントは瀬沼のテクニックと阪野の強さ、ポストだと思うので、繰り返しになるがそこが活きないのはもったいない。

レノファはまず守りの要である佐藤謙太郎が怪我で2ヶ月ほど欠場。その前から高橋がスタメンになっていたが今節はFWの山下がそのポジションに起用された。高さもあるし周りもよく見えていて問題なくこなしていた。とても器用な選手。言われたらDFもできるのではないか。言うなればセレッソの山村みたいな選手である。
もう一つ坪井のところに開幕時にはいなかったブラジル人ヘナンが入っている。対人に強く高さもある。また出るところ待つところの判断が上手く相手の前に入るのも上手い。さらに両足問題なく使える(恐らく左利き)J2レベルを越えているDFである。
山形がラインを高くしていることにより今まで以上に最終ラインから(特に右サイド)裏を狙ったボールが多くそこからゴールが生まれた。
何故かこの試合、三幸が凄いやる気になっていて再三激しいマークからボールを奪っていた。これは今までの彼には見られなかったプレイ。
パスの判断ミスも無くこれならそこのポジションでも問題ないのではないか。
この状態が続くなら上位定着も見えてくる。

2018年3月26日月曜日

J2第6節 東京Vvsモンテディオ山形in味の素スタジアム 0-0△

観戦した試合がスコアレスドローは2年ぶりくらいだろうか。

ヴェルディ、山形ともに縦に決めに行くパスが出ないので攻め手がサイド攻撃しかない。しかもドリブルで切り込める選手もいないためリズムが単調。決定機は相手のミス待ち、そんな状況である。

ヴェルディはやはりあんざいが抜けた影響を大きく感じさせた。内田が最終ラインと前との繋ぎ役として動き回っていたのが印象的。
両サイドが相手陣に入り込めないため中々サイドを起点にという攻め方も出来なかった。
渡辺晧太はやはりボール回収には長けたMF。ファイタータイプではなくポジショニングが上手い。あとはもう少しボール運べるようになると日本有数のインサイドハーフになれるのではないか。

山形は去年までは瀬沼が一人で持ってなんとかするか、阪野のポストプレーを活かしてという攻めが多かったのだけれど、今日はそのどちらも見られなかった。
戦い方を変えたのかできなかったのかはわからない。後半南が入って少しボール回しが改善されサイドからいくつか決定機は出来たのだが。
お互いが決め手に欠けている為この試合は守備が悪い(失点が多い理由)ところが明らかにならなかった。児玉はやはり良いGKだ。横の反応だけならリーグ屈指である。

2018年3月20日火曜日

J2第4節 水戸ホーリーホックvsレノファ山口inケーズデンキスタジアム 3-0●

首位のレノファと3位の水戸の試合。
しかし水戸の良さだけが目立つゲームとなった。

レノファは前プレスが全くハマらずボールを奪ってショートカウンターというのが出来ない。というのも水戸は早めに前線のジェフェルソンバイアーノを狙って長いボールを入れるか、サイドをとにかくついていく。レノファDFラインは後手後手になりついていくのがやっと、というのが終始。

レノファはサイドの守備要員として瀬川ではなく廣木を入れたはずなのだが、残念な結果になってしまった。結局瀬川の良さというのはロングボールやクロス精度にあるのでそこでゲインを取れないのが響いたということだろうか。
あとは中盤ミスが多くマイボールを維持できなかった。
三幸は結構決め打ちでプレイする傾向が強く(去年後半出番がなくなったのも多分そのせい)もう少し周りの状況を見てプレイ選択をしてほしい。サイドチェンジのボールは毎回素晴らしいだけに残念。
大﨑は色んなところに顔を出してボールを引き出そうと動き回っていた。凄く気が利く周りが見えた選手だと思う。こういう選手は報われてほしい。

オナイウはあの風貌で勘違いしがちだけどポストとしてはあまり強くないし高くもないということをそろそろ考慮したほうがいいのではないか。前節から引き続き目掛けて蹴られたボールは悉く跳ね返されている。

水戸はまずジェフェルソンバイアーノが規格外。イバレベルだと思う。彼に預けたらなんとかなる感じ。
それと黒川がテクニックがあってかなり上手い。どちらかというとドリブルが得意なタイプ?
そして最後に左サイドのスローインならどの位置からでも絶対ロングスロー投げるマンことジエゴ。しかも山なりじゃなくてかなり早いスピードでまっすぐ飛んでいく。飛距離も申し分ない。それがジェフェルソンバイアーノ目掛けて行くわけだからたまったものではない。
これはかなりJ2を席巻しそうだ。

2018年3月12日月曜日

代表選手を観にJ2へおいでよ

J2所属の日本代表選手一覧
本田拓也(モンテディオ山形)
坂井達弥(モンテディオ山形)
矢野貴章(アルビレックス新潟)
田中達也(アルビレックス新潟)
安田理大(アルビレックス新潟)
大黒将志(栃木SC)
橋本英郎(東京ヴェルディ)
永田充(東京ヴェルディ)
二川孝広(東京ヴェルディ)
近藤直也(ジェフ千葉)
佐藤勇人(ジェフ千葉)
三浦知良(横浜FC)
松井大輔(横浜FC)
相馬直樹(町田ゼルビア監督)
反町康治(松本山雅監督)
田中隼磨(松本山雅)
田中マルクス闘莉王(京都サンガ)
我那覇和樹(カマタマーレ讃岐)
坪井慶介(レノファ山口)
井原正巳(
アビスパ福岡監督)
駒野友一(アビスパ福岡)
山瀬功治(アビスパ福岡)
森本貴幸(アビスパ福岡)
巻誠一郎(ロアッソ熊本)
青木剛(ロアッソ熊本)
皆川佑介(ロアッソ熊本)

J2所属他国の代表選手
ジョニー・レオーニ(スイス/栃木SC)
ネイツ・ペチュニク(スロベニア/栃木SC)
ジェイソン・カトー・ゲリア(オーストラリア/ジェフ千葉)
アレックス・ムラーリャ(ブラジル/アルビレックス新潟)
ライアン・デ・フリース(ニュージーランド/FC岐阜)
ダニー・カルバハル(コスタリカ/徳島ヴォルティス)

え?この選手代表だったの!?ってのも何人かいる気もするけど代表選手の凄さはJ1より感じると思うのでJ2においでよ




2018年3月11日日曜日

J2第3節 栃木SCvsレノファ山口 in栃木グリーンスタジアム 2-5 ○


自分がJ2専になったのが3年前なので栃木SCはJ3に落ちてしまっていた。そのため初栃木グリーンスタジアム。とても素晴らしいスタジアム。選手の声もよく聞こえるなあ。

ホームで開幕2連勝のレノファ山口。今シーズン初アウェイ初関東である。
で、これが栃木の出足の早いプレッシングに前2試合のようなができず前半は終始押され気味。しかしスコアは3-0となっている。
小野瀬とオナイウのゴールはどちらもゴラッソ。大輔はセットプレイと悪い流れの中ゴールを決められるのは本当に強いのかもしれない。
後半これも大﨑のスーパーゴールが決まり勝負あり。唯一しっかり崩した得点ではなかったか。それでも後半も結構やられていて、スコア以上に完勝といった感覚はなかった。

栃木は決定的な場面が少なくとも前半で3つはあってそのいずれもが点にならなかったのが厳しい。
後半ネイツが入り前線の起点が大黒と二人になり2点返すも届かず。内容では勝っていただけにこれは辛い。
前線以外だと田代という選手が非常に屈強で、オナイウとの競り合いもほとんど勝っていて跳ね返していた。
開幕3連敗ではあるが今日の感じではあまり悲観する必要はないのではないか。

終始坪井と大黒がマッチアップを見せていた。滾るね。

2018年2月25日日曜日

J2第1節 大宮アルディージャvsヴァンフォーレ甲府inNack5スタジアム 2-1●


ほぼJ2専なので3年ぶりのナック。
前回このカードをここで見たときは盛田(ラーメン)のゴールという貴重なものを観たのだった。(J1の試合だったかもしんない)

さてこの試合は私の愛する小塚が甲府に移籍したということで、チームの中でどんなものか見に来たというわけです。


細かい選手起用については省くとして、甲府は中盤を小塚と小椋の2人。
小椋という選手は知らなかったのだが彼も捌くのがうまいタイプに見えた。
結果この二人の展開にかかっているのだが前との距離感がイマイチでなかなかチャンスを作れなかった。
後半ジュニオールが入って、リンスが少し下がるようになったことで組み立てが回るようになった感じがある。

大宮はとりあえずシモビッチ。そこに当てて裏というのがすでに徹底されていた。
そしてCKのときシモビッチと思わせてマテウスがというのは上手い。ちょっとこの二人はなかなか止められないのではないか。

2018年2月12日月曜日

J2 2018シーズン順位予想

   01位:ジェフ千葉
 02位:ヴァンフォーレ甲府
 03位:徳島ヴォルティス
 04位:大宮アルディージャ
 05位:横浜FC
 06位:アビスパ福岡
 07位:東京ヴェルディ
 08位:松本山雅
 09位:ファジアーノ岡山
 10位:ツエーゲン金沢
 11位:大分トリニータ
 12位:レノファ山口
 13位:モンテディオ山形
 14位:栃木SC 
 15位:愛媛FC
 16位:アルビレックス新潟
 17位:京都サンガ
 18位:町田ゼルビア
 19位:ロアッソ熊本
 20位:FC岐阜
 21位:水戸ホーリーホック
 22位:カマタマーレ讃岐

上位は単純に戦力の上積みがあったチーム。

ジェフ:マイナスがほとんどなく選手層が上がった。
甲府:同様。ジネイ小塚といったJ2で計算できる選手が入ったのは大きい。
徳島:渡馬渡が抜けても、戦術的に個人頼みでないためそこまで穴にならないと考える。さらにシシーニョ大本といったパスサッカーに慣れている選手が入ってきたのはプラスでは。
大宮:シモビッチ次第
横浜:イバレドミ次第
福岡:去年井原の限界を見た気がする。戦術的なもので勝ってないのでウェリントン抜けてどうなるか。もっと下もあり得る
東京V:あんざいが抜けた穴は大きすぎるがロティーナはそれでも何とかしそう。外人トリオがチームにフィットしてきてるので何とかなるかもしれない。
山雅:反町の限界。高崎頼みは変わらないはず。
岡山:センターラインの強化は大きい。後はいかに赤嶺が怪我しないでいれるか。
金沢:中美の穴は清原で埋まるはず。(去年試合見に行けてないのであまりわからないです・・・
大分:上福元が抜けてのは大きいが、前を見れば悪くない。宮阪という稀代のプレースキッカーを手に入れてセットプレイからでも点を狙えるのは強味。
山口:驚くくらいネームバリューある選手が加入した。小塚が抜けてゲームを作る人がいなくなったのでそこを改善できるかが課題。小野瀬三男大﨑オナイウにかかる。後ろは坪井一人で何とかならないので改善できないと上は目指せない。
山形:DFの立て直しが急務なのだが少なくとも補強で変わっていると思えない。前の破壊力はJ2屈指くらいの力があるだけに勿体ない
栃木:昇格組は躍進するジンクス。大黒西河といった実績ある選手が来たのも大きい。
愛媛:主力がこぞって抜けたのはかなりまずい。ただ間瀬監督なら何とかできそうな気もする。
新潟:一つボタン掛け間違えるともっと下もある気がする。
京都:闘莉王とケヴィンオリス頼みだったのが前者はDFへ後者は退団。
町田:そこまで大きな変化がない。
熊本:去年見に行ってないので詳しくわからない。
岐阜:庄司とシシーニョはサッカーの根幹が崩れるレベル。代わりはいない。どれだけ踏ん張れるか。
水戸:スタメンほとんどいなくなってしまった。レンタルの若手でどれだけやれるか。
讃岐:苦しい。

某所への投稿を転載

2018年1月27日土曜日

レノファ2018システム&レギュラー予想

レノファ18シーズンの選手をポジション別に分けるとこんな感じである。(1/27現在)

GK
村上昌謙
17 吉満大介
33 山田元気

CB
2 坪井慶
渡辺広大
福元洋平
13 楠本卓海
30 ミンキョンジュン

SB/WB
6 前貴之
16 瀬川和樹
21 廣木雄磨

CMF
5 佐藤健太郎
14 髙柳一誠
15 池上丈二
20 清永丈瑠
29 幸秀稔

SMF
8 小野瀬康介
11 鳥養祐矢
41 廣田隆治

OMF
7 大崎淳矢
18 高木大輔
32 丸岡満

CF
9 岸田和人
19 オナイウ阿道
24 山下敬大
27 大石治寿

GK
正直3人とも差がないので監督の好みだと思う。

左サイドバックが実質瀬川のみで、瀬川は某サイトによると”足のキックの精度に関してはJ2の中でもかなり上のレベルである。攻撃に特徴を持った選手で守備に関してはそこまで期待は出来ない。”とあるので4-4-2の採用はないのではないか。
とすると考えられるのは3-5-2か3-2-4-1辺りか。(3-2-3-2も?)

CB
広大は対人に強さがある。福元は高さ。ルーキーの楠本とキョンジュンも高さがありそう。なので坪井のスピードはまだかなり必要とされるのではないか。

CMF
小塚が抜けてゲーム作れる人がいなくなったのは痛い。
健太郎は外せない。あとは三幸のロングパス、池上の運動量、高柳の経験、清永のテクニックといったところ。鳥養もこちらに回るか。
中を三角形にするなら丸岡も選択肢に。

サイドハーフなら小野瀬のドリブル。ウイングバックなら廣木のマルチと守備力、前なら攻撃力とFK。廣田も右らしい。

瀬川ほぼ一択か。

FW
岸田とオナイウがファーストチョイスか。大石は運動量豊富で前線からプレッシングが効果的。山下はルーキーでデータだけ見ると大型FWでターゲットとして生きそう。
高木三男と大﨑はテクニシャンタイプ。丸岡含めて2列目でという気もする。