2021年10月6日水曜日

J2第32節 ヴァンフォーレ甲府vsモンテディオ山形in JIT リサイクルインク スタジアム 2-0

 

小瀬が中銀じゃなくて良く分からない名前のスタジアムに変わっていた。
相変わらず風光明媚なスタジアム。そして巨大なつんくマーク。
心なしかゴール裏の看板が減ったような気がする。

モンテディオ、スタメンCFとその勝敗
ヴィニシウスアラウージョ 3勝6敗3分
林誠道 11勝3敗3分(7連勝含)

ヴィニシウスはケガの影響で5月から8月の間ほぼ不在。
偶々チームが上昇してきたタイミングで林が試合に出るようになったのか、それとも林が出るようになったことでチームが上昇したのかはわからない。監督交代の部分は考慮していない。
なお8/28にヴィニシウスがスタメン復帰して以降の成績は2勝5敗である。

山形はサイドの選手の動きがカギになっているので、相手陣形を崩すため中盤から縦にパスを入れられること、前線の選手はボールをどれだけ引き出せるのかが重要となる。
連勝している時期の試合を見ると、特に南は、そこでそこ通すんかいというようなパスをバンバン縦に入れている。
ヴィニシウスと林の違いは何か。
林はポストプレイも対人もそこまで強いわけではないが、ここというタイミングで相手の間に入って縦パスを引き出すのがとても上手い。
対してヴィニシウスは1対1に強みは見せるが(ただし高さがあるわけではない)、サイドに流れるたりスペースでパスをもらいたがる傾向が強く、そのくせオフサイドが非常に多い。全然ギリギリじゃないオフサイドばっかりで見ている方はとてもストレス溜まる。
多分DFラインとか全く見てないで自分のリズムだけでプレイしてるぞあれ。
南藤田國分が顔を上げて前を見たときに、ターゲットがオフサイドポジションに平気でいるせいで、必然縦の選択肢が無くなってサイドの中原樺山、プリンスが下りてきて何とかするしかなくなって相手に簡単に対応されて手詰まりとなる。
相手を引き出して裏一本とか狙うにして全部オフサイドで話にならねえ。
これで決めまくってるならまだ許される部分はあるけどゴール数はプリンスと並んで7。偶然オフサイドにならなくて1対1も平気で外すしちょっと擁護できるところが見当たらない。
他にも選手層の厚さとかあるとはいえ(ターンオーバーした長崎戦とかは見てられなかった)、ざっと簡単に好調時と現在の違いを整理するとこういうところになるのではないだろうか。


甲府はジンイズミサワがケガしたことにより、むしろそれが功を奏していると思える好調さ。どうしても彼の個があることでそれに依存してしまい、相手も簡単に対応できてしまうというサッカーになっていたのが、チーム力で戦う本来のスタイルが戻った感じでジレンマでもある。
特に目を惹いたのはありきたりだけど宮崎と山田。
宮崎は足元の技術がある選手なのに、守備もさぼらずむしろ自分からガンガン行って奪いきれる能力もあるのが意外。山田陸はどこにでも顔を出して味方のサポートが上手い、私が好きな気の利く選手でという印象。しかし最近名前が陸という選手が多すぎると思います。
あとなんだかんだ言って山本英臣が試合に出続けてるのはほんとにすごい。生え抜きじゃないバンディエラというレア中のレアで存在がもうJの中でもレジェンドだ。