2019年12月10日火曜日

J1第33節 ベガルタ仙台vs大分トリニータinユアテックスタジアム仙台2-0●

最近仙台行ってないなーと思いたって来た。 サッカーで来るのは初。仙台から少しあるけど電車は快適だし駅から近いしでかなり良いスタジアム。角度もついてるし上行っても死角無いしでとても観やすい。
気に入りました。
アウェイ側には利久が入っていて、ビーフシチューがめちゃくちゃ美味かった。これはたまらん。

今年4試合目となる大分。開幕から随分メンツが変わった。この日は三竿がサスペンションで岡野が入るかと思いきやルーキーで羽田が初出場。
足元の技術も確かで、上背もあるとかCBとしてかなり優秀で今後がとても楽しみな選手がまた増えた。
羽田や長谷川みたいなルーキーにしても、三竿島川ティティパンみたいな移籍組にしてもすぐに特殊な戦術に対応できる選手を産み出せる片野坂メソッドは相当凄いんじゃないだろうか。(長谷川は結局前田丸川島川を抑えてほぼレギュラーになった)
あと小手川や星がここまで戦力として計算できる選手だったのが意外な驚きだったと言えるのではないか。

オナイウは完全に底を打ってしまい絶不調。
マーク外してる動きまでは完璧でクロスも文句なしなのにボール触れなかったり枠飛ばなかったり。やっぱりシャドウのほうがいい気がする。もう少し前で受けてほしいような場面でも降りてきてしまうことも。
そして気になるのは小塚の位置。彼はゴールに近いところで最後のお膳立てをするのが得意な選手なのだが、今はボランチくらいの位置まで降りて組み立てることがメインになってしまって本来の良さが消えてしまっているように思う。特にこの試合で言えば、仙台はバスを置いていたので、裏に長いボールを出せる場面は少なかったから尚更そう感じる。
そういったのが絡み合って、縦に入る効果的なパスが無くゴールチャンスが非常に少なかった。低い位置からでも小塚が相手ボランチとラインの間でボール受けたりできれば攻撃アイデアが広がったりするのだが。

仙台は特にこれといったことはなかったけど、今回のお目当てでもあったスウォビィクは飛び出しやハイボールの判断などミスがなく良いGKであった。
石原直樹はよく見えてて状況判断うまくて気が利くいい選手(知ってた)
決めなきゃ行けないところでしっかり決められたのは強いチームだと思う。ただ個人的には勝てばよかろうなのだからって感じもしたなー

2019年11月15日金曜日

オフの動向に注目したい俊英20傑

主に個人昇格だったり上位チームへの移籍が見込まれるであろう選手20人をとりあえず簡単なプレイスタイルとともに上げてみた。順不同。性質上若手が多いです。

去年のこれが普段の数十倍のPVだったことに味をしめて今年も書きました。
見返すと岩尾、一森(レギュラーGKに復帰)辺り以外は移籍したりJ1でやってたりして意外と見る目があるのかもしれない。

順不同。名前の後ろは(ポジション/年齢/所属/前所属/J所属年数)

例によって寸評については専サポではないので間違っているとことも多々あると思いますが目をつぶってください。また短い文になってるところは察してください。ちなみに柏からは除外。

中山 克広(MF/23/横縞/大卒/)
松尾 佑介(MF/22/横縞/大生/)
斉藤 光毅(FW/18/横縞/ユース/2)
草野 侑己(FW/23/横縞/大卒/)
横浜FCが誇る若手FW4人衆。NEXT小野瀬。
だいたい似通っているが、中山は右で松尾は左、斉藤は左WG草野はシャドウが主戦場。
中山と斉藤はスピード、草野と松尾はテクニックで相手をかわすタイプ。
チームが昇格したとしても2人くらいは引き抜かれてもおかしくないと思う。

奥抜 侃志(FW/20/大宮/ユース/2)
去年は少しうまくて速いくらいのSHだったのだが、今年アジアの大砲にコンバートされて一気に化けた。2列目からの飛び出しを得意としていて狭いところでのドリブルやシュートセンスもある。

坂元 達裕(MF/23/山形/大卒/)
主に2列目右サイドから切り込んでシュートを狙うレフティードリブラー。タッチが細かく、鋭い切り替えしが持ち味で相手DFの逆を取るのが得意。結構狭いDFの間とかも平気で抜けてくる。

志知 孝明(SB/26/水戸/山雅/3)
もはや隠れていない左SBFKも蹴れるし、豊富な運動量と早くて低いクロスが魅力的。
ホントに去年ほとんど試合出てなかったのが不思議でならない。

黒川 淳史(FW/21/水戸/大宮/3)
レンタルを延長した今シーズン、ポジションをひとつ前に上げてさらにいい選手になった。
元々テクニックが高い選手で清水との大宮コンビはどこからでも点が取れる勢い。
レンタルバックが既定だと思うが伊藤涼太郎パターンとなる可能性もある。
気づいたら坊主になってたりして髪型が結構一定でない。

内田 裕斗(SB/24/徳島/G大阪/6)
CBも左SBの運動量豊富な選手。サイドで攻撃の起点にもなれるし、足元上手いCBは貴重。さらに左利き。身長くらいしか欠点がない(171cm)

小西 雄大(MF/21/徳島/G大阪/4)
岩尾とコンビを組むことが多い。運動量が多くカバー範囲が広い。ただ後ろにいるだけでなく自分もゴールを狙える。

曽根田 穣(MF/25/甲府/大卒/3)
主にシャドーで動き回る選手。プレスが上手い。特別目立つわけではないが、効果的な場面でのドリブルが活きる。道渕が仙台で出来ているのでやれそうな気がするんだが。

仙頭 啓矢(MF/25/京都/大卒/3)
スーパー仙頭。(個人的にこの段幕が大好きである)
右の仙頭左の小屋松の橘兄弟。仙頭にしたが、小屋松でもいい。
二人とも縦の突破、中へのカットイン、ゴールへの意識が高い。

一美 和成(FW/22/京都/G大阪/4)
デカくて強いCF。都倉になれる選手。守備もさぼらないし、状況をみてサイドに流れてボールを引き出すこともできる。シュートセンスも一流。
おそらくはガンバに戻るのだろうけど、ガンバがレジェンド路線になって、しかもU23が無くなるので移籍の可能性もあるのではないか。

レオナルド(FW/22/新潟/鳥取/2)
J3得点王がそのままJ2得点王へ(予定)
とりあえず点を取れる選手。身体の使い方が巧みでDFとの駆け引きが上手い。何より若くて日本人になる可能性もあるので引く手数多だろう。

山本 義道(DF/24/金沢/大卒/2)
デカくて上手いCB。セットプレーでの得点力もある。組立の起点となることも多く足元も上手い。

呉屋 大翔(FW/25/長崎/G大阪/4)
エリア内で仕事をするFW嗅覚に優れていてフリーになるのがうまい。ガンバなので一美と同じ状況。一定の年齢層の女性方へウケそうなルックスをしている。八重歯がかわいい。

ジャイルトン・パライバ(FW/29/東ヴ//1)
シーズン途中にやってきたWG。とにかく速い。しかも強い。裏抜け一本が得意なタイプでチームスタイルとかみ合わず消化不良気味。

菊池 流帆(DF/23/山口/大卒/1)
シーズン早々に元日本代表や外国籍選手を置いてスタメンとして定着したルーキー。「デカい・強い・速い・荒い」の四拍子そろっているCB後ろからの組み立てもこなせる位の足元の技術はある。セットプレーでの得点力も高い。
ただ性格的にカッとなりやすいところが見受けられ、報復気味なプレイが気になるところではある。いい方へ作用すると結構無敵。

山下 敬大(FW/23/山口/大卒/2)
大型CFで、去年は3本シュート撃たないと枠に飛ばないといわれていたが、今年は精度がぐっと上がった。高さにも強くポストも上手くなってるのだが、器用なためか去年に引き続きトップ下やSHで起用されることも多い。ボランチまでやっていたこともあるくらい。山村みたいにCBやる時が来るかもしれない。

神谷 優太(FW/22/愛媛/湘南/4)
愛媛で2年目のスルーパスの魔術師。こっちの神谷はドリブルの方が得意だったりするが。
ゴールに近いところで仕事をするタイプでチャンスメイクもでき自分で点を取ることもできる。プレースキック精度の高さも魅力。若干消える時間があることが多いのが気になるところではある。
湘南の監督が変わって戻るのが既定路線?




2019年11月10日日曜日

J2第40節 町田ゼルビアvsレノファ山口in町田陸上競技場 1-0●

久々のレノファ、久々の野津田。
バックスタンドが削られていてアウェイ席がバックよりに変わっていた。
町田のゴール裏が窮屈そう。

レノファは相変わらず意図の見えない攻撃。間にと真ん中にもボールが入らずサイドで回しているだけ。そして苦し紛れのSB裏へのロングボール(これが効果あったのが困る)
後半高井をFWにして2トップにすることで間にボールが入るようになってサイドもスペース出来て良い攻撃が出来るようになった。
守備は基本的にゾーンからゾーンへ移動されると対応がイマイチなので、そういうプレイが得意なロメロフランクがいたらズタズタにやられていたような気がする。

前貴之をCBで起用する理由は、ボール運べる選手を後に置いて攻め手の枚数を増やすことが目的だと思ってたんのだけれども(大分のように。最近疑似大分みたいなチーム増えた)、今日4バックで普通に後ろに残っていたからよくわからない。当然高さはないのでミスマッチになるから菊池が外へ釣りだされて放り込まれると苦しい。
菊池はまずデカい。結構荒くてそこそこ粗いけど、当たりの強さにはJ1でも戦えるのではないか。とにかくボディコンタクトに絶対の自信を持ってるし責任感も強い。当然高さもあるので、来シーズンは別のチームの可能性もありそう。荒いのだけが問題だけど。

ゼルビアは平戸をサイドに置いて、さらに中島裕希が同サイドに開いて来ると保持力がグッと強まる。そこへさらにSBの下阪が効果的なオーバーラップを見せていてそこの連携が非常によかった。
相変わらず中島裕希はスーパー。町田の興梠慎三だ。

なでしこリーグ第16節 日テレ・ベレーザvsINAC神戸レオネッサin味の素フィールド西が丘 3-2○

結局1年ぶりになってしまったなでしこリーグ。やはり長谷川唯は別格だ。スペースを見つけるのがとにかく上手くて、彼女が入るとボール回しが格段に上がる。判断も早いので、ボールを失わない。早く海外へ行ってほしい。
田中美南は女都倉とでも言うべき身体の強さ。かなりルーズに蹴っても競り勝つし頭で触ってくれる。
植木理子のドリブルはリズムが独特で何故か抜けるといった印象、小林里歌子も足元のテクニックがかなり高くて一人で打開できる。前半チームが苦しい中一人頑張っていた。
清水さんはスピードとカバーリング力が高いのでCBでも十分出来る。 土光はほぼ完璧なCBだと思う。

神戸はボランチ伊藤美紀のセンスを感じるプレイが多かった。ポジション取りがうまく、ボール回収に長けていて展開力もある意味代表呼ぼれてもいいと思う。
それ以外だと八坂さんが可愛かったです。

J2第28節 水戸ホーリーホックvs京都サンガinケーズデンキスタジアム3-0●

調子が良かった京都だが、ここら辺から下降線になってしまった。この試合はOGでリズムが狂ってしまった。
一美は身体が大きくポストも出来る。献身的なプレイも厭わないいい選手。
加藤順大がスタメンで試合でいるのは嬉しい。

水戸は小川と福満の新戦力がすぐにフィットしているのがいい。個人能力は当然J1レベルなので格が違った。

J2第26節 大宮アルディージャvsモンテディオ山形inNACK5スタジアム 3-2●

坂元達裕の名前を覚えていたほうが良さそうだ。ドリブルで相手陣に突っ込んでいくことを恐れない、細かいステップで相手の裏を取るのが上手い。一気にファンになってしまった。
あとガンバレンタルの高木も気が利くいい選手だ。

アルディージャは奥抜がこの位置で化けるとは意外な驚き。アジアの大砲は選手起用にはシビアだけどFW育てるのもうまい。

2019年8月4日日曜日

J1第20節 川崎フロンターレvs大分トリニータin等々力陸上競技場 3-1●

川崎は何年か前の天皇杯秋田戦以来。
あのとき上が開放されてなかったので、今回はとても見やすかった。

おそらく大分見るのは今年最後になると思われる。
点差ほど力の差は無かった。
なにより新加入の田中達也が熊本のワンダーボーイのときのパフォーマンスを発揮してたのは非常に頼もしい。彼が左でボールを持ったときの中に切り込んでのシュートと縦に抜けてのクロスがキレキレ。一歩目のスピードが速いので、2択をチラつかせるだけで常に相手に後手を踏ませるという理不尽さ。
失点は例によってミス絡み。まあこれはもはや宿命である。仕方ないで済まされるものではないのは確かではあるが、仕方ない。


川崎というチームはあれだね、選手がみんなめっちゃ上手い。大分が苦労しているエリア内までの侵入を簡単にする。おそらく大分ほどサイドを使わないのもあるけど、とにかく縦パスを厳しいところへどんどん入れてくる。
で、名だたる攻撃陣の中で、一番嫌らしいなとと思ったのが阿部。ポジショニングが抜群で味方からのボールの引き出しやルーズボールの回収など一際輝いていた。などと思っていたら最後にゴラッソを決められるという。そういやエヒメッシの1点目も阿部のゴールも年間ベストゴールの候補になりそうな気がするぐらいスーパー。
下田とか田中碧とか若手?(今までくださいあまり聞いたことなかった選手)もどんどん出て来てるのも育成力あるなあと。
あと、田中碧→守田、小林→レアンドロダミアン、憲剛→家長とかは卑怯だと思います。

2019年7月27日土曜日

J2第23節 東京Vvs愛媛FCin味の素スタジアム 3-2●

愛媛FCは前半は上手くハメて、サイドのギャップにシャドウが裏抜けを狙って、逆サイドからもボールを積極的に入れて非常に良い攻めができていたのだが、後半ヴェルディのシステム変更に完全について行けず、バタバタしたまま逆転されてしまった。それに尽きる。

永井新監督は、スタメンは自分の色を出そうとして全く良いところいなかったので、すぐに慣れているシステムに変更した。ただし交代で入れた選手はユース上がりという自己主張は忘れなかった。
ここら辺柔軟性があるのかないのかが今後の動向が楽しみだ。

J2第22節 栃木SCvsレノファ山口in栃木グリーンスタジアム2-1●

あまりの怒りというか呆れというか、がっかりとかそんないろいろな感情で、すっかり書く気を失ってしまっていた。

結局レノファは相手をなめていたようにみえて、いつでも点を取れる、でズルズルいって結局取れるときに取れないとこうなるよねという試合だった。

栃木はヘニキと大黒狙いというシンプルだが繰り返すことでじわじわ効果を発揮していった。
特に大黒は受けに降りて来てからのサイドの展開とかホントうまい。
そして浜下もサイドを突破するのか裏に抜けるのかの判断がとても良い。

2019年7月13日土曜日

急遽移籍してしまって選手がいなくなったJ1のチームにオススメしたいSB

なんかそこら辺の選手がゴッソリいなくなったから、J2にいる良さげな選手を持ってけドロボー!な記事。当該チームサポからしたら溜まったものではないが、移籍金発生するから許してやってほしい。なおレンタルの選手とかは把握してないのでミスってたらすみません。
てかここで書きたかった毛利が既に湘南に引き抜かれてしまった。
表題は広義でWBも含みます。


北爪 健吾(横縞/27)
"とにかく速い。そしてトップスピードでもクロスは正確というサイドアタッカーとして文句のない選手。SBとしては守備の面でつらいものがあるもののそれを補って余りある攻撃力。このチームにはもったいない"
と去年のオフ書いていたのだが27になってしまった。こうなると中々難しいのかもしれないけど、熊本のワンダーボーイも同い年だしまだ大丈夫だろ。

亀川 諒史(長崎/26)
気づけば亀川も26。長崎に来て右で出ているので左右SBできるのは強み。身体が強く突破力がある。スピードもあり、縦からのクロス、切り込んでのシュート上手い。J1でやれる力は持っている。

三鬼 海(甲府/26)
パワープレイ大作戦となっている今年の甲府の供給源。流れからのクロスでもセットプレーからでも彼のキックから。未だにゼルビアを辞めた流れが謎に包まれている。

志知 孝明(水戸/25)
間違いなく今年の水戸を牽引している選手。今までなんで出てこなかったんだろう。ただ、実は一度もまだ観てないので(生で)ちゃんと説明できない。FKがうまいのはわかった。
あとめっちゃイケメン。ブラックアウト、とか言って変身しそう。

奥山 政幸(町田/25)
町田の左サイドを攻守両面で支える男。大事なときには大体絡んでいる。攻守の切替が早くてプレスのタイミングが絶妙。攻撃でも深く抉って中島裕希ロメロフランクと絡んで相手守備陣を混乱に陷れる。

内田 裕斗(徳島/24)
守備に頑張れるSB。ただ本人の志向的には攻撃なのかも。スタミナも豊富更新ガンバ出身だけに可能性高い気もする。

小池 龍太(柏/23)
そもそもJ2でプレイしているのがおかしい。
シーズン後海外なら残留が基本線だとは思うけれども。

オマケ
安在 和樹(鳥栖/24)
ポルトガルへ行った安西幸輝とはヴェルディで右のあんざい左のあんざいとしてブイブイ言わせていた男。(東のタッキー西のすばる風に)
鳥栖でカップ戦要員になっているのは勿体ない。もっとちゃんと試合に出たら左足が火を吹くはずだ。


2019年7月2日火曜日

J2第20節 横縞FCvsファジアーノ岡山inニッパツ三ツ沢球技場5-1●


雨が心配だったがなんとか持ちこたえた。おかげで帰りに傘をスタンドに忘れて行ったけど(そういうときにえてして帰り道に降られる)
今年初の岡山戦、ちゃんと大人チケットで入場。
てかコールリーダーが、いつもは端の方で大旗振っていた、人の良さそうなメガネの人がやっていた。てことはメイングループの奴がやらかしたってことなのか。

ファジの凄いところは、選手どころか監督もかなり変わってきているのに、サッカーの内容は大きく変化しないところ。5失点もするとさすがに悪い所しか目につかないが。
具体的には
後ろでの意図の見えないボール回し
中盤で受けた選手の判断の遅さ
スイッチを入れるパスの精度
前線二人とプレスが連動しない
こぼれ球拾えない
etc
ここ数年同じ感想しか出ない。
上田康太が不在なこともあるが、中盤にクリエイティブな選手がいなすぎる。過去を見ても矢島くらい(大竹も近いけどあまり周りを活かしてというタイプではない)。にも関わらず無理して繋ごうとするからおかしなことになる。おそらく攻撃の基本は前に当ててそこから、というのだと思うのだけれども、この試合に限れば高さのターゲットである9番は4亜品に完敗、引き気味なのでこぼれ球も拾えず、中盤のパスがミスる為赤嶺の足元にも入らず、で仕方なく後ろから繋ごうとしてプレスに嵌められてカウンターを受ける、というような悪い流れしかなかったとか。
やっぱり攻撃時の決まりごとが希薄で、結局個人頼みであり、判断のいい選手、技術の高い選手がアドリブで打開しているしかない。
そのため相変わらず三村のドリブル突破しか再現性のある攻撃がない。
この試合良かったところといえば、中野がめっちゃ上手いというのを目の当たりにしたことくらいである。


監督が変わった横縞、松井大輔のワンボランチでどうなるのか見てみたかったのだがサスペンションで不在。
この日は本来CBの田代が佐藤謙介と並んで中盤に入り、組み立て時にヨンアピンを上げるため2CBの間に降りていた。しかし田代の保持時に佐藤謙介は何度もボールを要求するが全く息が合わずにほとんど入らずに、そのたびに佐藤謙介が田代にかなり大きな声を出していたのが見えてまだこれからだなという感じである。
前線はウイング気味の1トップ2シャドー。草野と中山は、イバのキープとレドミとのコンビネーションから裏抜けと突破がとても効いていた。技術も高くスピードもあり小野瀬になれると思うので、早く移籍してほしい。

しかしいつも思うのだが、何故どのチームもレドミをガッツリ潰しに行かないのだろうか。それだけでかなり楽になると思うのに。

あと最後に、この試合の主審は家本さんでした。何試合か見ても基準がはっきりしていて、無駄に試合も止まらずかなり信頼出来る主審である。未だに変なイメージを持ってる人が多いのが残念。相変わらずブーイングは大きい声が出ていた。

2019年6月24日月曜日

J1第16節 ヴィッセル神戸vs大分トリニータinノエビアスタジアム 2-2△

急に美味しい肉が食べたくなり思い立って神戸まで行ってきた。
早めについたので新神戸からノエビアスタジアムまで歩いて行ったのだが、山の中でどんな田舎だよここはという所から三宮のゴミゴミしたところ、ポートアイランドからハーバーランドの横浜感などその行程だけでなんとなく神戸がわかったような気がする。
ノエビアスタジアムはやはり専用スタジアムの臨場感、声の迫力が凄い。欲を言えばもう少し傾斜がついていた方が見やすいなあとは思った。
そしてweb決済を強いているクセにスタジアム内にwifiが無いのはいかがなものか。マジふざけんなよ案件。

今年3試合目の大分。J1の試合1年に3試合見たのなんていつ以来ぶりだろうか。
失点が瓦斯戦に引き続いてまたもやミスから。そういうのはホント逃してくれない。ただそこ以外は相手にほとんどプレーさせなかった。
小林成豪はめちゃくちゃ気合入っていたのがプレイからこちらにもビリビリ伝わってきて、ゴールした時はほんと痺れた。思わずもらい泣き。
オナイウがどんどん上手くなってる。ポストプレイも収まるようになってかなり信頼できるようになっている。身体もさらに強さが出てきて頼もしさが出てきた。
庄司は岩田の代役で、明らかに神戸は狙ってきていてそこから確かに失点もしてしまったが、そのあとも逃げずにプレイしていたのが結局前半で代えられてしまったけれども、とてもよかった。
後半から入った刀根小林長谷川を受けて選手たちがその意図を(スタンド側からでもわかるようなことだが)しっかり理解して狙い通りの攻めができていたのが素晴らしかった。
サポーターも見る目がどんどん肥えてきていて、DFラインのボール回しから庄司が前田に通した何気ないロブパスの時に拍手と歓声が起こったのとかを見てちょっと感動した。

ヴィッセルはイニエスタが子供が生まれた?とかで欠場。残念。
この前の久保さんに引き続きビジャのゴールまで見てしまった。
この人ズルいよ。世界的な点取り屋のクセに守備も全然サボらないんだもん。裏抜けとかサイド流れるタイミングとかもめっちゃ上手いし。チームに一人は欲しい。
中盤では三田が一人気を吐いていた。プレスも早いし強い、中に切り込んでくるドリブルは脅威。ボールを持った時の攻撃はほとんど三田サイドからだった。
ウェリントンは福岡の時何回か見てるんだけどその時より明らかに上手くなってる。空中戦負けなしで背負っても平気でトラップする。
ただバルサ化(笑)チームの基本戦術が中盤すっ飛ばしてウェリントン、なのは本当にそれでいいのかとは思うが。おかげでサンペールがどんないい選手なのか全然分からなかった。山口蛍もバックライン入って組立参加してたら怖くもなんもないし。

2019年6月16日日曜日

J2第18節 町田ゼルビアvsV・ファーレン長崎in町田陸上競技場 2-2△


長崎は玉田が不在。
しかし呉屋が完全に覚醒した。結構激しいチャージを受けても倒れずキープする強さとシュートチャンスを確実に仕留める決定力は本物。
ガンバは貸してる場合ではなかった。
ただCMFとCBとSBの間で誰がつくのかあいまいで、土居戸高、特にロメロフランクのドリブル侵入を全く止める事が出来なかった。そして後半中島裕希が入って、ボールが収まる起点も出来たことでさらに混乱してなすすべなく追いつかれてしまった。1点取られた時点で徳永を入れたのはそういうところの修正なんだろうとは思うが、結局立て直せなかった。翁長香川、大竹亀川のサイドの縦の関係は悪くないので、真ん中の強度をどうするのかが今後の課題か。
驚いたのは大竹が身体を張ってディフェンス行っていたこと。マイボールの時は目立つけど相手ボールの時は消えているような選手だっただけに、こういうプレイが増えると価値も上がってくると思う。視野も広いしテクニックは周知のとおりであるので攻撃に幅が出るので出来ればゲームに絡んでほしい。

町田は久しぶり。
中島裕希の怪我があった影響なのか、前半ロメロフランクを中心に土居戸高井上ケイマン諸島とそれぞれが積極的にドリブルでつっかけながらサイドを活かすスタイル。これはこれで結構有効ではあったのだが、決定的なところまでは至らず。
後半中島裕希投入で明らかによくなる。やっぱり脱中島は出来ていなかったようだ。
サイドで受ける動きとか前でキープして叩くとかちょっとレベルが違うところにいる。
DFの裏一本で先制されるのはまあ想定の範囲内。2失点目は呉屋がスーパー過ぎた。ちょうど真裏にいたので、DFがコースを完全に消しているのは見えていたがあそこにあのシュートは規格外。お互い勝点2を失った感覚ではないか。

2019年6月15日土曜日

J2第18節 ジェフ千葉vs鹿児島ユナイテッドinフクダ電子アリーナ 2-1●


屋根があるスタジアムはやっぱりいい。予定が立てやすい。それだけで優先順位は上になるね。

鹿児島ユナイテッドは初観戦。
チャントがオリジナリティあって面白い。
ダンソン(バンビーノのネタ)を振り付きでやってるのは衝撃w
個人的にイエモンの追憶のマーメイドを選曲してるのがめっちゃ嬉しかった。

中原と八反田のダブルボランチはお互いの位置関係の把握が上手くて、中の良い所でパスを引き出している。そこから左右の裏を狙うというのは徹底されていていくつもチャンスに成りかけた。
この「成りかけた」というのがポイントで、シュートのところとか、その一つ前とかで少しのパスのズレやトラップミスとかで相手にボールを渡してしまうことも多くて、そういうところが結果に反映されたのかなとも思う。
ハンヨンテ(韓勇太)は身体が強く当たり負けしないし、チェイシングもサボらないしチームの狙いがわかってる動きでとてもいい選手。
GKのアンジュンスは1対1でも慌てず冷静ないいGK。反応も機敏でセービングも上手い。あと地味にパントキックが正確。今調べたらまだ21才で驚いた。酒本とか今日は出てないけど米澤とか、セレッソと繋がりが多いのはなんでなんだろう。
ニウドは去年J3では反則やろコイツと思ってたんだけど、確かに身体能力とかシュートとかは凄いのは間違いないのだが、ポジショニングの概念が無いのでなんか真ん中でドタバタしてて、これは厳しいかなと。


今年3度目の千葉。
江尻体制でスタメンとシステムが固定されてきた。
クレーべは結構アバウトなボールでもキープ出来ちゃうのでどんどんボールが入るんだけど、そうすると気づいたらクレーべにボールを当てることが目的みたいになってきて、クレーべも調子に乗ってどんどん下がってきて何でもかんでも受けに行くようになって、でクレーべが下がって受けてサイド開いても中にいないから上げられない。ただサイドにはたくのではなくてキープを活かして2列目の飛び出しがゴールにつながっているのでこっちが基本になるともっといいのかもしれない。ヘルプで降りてきて受けたりするし守備とかすげえ頑張るしいい選手なのは間違いない。
ただ堀米と船山も足元でもらってから仕掛けたいタイプなのだが、戦術クレーべにすると全然ボールが入らなくなって良さがあまり出なくなる。結局今日はクレーべはラストまでで堀米船山は途中で下がった。矢田と茶島の位置とか含めて何となくチグハグな感じがまだ残ってる。
てか監督変わったのに何でまだハイラインしてるんですかね。

2019年6月14日金曜日

浦和レッズ外国籍選手列伝(1993-1999)

初期の選手はプライムゴールやエキサイトステージで見る機会が多かったので、他チームサポの方も名前だけは知っているという選手も多いのではないか

トリビソンノ(アルゼンチン)DF
開幕時の浦和はなぜかアルヘン路線で、彼もその一人。(あとは競飛王エスクデロの父ちゃんとか)
タッチラインぎりぎりのボールでもクリアするのに思いっきり蹴っ飛ばしてスタンドインさせていたイメージがやたら強い。クリアをスタンドインさせることをトリビソンノと呼んでいた(のは俺だけ?)

エドウィンウエハラ(ペルー)
プレーは覚えちゃいないが、ペルーと聞くと脊髄反射でエドウィンというのを刷り込まれたサポ多数。

ルンメニゲ(ドイツ)MF
弟。彼からドイツ路線が始まる。

ギドブッフバルト(ドイツ)MF
バリバリのドイツ代表DFがやってきた衝撃は凄かった。
紙のようなDFをバシバシ鍛えあげ勝てるチームを作り上げた。
がその内容はセーフティファーストを徹底させることからだったりする。
要するにそのレべry
退団後永井をカールスルーエに連れて行った。

ウーベバイン(ドイツ)MF
髭の人。ミスターレッズと一番相性が良かった選手。
そもそもそれまで浦和は福田のスピードとテクニックで何とかしろというスタイルでゲームメイカーらしい選手がいなかった。(主な中盤は名取堀広瀬)
彼が点を取ることに集中できるようになった結果の得点王であるともいえよう。

曺貴裁(韓国)DF
浦和最後の韓国人選手。
ただ実質日本人。今回改めて調べてみたら思ってたより所属年が短かった。
エキサイトステージでは「ちょうきじぇ」となっていた(はず)ので読めなくなるということはなかった。
早く浦和の監督になってくれないか。

バジールボリ(フランス)DF
フランス代表DF。浦和唯一のフランス人選手。
ギドとのコンビは鉄壁だった。がめっちゃ荒くてカードもらいまくってたイメージ。

チキベギリスタイン(スペイン)MF
さすがドリームチームの選手というようなテクニック。このころの浦和はビッグネームをちゃんと呼んでこれていた。バインよりドリブルのイメージが強かった気がする。
浦和で引退後バルサの偉い人となるが、全くその恩恵に与れていない。ここら辺が凄く浦和。

ゼリコ・ペトロビッチ(モンテネグロ)MF
ご存知ペ将。
現役の時はファイターで安定感のあるプレーをしていたのだが、監督としてのイメージが強くなりすぎてしまった。



ここから後はブラジル路線へ転換し、エメルソンやトゥット、ワシントンなどJで活躍している選手を引き抜いてくるようになるので、はっきり言ってつまらない。(例外はポンテくらい)その結果自力で発掘する能力が著しく衰えてしまいこのあり様である。

2019年6月2日日曜日

J2第16節 ジェフ千葉vsV•ファーレン長崎inフクダ電子アリーナ 1-4○


長崎は昇格した年のここで見たとき以来。その時は清武がトリプレッタ決めてボロ負け(0-5)
なんか当時とは格が逆転している気がした。

危ないところはありながらも、最初のチャンスでしっかり点を取って、PK失敗がありながらも相手の時間をしっかり凌いで、比重が前に強くなったところをしっかり突いて追加点を重ねるという理想的な試合。
後半のゴールは何れもスーパーゴールではあるが、そこに至る工程はジェフの弱点のサイド裏というのを的確に攻めた再現性のある攻撃で非常に素晴らしかった。
香川はレノファで活躍をし長崎に引き抜かれたものの、昇格チームの中では戦力としては足らず半年だけヴェルディにレンタルされていたのだが、そこでロティーナの薫陶を受け、主力として活躍したことで、今年長崎でも必要な選手となっている。

亀川は左サイドを主戦場としていたのだが、右サイドでも遜色ない働き。そのおかげで為田とのアビスパ対決が非常に熱くなった。こういうのを見るのはJ2ウォッチャーとして最も心躍るところである。

大竹はいつも天才といわれながら、どのチームでもフルタイムチャンスを与えられずなかなか持ち味が出せなかったように思うのだが、ここではあまり守備タスクに強く縛られずに攻撃で仕事をしてくれというような感じでのびのびやれているように見える。
4点目のワンタッチのアシストはテクニックと視野の広さとが存分に発揮された素晴らしいプレイで本当に痺れた。

長崎に限らず、J1を経験すると選手やサポーターもレベルが上がって、ちょっと違うなと思わせられる。プレイのちょっとした動きやらサポーターの数や声の質など、上で得るものは非常に大きいのだなと感じさせられる。


千葉は攻勢の時間帯に(長崎GK富澤のいくつかのスーパーセーブもあったが)点を取ることができず、さらにPK失敗で流れを持ってこれなかったのが響いた。
特に一番チームで効いていたのは堀米のドリブルだったのだが、後半早々に代えてしまった。SBとCMFの間でボールを受けてからのドリブルを長崎は全然捕まえられてなかったのだが、これでかなり楽になったのでは。
そして船山のスペースが消えて攻め手が減ってしまった。そのあとは前掛かりになってといういつものパターン。監督変わっても染みついてしまったものは変えられないのか。
気になったのはビルドアップ時に佐藤優也も前に来るのだが、増嶋が縦に被っていることが多くパスコースが増えているわけではないこと。もっと大分を参考にしたらどうだろうか。それにしては佐藤優也含め増嶋もだが、後ろの選手の足元が怪しい。強いプレスがかかるととても危ないと思う。思えば佐藤優也はヴェルディの時も後ろの組立に参加してたがプレッシャー掛けられた時のミスが多かった。
そろそろ根本から見直さなければいけないのではないかとも思う。

J1第14節 FC東京vs大分トリニータin味の素スタジアム 3-1●

久保建英には未来が視えている。
彼には、自分のボールが何cm動いたら相手がどのように動くか、そこから味方はどこに動くのか、そしてゴールまでの道筋が視えている。
そしてその未来視通りにボールをコントロールできる。
チームメイトの能力や性格などを把握したことにより、限りなく正確に先を視ることができるようになったことが、今年彼が中心選手となっている理由ではないだろうか。

正直今回は久保さんがどんなものか見てやるか、くらいの気持ちで来たのだけれども、ビックリするくらい瓦斯は彼のチームだった。
基本的に攻撃は彼がボールを持つか、ディエゴオリベイラが裏一本のボールをキープしたときにしか形にならないんだけどそれだけで何とかなる。(ディエゴオリベイラの身体は強すぎる)
彼のボールコントロールはドリブル含めて全然ボールが身体から離れないので全く取れる気がしない。明らかに一人だけ異次元のボールタッチをしていた。
ドリブルはSFC時代のサッカーゲーム(エキサイトステージやプライムゴール、フォーメーションサッカー)のようなドリブルである。もうYのショルダータックルで一発怪我させるしかないと思う。

それ以外の選手では、永井は裏抜け突貫野郎だと思ってたんだけど、むしろ全然裏抜けしなくて、守備で走り回る方が多かったように思う。


大分は失点が全部ミスからであった。パス一本の強弱が勝敗の分かれ道っていうのはシビアだけど首位相手にそういうミスはさすがに見逃してくれないよねっていう。
長谷川健太に、前からプレス行かなきゃ楽だぞというのがバレていて、結局それを覆せなかったところが今のチームの苦しさを物語っている。
最初のチャンスで星がGK正面に蹴っちゃったのが決まってたら、だとかそういうところなんだと思う。

小塚はやっぱりこういう状況ではあまり活きる選手ではない。カウンターで相手の態勢が整っていないときに、一番相手の嫌がるポイントへ正確なボールを蹴れる選手であり、引いた相手を崩すというのは、自分へのプレッシャーが厳しくなって、パスも厳しいところを狙うようにすると結構雑に蹴ることが多くなりあまり効果的にならない。こういう時は伊藤涼太郎の方が自分でボールを運べる分良いのではないかなと思う。

余談
いつもの入場ゲートへ行ったらまさか開いてなくて、どういうことかと思ったらアウェイも一緒だった。
さらにアウェイゴール裏、ヴェルディは全面開放してるのに、半分近く緩衝地帯にされていてヒデえなと思った。
観客数の多さも相まって何度も来てるスタジアムなのに別物な感じだった。

2019年5月12日日曜日

J2第13節 柏レイソルvs徳島ヴォルティスin三協柏サッカー場 1-0●

ここに来るのは2度目なのだが、実は入るのは初めてである。
ご存知熊本地震による代替試合で来ているのに試合は見れなかったのである。
理由はこちら


ツジトモチャリティサイン会に参加するため開場前から並んだのだが、なんと試合終了すぎても終わらなかったのである。

そんなわけで初めての日立台なのだが、アウェー側の光景に既視感しかない。
西ケ丘と同じ画角だ。

そんなわけで徳島も柏も今年初見。
大分がJ2オールスターといわれて久しいが、実は徳島もそれに勝るとも劣らないオールスター感に溢れているメンバーだったりする。

前線の押谷(岡山)清武(熊本千葉)野村(横縞)岸本(水戸)河田(新潟)シシーニョ(岐阜)とそろってて(今年ほとんど試合出てない選手もいるけど)キングオブヴォルティス(と呼ばれているかは知らんけど)岩尾がいるという。

徳島は基本的にサイドアタックなので、外の使い方と選手のクオリティが重要で、そこからの流れで上手く中を使えるのかが大事になってくる。
清武野村が外と内頻繁に入れ替わってボールを引き出したり小西岩尾が縦で入れ替わって繋いだりしていてチャンスも出来ていたので、結果としては残念だったけれども期待感の持てる試合で、悪くはなかったのではないか。
特に田向内田の両SBは攻守両面で、結果失点した場面に関わってしまったとはいえ非常に頑張っていてよかった。内田は本当はもっと高い位置でボールを持って仕掛ける事が出来るとさらに良さが出るのではないか。
あとバイスはマッチョすぎる。

柏というチームを生で見るのが初めてである。
しかし選手は結構見たことがあったりして初めて感はそんなにないのだ。
江坂瀬川(群馬)中村(福岡)小池(山口)小泉(新潟)菊池(湘南)クリスティアーノ(甲府)・・・こう見たらこっちも結構なオールスター感だな。

クリスティアーノは甲府のころの、前でボール来るの待ってるだけで、受けたら一人で仕掛けて強引にシュートまでもっていくイメージしかなかったのが、今はサイドの薄いところを狙ってボールを受けてチャンスメイクに徹しているのを見て驚いた。

オルンガは電柱なのに結構守備はサボらなくてちゃんと走る。クロスのポジション取りも上手い。ただ右足が全く使えなくてひどいw

ヒシャルジソンがいつもいいところにポジション取っててボールが転がってくる。カバーリング力が非常に高いく、更に推進力もあって中々良い選手だ。

今回一番目を惹いたのがDFの上島。
全然知らないと思ったらルーキーだそうだが、右に染谷左に古賀を従えて真ん中に堂々としていた。大きくて競り合いに負けない強さがある。カバーリング技術も高くこの試合ミスはなかったんじゃないかな。
なにより素晴らしいのはキックの精度。特にロングキックの軌道が美しい。あまりこういうの蹴れるDFはいないので貴重。
チーム成績次第ですぐに引き抜かれるんじゃないだろうか(レイソルユース出身の大卒らしいけど)


最後に余談。
相変わらずサポーターは相手へのリスペクトを感じない言動が多い。
ブーイングしているならその分自チームに声援送った方がいいと思うんだけど。
そのくせ「声がちいせえ!それでチーム勝たせる気あるのかよ」とか言っちゃう。
クルヴァ以外のでチャントは歌わない普通のおっさんでも相手の罵倒しか聞こえてこなかったからもうチーム全体のサポーターの意識がそうなってるんだろうか。
まあ部外者の戯言で申し訳ないんだけれども。

2019年4月13日土曜日

J2第9節 東京ヴェルディvsFC琉球in味の素スタジアム 1-1 △

プロサッカークラブには4つのパターンがある。
1.面白いサッカーをして勝つチーム
2.面白くないサッカーで勝つチーム
3.面白いサッカーだが勝てないチーム
4.面白くないサッカーで勝てないチーム

上になるほど難易度は上がる。
もちろんどのクラブも1が理想なのだが、勝つことを目指した結果2のようなクラブも出てくる。
それでも理想を追う3のクラブもいる。3はいずれ1になる可能性も含むため夢が見れる。また試合自体は面白いのでエンタテインメントとしての価値があるもプロとして正解だ。
だが1が崩れた結果か2になり切れなかった果ては4になるチームが出てくる。
こうなったクラブのサポーターは辛い。
応援するモチベーションがクラブ愛のみとなってしまう。
文句の一つも言いたくなるものだ。


長い前振りで何が言いたかったかというと、今のヴェルディである。
去年1と2の間くらいになりかけたクラブが今年は4になってしまった。これはショックが大きい。一言でいうと「明るい未来が見えません」

今のヴェルディを見て思う、大前提として攻撃における創造性というのは、チームとしての決まり事があった上で成り立つものなんだなあと。
やはり個人の即興や個人能力だけの攻撃には限界がある。それを流動性とか自由という言葉でごまかしているのは攻撃の基準を作れないですと言っているようで、指揮官の無能を晒しているようなものだ。


琉球はゲームメイカーの中川がいなくなってから初観戦。
今となっては逆に中川がいた時を観れたのは貴重だった。
代わりに入っている富所は気負っていたのか、周りといまいちかみ合っていないようなところも感じた。また中川に比べると一人躱せるテクニックやファンタジーの面で物足りないがそこは仕方ない。
鈴木孝司はポストプレイに磨きがかかっている。中川がいなくなった分降りてきて組み立てに関与するプレイも増えたからだろうか。
それ以外に目についたのは河合秀人。昨今珍しい完全な香車。左のサイドラインからペナルティエリアまで幅くらいでしかほとんどプレイしないwタイプ的には岡山の三村に似ている。
琉球の守り方は、ボールホルダーには強くいかないけど、パスコースは徹底的に切るぜという守り方が面白い。確か昔デルネリ時代のキエーボヴェローナがこんな感じだった記憶だ。

2019年3月16日土曜日

J2第4節 横縞FCvsアルビレックス新潟inニッパツ三ツ沢球技場 1-2○

前回の三ツ沢がプレーオフだったので間2か月しか空いてないのは何とも不思議な感じ。
ちなみにその時の帰りには緑の服装をしていたため「来年はここ来るなよ!」と言われて送り出されたりしたのだが、自分はどうあっても来るため、心の中で謝っていたりしてたのだ。

新潟は去年の7月に観て以来で、それ以降直接はもとより映像でも全く見てなかったので全然知らないチームといってもいい。
数少ない知っていた選手も今年移籍してしまった。
というわけでカウエである。
ボール奪取の鬼、運動量の化物、中盤の支配者。
とにかくプレイエリアが半端じゃない。攻撃でも守備でも至るところに顔を出して、味方をサポートし相手を食い止める。パスセンスも光るところがあり、相手が嫌がるところを見極めて打ち込んでいっていた。ロングパスはほとんどなかった。
こんな選手が去年いたことを知らなかった己の不明さを恥じるのみである。
来年アントラーズいてもおかしくはない。
もう一人のブラジル人シルビーニョ。
彼はワンタッチプレイ含むトリッキーなプレイが好みのようである。トラップのタイミングでそういうプレイを選択することが多く、こういうプレイは周りとの意識があってくればもっと大きな武器になるはず。しかし彼の一番の良さは守備だろう。前線にいるときでも相手ボールになった時には下がり過ぎではないかというくらいチャージを仕掛けてボール奪取もしていた。非プレイ時にもポジショニングをサボらないし味方にとってはありがたい存在だろう。
ルーキーの新井はイバとレドミを相手にしても大きなミスもなくうまく対応出来ていたのではないか。彼はおそらく攻撃面を買われて起用されているんだろうと思う。マイボールの時は結構ワイドに開いて高い位置を取ることが多かった。

横縞は去年と何も変わりがないです。レドミが動き回ってボール受けてイバがボールを欲しがって二人で何とかする。
欠点も同じで外でイバが受けると中にイバがいないこと。
去年と変わってたことといえばヨンアピンがCBから攻めあがるスタイルだったのがWBとして起用することで後ろの憂いを減らしたことだろうか。
1回だけ、ランニングバックを走らせるように、イバが相手を背負って北爪のコースを開けて突破しようとしたプレイがあって、これが嵌ると恐ろしいことになるとは思った。
斉藤光毅はスピードもあって状況判断が上手いいい選手なので、タイミングと状況次第では小野瀬のようになるかもしれない。

2019年3月10日日曜日

J2第3節 ジェフ千葉vsレノファ山口inフクダ電子アリーナ 2-5○

フクアリは日本一のスタジアムだと思う。駅から徒歩10分で、スタンドも高さがあって見やすい。チャントも響いて迫力出るしアウェーでもかき消されてる感じがしない。蘇我までが遠いのはまあ許せ。

ひょんなことから好きになったチームレノファ山口の今年初観戦である。
去年からレギュラー格の選手が半分ほど変わっているが、幸い前所属でどんな選手か大体わかっている(つもり)なのでさほど苦労しない。
唯一知らない選手は工藤壮人。さすが元代表だけあって足元がしっかりしてる。
ワントップという役割からかシュートに行ける場面はなかったものの相手を背負ってもプレイの精度が変わらない。トップから降りてきて受けて捌くというプレイは本来得意なプレイではないと思われるけれども、難なくこなしているのはさすがである。
ドストン楠本のCBは落ち着いてプレイできていたのではないか。
特にドストンは周りもよく見えてるし状況判断も確かである。やはり国際試合経験していると違うんだろう。
小野原はルーキーだが途中から入ってチームを落ち着かせていた。ルーキーにこういう役割やらせるのはどうなんだとは思うがw
パウロは投入されてまさに狙い通りの得意な形でゴール。高井も2列目からの飛び出しで2点(ちなみに私はずっと、高井は外よりインサイド説を唱えている)
吉濱佐々木匠がそこまで良さを出せなかった。
(吉濱は突破力、佐々木匠は展開力)
高木大輔もシュートがことごとく防がれたりで今日は大輔の日ではなかった。

あと気になったのは、前貴之が普通のサイドバックに戻ってしまっていた点。
確かに去年よりボール持てる選手は増えたからなのか、ほとんどゲームメイクにかかわらなくなったようで非常に残念。

試合のほとんど人数多かったにもかかわらずジェフに押された原因としては、プレスの仕方がゼルビアのような片側寄せであり、複数人でプレスに行ってもそこで奪い取れなかった、というか奪いどころを設定できてなかったことが大きいのかと思う。
ジェフの選手は個の能力は高いので、1vs1、1vs2くらいの状況であればマイボールのままプレイできる。そのため空いてる方空いてる方を上手く使われてしまった印象。
でそのままずるずる下がって、マイボールの時も少し怯えてしまったように見受けられた。
2点差にしてたのにあわや追いつかれるかって流れにされたのは、バタバタして相手の前掛かりに合わせてしまい、自分たちの時間を作ることができず難しくしてしまった。こういう試合はもっとイージーにできるようになるのが課題だろう。

ジェフは、ありきたりな表現になるが、「そのままカレーを作れば最高級になる素材が揃ってるのにおせちを作ってしまった」ようなチーム。
トリニータへの憧憬がそうさせたのか、佐藤優也が最終ライン入って増嶋エベルトとビルドアップしていくのはマジでどうなの。
下平田坂なんてJ1レギュラー格で一人で何とかできちゃう選手、はっきり言って反則。
この二人を起点に船山為田(と堀米)でシンプルに攻撃していけばもっと楽になるのではないかと思うのだが。
アランは去年さんざん見ているので、空中戦がからっきしなのはご存知である。
多分今日対ドストンで全敗だったのではないか。
まあ一人減ってしまったので求められる役割が変わってしまったということがかわいそうではある。
クレーべはラリベイ。

2019年3月9日土曜日

J2第3節 東京ヴェルディvsツエーゲン金沢in味の素スタジアム 2-1●

今年初味スタ。ラグビーで使用できなくなると聞いていたがヴェルディは影響が少なそうで一安心である。

金沢見るのも久しぶり。
目を惹いたのは毛利と垣田。
毛利はドリブルで切り込んでいく意識が凄い上がっていて、足元のテクニックもめちゃくちゃ上がっていた。上がるタイミングも良くチャンスの起点によくなっていた。
垣田は10番になって、もともとサイドに流れて受ける動きも上手かったのだが、引いたところで受けて裏に走りこんだ味方にパスを出すというプレイも出来て幅が広がっていた。
またポストプレイの精度も上がっていて、前線で安心してボールを預けられる存在感が増していた。あと足が速くなったような気がする。結構J2で上位クラスのFWになってないか。レンタルがどういう契約なのかわからないけど、鹿島のFWがスクランブルになったらシーズン途中でバックもあるかもしれない。(なおそうなった場合金沢は死ぬ)
もう一人のFW小松蓮もトラップ技術が上手くボールを収める能力に長けている。
前線に大きな二人がいるが、簡単にそこに目掛けて蹴っていくわけではなく4-4-2のフラットということもあり細かくサイドを崩していこうという狙い。
その狙いはほとんど成功していたのだが、最終的な精度やGKのファインセーブで決めきれなかったのが響いてしまった。
この流れで点を取れないというのは今後に向けても結構キツイかも。

ヴェルディはホーム開幕戦でやっと本当に開幕した感。
なお観衆は5700人。マジかよ。
トップがレアンドロから林陵平にかわり前線からのプレスがかかるようになった。
また、ロティーナ仕込みの空いたスペースで受ける動きはまだ身体が覚えていて更に体格の強さを活かして前線でボールがよく収まっていた。
それだけでも十分な仕事なのに2点取ってしまって、まさにレアンドロとは何だったのかである。
もう一つは近藤がCBで戻ってきたためヨンジがボランチになった。
おそらく金沢の高さ対策での起用(梶川ベンチ潮音ベンチ外)だとおもうのだけれども、開始10分くらいまで中盤でボール捌く役割っぽく振舞ってて思わず吹き出してしまった。しばらくしたらあまりボールに触らなくなったが。何だったんだあれは。
田村のサイドバックはやっぱり苦しい。守備時はもちろん問題ないのだけれど、攻撃時脅威にならないので守る側からしたら空けておいても良いため凄く楽になる。
やっぱり田村近藤平で3バックにしてWB寛也とかの方がいい気がするんだけどなあ。
攻撃に関しては優平端戸奈良輪の右サイドで上手く崩していた。あとで聞いたら3人ともマリノスユースとのこと。そういう補強の仕方もあるのかと目から鱗である。

2019年3月2日土曜日

J2第2節 大宮アルディージャvsFC琉球inNACK5スタジアム 3-4○


J3は全く見てなかったので琉球は初めての観戦である。
大宮の守り方が悪かったのもあるけれども、琉球の選手は全員、スペースを意識したプレイを常にしている。
特にインサイドの風間、上里、中川の三人は内側のほんの少しのスペースでもどんどんパスを狙っていって崩していた。何度もそこに出すのかと感心させられるパスがあった。
また1対1で相手を背負っているときなどに、どの選手もプレイが乱れない。そういう状態でもトラップ、キープがしっかりできるので攻撃の時思い切って選手が上がっていける。
つまりスペースを使う攻撃をしているんだけれども、相手と重なった場合でも攻撃は続けられる準備をしているということになる。
戦い方はロングボールはほとんど使わないが、ゆっくり作っていくわけでもなく、ワンタッチツータッチで常に縦縦を意識して崩していくスタイル。
特徴的なところとしては、右サイドバックの西岡はマイボールで後方にボールがあるときでも、組み立てには参加せず、かなり早い段階で高い位置にポジション取りをして、相手を広げてその間にパスを狙っていく。
その分田中恵太はあまり外に広がらないが、状況を見て中川が外に飛び出したりはする。
ここら辺の連動性は面白いと思う。

そんな中で中川風希のプレイは特に素晴らしい。スペースを見つけてボールを引き出す動き、スルーパスのタイミングと強さ、またその時のさりげなさ、さらにはスペイン仕込みの(かどうかは知らないけど)狭いところで1人2人躱せるドリブルも持っている。タイプ的には佐々木匠に似ているか。ちょっとJ2では規格外のセンスである。24才ということもあって、夏には移籍するかもしれない。

さて大宮である。
守勢の時5バックでインサイド4人いるのに内側のスペースを使いたい放題されてるのはほんと意味が分からない。基本的にスペースに入ったボールに対してアプローチをするという対応になっていたため、全部後手後手である。
また3バックなのにWB後ろCB横のスペースを使われるという意味不明な攻められ方もしていた。
前半20分くらいまで前からプレスかけていて、琉球は明らかにそれで困っていたのに途中(同点に追いついたちょっと後辺り)でやめてしまった理由を誰か聞いてくれませんかね。
甲府みたいな空中戦かとりあえず外人でぶん殴れって相手には基本1vs1しか起きないんで守れるんだけど組織で攻められるとこうなってしまうんだな。(ちなみに次節は徳島戦なのでどう修正するのか楽しみですね)
攻撃の方は、とりあえずファンマがいるので前ではボール収まる。で、ファンマはサイドに流れたがるので、サイドでファンマがクロス上げても中で受けてほしいファンマがいないという状況が結構あった(確か長崎の時もそうだった記憶がある)。
ファンマをサイドに流れさせないための大前と嶋田だと思ったのだが、大前がボールほしくてどんどんファンマから離れていってしまう。
そのため攻撃時は大前とファンマで崩すといった狙いができず、奪われた後もファンマがプレスに行ったところに大前が連携できる位置にいないため相手にパスを通されるといった事象が起きていた。
大前から富山に代わったことで、ファンマがクロスを上げても富山が中で待っているという状況を作れていた。
なんでベンチにもいないのかわからないがシモビッチがいれば最初から解決してるような問題ではないかという気もする。
あとマテウスが抜けたことでサイドで何とかできなくなったのはかなり辛くてこっちの解決策はなさそうである。
高木琢也も状況に合わせてチームの形を変えることをあまりしたくない監督だったんだな。
この感じで優勝できるのかなあ。

2019年2月26日火曜日

J2第1節 町田ゼルビアvs東京ヴェルディin町田陸上競技場 0-1●




なかなかにショックな開幕戦である。
俺たちの知っているヴェルディは見る影もなかった。
ヨンジのCBはキックオフ直後から危惧していたことが起きたし、田村はSB向きではなくCBの選手である。逆に奈良輪は高い位置でボールを持つことで縦への推進力を活かすことができるがSBではそこまで行くことができない。
藤本寛也はウイング向きの選手で佐藤優平はインサイドの方がより活きるためアンバランス、内田はボールが全部上を越えていくため全く目立たず、上福元は変に高い位置をうろうろして危なっかしい。
一応試合後のコメントなどを読む限りはこの試合限定であったみたいではあるが。
なので次節まで正確な評価はしないようにする。

町田は主力がガッツリ抜けた。
その代わりとしてエースとしてやってきた富樫ケイマン諸島だが、裏抜けのタイミングだったりとかダイアゴナルであるとかの走りの質がめちゃめちゃ高い(これは中島裕希も同様。この二人だけめっちゃ上手い)これをチームが感じれるようになって活かせるようになったらゴール量産できるのではないか。
惜しむらくはセットプレイでの得点がほとんどなくなることである。

2019年2月23日土曜日

J1第1節 鹿島アントラーズVS大分トリニータinカシマスタジアム 1-2○


今年の大分はJ2ファンの希望である。
開幕戦アジア王者を相手に去年と同じ戦い方で勝利したのは、昨シーズンの昇格プレーオフで磐田に突き付けられた思いを払拭するに充分であった。

ご存知の通り今年の大分はJ2オールスターとでもいうべきチームである。
2018年J2でのトップクラスの能力を持った選手たちが集まった。
このチームがなすすべなく敗れていくとなるとダメージは磐田戦の比ではない。

GK高木含めてバックラインのビルドアップ能力はもしかしたらJ1でもトップレベルなのではないか、ということ。
ミシャペトロビッチが見たら泣いて喜びそうだ。

私は小塚に2017シーズンに出会って以来、すっかり彼のプレーの虜である。
今日本人選手で一番天才という言葉が似合う純粋なファンタジスタだ。
常に相手が嫌がるところへワンタッチツータッチでパスを送り込むことを考えている。
それはいつもギリギリのタイミングでギリギリの所を狙っているため、ミスも多くなるがその分リターンも大きい。
片野坂サッカーと融合した小塚のプレイに日本中が震撼する時が来た。
伊藤涼太郎とのコンビネーションは今年いくつもワクワクさせてくれるに違いない。

さて鹿島。
しっかり見るようになってからはJ2専門なのでほとんど選手がわからないのだが遠藤康が凄い良い選手であった。あとレオシルバ。この二人はほんとどこにでも顔を出せて、ボールが必ず回ってくる。なんで代表選ばれてないんだろう。
ほぼ唯一といっていいほどちゃんと知っていた鹿島の選手は安西幸輝。
2017シーズンぶりだが、体の強さが半端なかった。縦への推進力とカットインしてシュートというのはもともとの得意プレイだが、そこに当たりの強さが加わっており、止めるのが非常に困難な選手になっていた。サイドバックでこれだけクオリティ持ってたら代表すぐ入れるだろう。

鹿島の失点及び危ないシーンは大体がCBの5番が関わっていた。
彼はヘディングも身体も強いので跳ね返すのには非常に優れているのだが、もしかしたら彼の守り方のクセなのかもしれないが、空中のボールを相手と1対1で競るという状況になった際、ボールに関係なくまず相手に当たりに行って勝とうとするので、そこを上手く入れ替わられてということになっていた。

2019年2月22日金曜日

戦力の増減から見るJ2順位予想

ざっとチームに影響を与えそうな選手inoutを書いてみる。
そしてそれでチームとしての戦力がどう変化したかを推測し順位予想をしようというもの。
また新外国人選手は未知数なので基本的に戦力としては考えないものとする。


IN
ネルシーニョ
村田和哉
菊池大介

OUT
岩瀬健
伊東純也
中山雄太
鈴木大輔
亀川諒史
中川寛斗

思ったより主力が抜けなかった。これもネルシーニョマジックか。ただ攻撃と守備の要がそれぞれ抜けたのでそこをいかに補完できるか。それでも問題なく優勝候補ではあるがルヴァン杯出場が決まったためそちらをどのように戦っていくのかが昇格へのカギとなる。

長崎
IN
手倉森誠
玉田圭司
角田誠
亀川諒史

OUT
高木琢也
バイス
ファンマ
中村慶太
田上大地
飯尾竜太朗
平松宗
鈴木武蔵
中原彰吾

ごっそり戦力が落ちた。ただ一昨年の戦力も決して優れていたというわけではないため、監督の腕次第となるだろう。ただそれでも苦しい戦いとなると思われプレーオフ争い辺りで。

横縞
IN
伊野波雅彦

OUT
野村直輝
ペスンジン
ジョンチュングン

レドミ次第は結局変わらない。野村が抜けたことでも大きく変わるようなチームではない。良くも悪くも現状維持。優勝候補ではあるものの個人にかかる負担が大きくレドミとイバが怪我ともなれば大きく落ちる可能性も。

町田
IN
富樫敬真
ジョンチュングン

OUT
平戸太貴
杉森考起
鈴木孝司
吉濱遼平
土岐田洸平

昇格の資格を得たことにより選手を貸してくれなくなったため大ダメージ。
あまり選手の能力に依存しないサッカーではあるためそこそこ戦えはすると思う。

大宮
IN
高木琢也
ファンマ
石川俊輝

OUT
石井正忠
マテウス
横谷繁
清水慎太郎

アジアの大砲とファンマをセットで引き抜いてしまった。マテウスが抜けたのは大きいが、シモビッチの出番も増えそうである。横谷清水が抜けたのは地味に効いてくるかも。ただ間違いなく優勝候補。

東京V
IN
ホワイト
近藤直也
河野広貴
小池純輝

OUT
ロティーナ
井林章
ドゥグラスビエイラ
アランピニェイロ

まずこの監督がどうなのか次第。選手としては井林の代わりに近藤を引き抜いて同時に相手の戦力も落としたといえるので実質+。最も判断が難しいチーム。

福岡
IN
ペッキア
石原広教
前川大河

OUT
井原正巳
ドゥドゥ
圍謙太朗
山瀬功治
駒野友一

またしても若手GKの借りパクに失敗した。監督交代は+とみてもいいだろう。元々選手の質は高いのでそれに依存しないでどれだけ戦えるかがカギ。

山口
IN
工藤壮人
吉濱遼平
佐々木匠
田中パウロ淳一

OUT
オナイウ阿道
渡辺広大
大﨑淳矢
藤嶋栄介

それぞれのポジションのほぼレギュラーが抜けたものの、獲得した選手はいずれも主力として計算できる選手。加入のメンツとしてはリーグ屈指の豪華さである。対策の対策が上手くいけば優勝争いも。

甲府
IN
伊藤彰
ドゥドゥ
ウタカ
佐藤洸一
横谷繁

OUT
上野展裕
堀米勇輝
小塚和季
高野遼
道渕諒平

なんか出ていった選手と入った選手がかみ合ってない。クリエイティブがみんないなくなってしまった。上野サッカーをやめたってことは、とりあえず前線の選手で殴るってことだろうか。

水戸
IN
清水慎太郎

OUT
ジェフェルソンバイアーノ
ジエゴ
伊藤涼太郎
小島幹敏
岸本武流
福井諒司
田向泰輝
田中恵太

去年の主力がほとんどいなくなってしまった。まあ水戸は毎年そんな感じなんだけれども。と考えると順位的にも大きく変動はないのかもしれない。

徳島
IN
バイス
ジエゴ
河田篤秀
野村直輝
清武功暉
岸本武流
田向泰輝

OUT
ウタカ
バラル
ブエノ
前川大河
杉本太郎
藤原広太朗

かなり本気を出してきた。ウタカバラルが抜けたのは大きいが、主力の途中離脱が相次いだため目先の勝ち点を取りにいかざるを得ず、本来志向しているサッカーとは別のものになっていた気がするので問題ないとみる。獲得した選手はみんなリカルドサッカーに合いそうなので今年楽しみなチームである。

山形
IN
井出遥也
ジェフェルソンバイアーノ

OUT
小林成豪
汰木康也
中山仁斗
安西海斗
児玉剛

(なぜか)個人昇格がごっそり起きた。見ての通りなので結構苦戦が予想される。

金沢
IN
小島雅也

OUT
庄司朋乃也
マラニョン
佐藤洸一
石田崚真
宮崎幾笑

庄司とマラニョンが抜けた穴がどうやって埋められるのか。新戦力では計算しにくい。

千葉
IN
アランピニェイロ
堀米勇輝
佐藤寿人

OUT
町田也真人
近藤直也
ラリベイ
指宿洋史

センターラインがゴッソリ。一応獲得選手で埋められそうではあるが、あの監督があのサッカーしている限りここら辺の順位というのは昨シーズン証明してしまった。

岡山
IN
有馬賢二
田中裕介

OUT
長澤徹
末吉隼也
塚川孝輝
伊藤大介
大竹洋平

塚川末吉が抜けたのは大きいしいまのところそれに代わる選手が見当たらない。
有馬監督がどういうタイプかわからないがアンダーの代表などをやっていたということで代表流れは結果が出る傾向にある気がするため、意外と上に行くかもしれない。
個人的には大竹が戦力外となったため、バカルディが結成されなくなったのが残念である。

新潟
IN

OUT
河田篤秀
安田理大
ターレス
ムラーリャ
原輝綺

本当に大丈夫なんだろうか・・・結構な主力が抜けたのに、ぱっと見新外国人に期待って感じなわけだが。

栃木
IN
田坂和昭
枝村匠馬
大﨑淳矢
藤原広太朗
岩間雄大

OUT
横山雄次
竹重安希彦
パウロン
西河翔吾
レオーニ
夛田凌輔

GKがいなくなってしまった。それ以外は上積みができているといえるのではないか。あとは田坂監督がどう戦っていくか。

愛媛
IN
山瀬功治
長沼洋一

OUT
小池純輝
安藤淳
上原慎也

実はそんなに戦力がダウンしていない。そこへ山瀬がやってきた。神谷の負担を減らしてフルで稼働できるともう少し上も見えるのでは。

京都
IN
中田一三
宮吉拓実
安藤淳

OUT
ボスコジュロヴスキー
岩崎悠人
染谷悠太
カイオ

おそらく大半の人が今年の監督解任レース大本命だと思う中田一三。
そこから岩崎染谷が抜けているわけで、闘莉頼みが変わらないのであれば降格が見えてくる。

岐阜
IN

OUT
田中パウロ淳一
長沼洋一
田森大己
福村貴幸
難波宏明

昨シーズンは古橋の移籍後大きく落としてしまった。今年は主力が頭から大きく抜けており、大木監督のやることは変わらないためそれでどれだけやれるのかが楽しみである。ただ勝ち点を取りに行くというサッカーはできないので、降格と背中合わせなのは間違いない。

琉球
IN
樋口靖洋
鈴木孝司
福井諒司
西河翔吾

OUT
金鍾成
枝本雄一郎
富樫佑太
瀧澤修平

J3優勝したのに監督がその下のチームに行ってしまう謎。(一応契約切れで退任らしいが)急遽?樋口監督となったが、この人あまり成功したイメージがないんだよなあ。獲得した選手はリーグで実績あるのである程度の計算はできると思うのだが。

鹿児島
IN
金鍾成
酒本憲幸
堤俊輔
米沢令衣

OUT
三浦泰年
中山雄希
川森有真

でその金監督を引き抜いた形となった鹿児島。琉球に比べて選手の入れ替えは抑えめである。私がJ3を見てないのではっきり言えばどうなるか全くわからないのです。


以上を鑑みて、昨シーズンの成績との戦力増減を考えた結果の順位予想です。

徳島
大宮
------

山口
横縞
福岡
------
東京V
長崎
町田
愛媛
千葉
甲府
水戸
山形
琉球
岡山
栃木
岐阜
鹿児島
新潟
------
金沢
京都

徳島は一昨シーズンのイメージでこの戦力なら優勝できると思った。
やはり昨シーズン後半はイレギュラーすぎる。
大宮はやっぱりマテウスで何とかできたところがなくなったのは大きい。それはファンマとシモビッチでどうなるところではないので。だけれどもそれ以外の戦力は充実しているので優勝争いには絡んでくる。
柏長崎はルヴァン杯の影響も出ると思うので。
山口は希望がかなり入ってるので参考外のようなもの。本当は優勝もあると思ってます。
ヴェルディは監督次第。戦力だけ見たらここら辺である。千葉はこれより上行ったらごめんなさい。
下位から降格争いはご覧のように。大きく戦力ダウンしたと思われるチームを下位にしてますが、最初に言ったように新外国人は考慮に入れていないので大化けしたら大逆転も。

2019年1月27日日曜日

レノファ2019システム&レギュラー予想

今年のレノファ選手分布はこんな感じ。

去年に比べて少なめに感じる。実際少ないかもだけど、選手の放出はわずかで済んだ。
主な移籍
放出
GK藤嶋
DF広大
DF廣木
MF大﨑
FWオナイウ

加入
FW工藤
MF吉濱
MF佐々木
MFパウロ


GK
レギュラーの藤嶋が移籍して村上もいなくなった。
おそらく吉満が1stチョイスだろうけど、元気も廣末も能力的に大きな差はないはずなので頻繁に入れ替わるかもしれない(永石は怪我次第)
特徴としては吉満はロングキックの精度、山田は高さと反応、廣末は足元の技術(と聞いた)それぞれ違いがあるので楽しみだ。

DF
レギュラーだった広大が移籍した。
そのかわり現役ウズベキスタン代表のドストンベックが加入した。霜田監督によると高さと強さがあるとのこと。それ以外は大きく動きがないので動きはあまりないはずだ。
ルーキーがどれくらい試合に出るのかが注目ともいえる。

MF
小野瀬ショックを埋めるためサイドに人材が増えた。佐々木匠、吉濱というインサイドアウトサイドどちらでも違いを作れる選手が入ったのは大きい。かなり戦術でもバリエーションが出るはず。
佐々木はパスでゲームを作れる選手、吉濱は左利きのドリブラー、パウロは逆サイドから内側に入ってくるプレイが得意、持ち込んで自分でも打てるし左からのクロスに飛び込んでも行ける。
ただ守備的な中盤を出来る選手が健太郎以外いないのが気がかりではある。(去年怪我したとき三幸が覚醒したんだけれども)
池上は怪我で去年ほとんど出なかったので実質戦力的な上積みともいえよう。

FW
オナイウの代わりで元日本代表がやってきた。
ただ記憶によればスピードタイプなのでオナイウと同じ使い方にはならないと思う。
ポストを求めるなら山下の方か。とりあえず枚数自体が少ないので3人とも怪我で離脱しないことを祈る。

フォーメーション予想


3パターン用意してみた。
それぞれの序列はおそらくこんな感じでなかろうか。
ただ去年全く当たらなかったのであまりあてにならないです。