2019年2月26日火曜日

J2第1節 町田ゼルビアvs東京ヴェルディin町田陸上競技場 0-1●




なかなかにショックな開幕戦である。
俺たちの知っているヴェルディは見る影もなかった。
ヨンジのCBはキックオフ直後から危惧していたことが起きたし、田村はSB向きではなくCBの選手である。逆に奈良輪は高い位置でボールを持つことで縦への推進力を活かすことができるがSBではそこまで行くことができない。
藤本寛也はウイング向きの選手で佐藤優平はインサイドの方がより活きるためアンバランス、内田はボールが全部上を越えていくため全く目立たず、上福元は変に高い位置をうろうろして危なっかしい。
一応試合後のコメントなどを読む限りはこの試合限定であったみたいではあるが。
なので次節まで正確な評価はしないようにする。

町田は主力がガッツリ抜けた。
その代わりとしてエースとしてやってきた富樫ケイマン諸島だが、裏抜けのタイミングだったりとかダイアゴナルであるとかの走りの質がめちゃめちゃ高い(これは中島裕希も同様。この二人だけめっちゃ上手い)これをチームが感じれるようになって活かせるようになったらゴール量産できるのではないか。
惜しむらくはセットプレイでの得点がほとんどなくなることである。

2019年2月23日土曜日

J1第1節 鹿島アントラーズVS大分トリニータinカシマスタジアム 1-2○


今年の大分はJ2ファンの希望である。
開幕戦アジア王者を相手に去年と同じ戦い方で勝利したのは、昨シーズンの昇格プレーオフで磐田に突き付けられた思いを払拭するに充分であった。

ご存知の通り今年の大分はJ2オールスターとでもいうべきチームである。
2018年J2でのトップクラスの能力を持った選手たちが集まった。
このチームがなすすべなく敗れていくとなるとダメージは磐田戦の比ではない。

GK高木含めてバックラインのビルドアップ能力はもしかしたらJ1でもトップレベルなのではないか、ということ。
ミシャペトロビッチが見たら泣いて喜びそうだ。

私は小塚に2017シーズンに出会って以来、すっかり彼のプレーの虜である。
今日本人選手で一番天才という言葉が似合う純粋なファンタジスタだ。
常に相手が嫌がるところへワンタッチツータッチでパスを送り込むことを考えている。
それはいつもギリギリのタイミングでギリギリの所を狙っているため、ミスも多くなるがその分リターンも大きい。
片野坂サッカーと融合した小塚のプレイに日本中が震撼する時が来た。
伊藤涼太郎とのコンビネーションは今年いくつもワクワクさせてくれるに違いない。

さて鹿島。
しっかり見るようになってからはJ2専門なのでほとんど選手がわからないのだが遠藤康が凄い良い選手であった。あとレオシルバ。この二人はほんとどこにでも顔を出せて、ボールが必ず回ってくる。なんで代表選ばれてないんだろう。
ほぼ唯一といっていいほどちゃんと知っていた鹿島の選手は安西幸輝。
2017シーズンぶりだが、体の強さが半端なかった。縦への推進力とカットインしてシュートというのはもともとの得意プレイだが、そこに当たりの強さが加わっており、止めるのが非常に困難な選手になっていた。サイドバックでこれだけクオリティ持ってたら代表すぐ入れるだろう。

鹿島の失点及び危ないシーンは大体がCBの5番が関わっていた。
彼はヘディングも身体も強いので跳ね返すのには非常に優れているのだが、もしかしたら彼の守り方のクセなのかもしれないが、空中のボールを相手と1対1で競るという状況になった際、ボールに関係なくまず相手に当たりに行って勝とうとするので、そこを上手く入れ替わられてということになっていた。

2019年2月22日金曜日

戦力の増減から見るJ2順位予想

ざっとチームに影響を与えそうな選手inoutを書いてみる。
そしてそれでチームとしての戦力がどう変化したかを推測し順位予想をしようというもの。
また新外国人選手は未知数なので基本的に戦力としては考えないものとする。


IN
ネルシーニョ
村田和哉
菊池大介

OUT
岩瀬健
伊東純也
中山雄太
鈴木大輔
亀川諒史
中川寛斗

思ったより主力が抜けなかった。これもネルシーニョマジックか。ただ攻撃と守備の要がそれぞれ抜けたのでそこをいかに補完できるか。それでも問題なく優勝候補ではあるがルヴァン杯出場が決まったためそちらをどのように戦っていくのかが昇格へのカギとなる。

長崎
IN
手倉森誠
玉田圭司
角田誠
亀川諒史

OUT
高木琢也
バイス
ファンマ
中村慶太
田上大地
飯尾竜太朗
平松宗
鈴木武蔵
中原彰吾

ごっそり戦力が落ちた。ただ一昨年の戦力も決して優れていたというわけではないため、監督の腕次第となるだろう。ただそれでも苦しい戦いとなると思われプレーオフ争い辺りで。

横縞
IN
伊野波雅彦

OUT
野村直輝
ペスンジン
ジョンチュングン

レドミ次第は結局変わらない。野村が抜けたことでも大きく変わるようなチームではない。良くも悪くも現状維持。優勝候補ではあるものの個人にかかる負担が大きくレドミとイバが怪我ともなれば大きく落ちる可能性も。

町田
IN
富樫敬真
ジョンチュングン

OUT
平戸太貴
杉森考起
鈴木孝司
吉濱遼平
土岐田洸平

昇格の資格を得たことにより選手を貸してくれなくなったため大ダメージ。
あまり選手の能力に依存しないサッカーではあるためそこそこ戦えはすると思う。

大宮
IN
高木琢也
ファンマ
石川俊輝

OUT
石井正忠
マテウス
横谷繁
清水慎太郎

アジアの大砲とファンマをセットで引き抜いてしまった。マテウスが抜けたのは大きいが、シモビッチの出番も増えそうである。横谷清水が抜けたのは地味に効いてくるかも。ただ間違いなく優勝候補。

東京V
IN
ホワイト
近藤直也
河野広貴
小池純輝

OUT
ロティーナ
井林章
ドゥグラスビエイラ
アランピニェイロ

まずこの監督がどうなのか次第。選手としては井林の代わりに近藤を引き抜いて同時に相手の戦力も落としたといえるので実質+。最も判断が難しいチーム。

福岡
IN
ペッキア
石原広教
前川大河

OUT
井原正巳
ドゥドゥ
圍謙太朗
山瀬功治
駒野友一

またしても若手GKの借りパクに失敗した。監督交代は+とみてもいいだろう。元々選手の質は高いのでそれに依存しないでどれだけ戦えるかがカギ。

山口
IN
工藤壮人
吉濱遼平
佐々木匠
田中パウロ淳一

OUT
オナイウ阿道
渡辺広大
大﨑淳矢
藤嶋栄介

それぞれのポジションのほぼレギュラーが抜けたものの、獲得した選手はいずれも主力として計算できる選手。加入のメンツとしてはリーグ屈指の豪華さである。対策の対策が上手くいけば優勝争いも。

甲府
IN
伊藤彰
ドゥドゥ
ウタカ
佐藤洸一
横谷繁

OUT
上野展裕
堀米勇輝
小塚和季
高野遼
道渕諒平

なんか出ていった選手と入った選手がかみ合ってない。クリエイティブがみんないなくなってしまった。上野サッカーをやめたってことは、とりあえず前線の選手で殴るってことだろうか。

水戸
IN
清水慎太郎

OUT
ジェフェルソンバイアーノ
ジエゴ
伊藤涼太郎
小島幹敏
岸本武流
福井諒司
田向泰輝
田中恵太

去年の主力がほとんどいなくなってしまった。まあ水戸は毎年そんな感じなんだけれども。と考えると順位的にも大きく変動はないのかもしれない。

徳島
IN
バイス
ジエゴ
河田篤秀
野村直輝
清武功暉
岸本武流
田向泰輝

OUT
ウタカ
バラル
ブエノ
前川大河
杉本太郎
藤原広太朗

かなり本気を出してきた。ウタカバラルが抜けたのは大きいが、主力の途中離脱が相次いだため目先の勝ち点を取りにいかざるを得ず、本来志向しているサッカーとは別のものになっていた気がするので問題ないとみる。獲得した選手はみんなリカルドサッカーに合いそうなので今年楽しみなチームである。

山形
IN
井出遥也
ジェフェルソンバイアーノ

OUT
小林成豪
汰木康也
中山仁斗
安西海斗
児玉剛

(なぜか)個人昇格がごっそり起きた。見ての通りなので結構苦戦が予想される。

金沢
IN
小島雅也

OUT
庄司朋乃也
マラニョン
佐藤洸一
石田崚真
宮崎幾笑

庄司とマラニョンが抜けた穴がどうやって埋められるのか。新戦力では計算しにくい。

千葉
IN
アランピニェイロ
堀米勇輝
佐藤寿人

OUT
町田也真人
近藤直也
ラリベイ
指宿洋史

センターラインがゴッソリ。一応獲得選手で埋められそうではあるが、あの監督があのサッカーしている限りここら辺の順位というのは昨シーズン証明してしまった。

岡山
IN
有馬賢二
田中裕介

OUT
長澤徹
末吉隼也
塚川孝輝
伊藤大介
大竹洋平

塚川末吉が抜けたのは大きいしいまのところそれに代わる選手が見当たらない。
有馬監督がどういうタイプかわからないがアンダーの代表などをやっていたということで代表流れは結果が出る傾向にある気がするため、意外と上に行くかもしれない。
個人的には大竹が戦力外となったため、バカルディが結成されなくなったのが残念である。

新潟
IN

OUT
河田篤秀
安田理大
ターレス
ムラーリャ
原輝綺

本当に大丈夫なんだろうか・・・結構な主力が抜けたのに、ぱっと見新外国人に期待って感じなわけだが。

栃木
IN
田坂和昭
枝村匠馬
大﨑淳矢
藤原広太朗
岩間雄大

OUT
横山雄次
竹重安希彦
パウロン
西河翔吾
レオーニ
夛田凌輔

GKがいなくなってしまった。それ以外は上積みができているといえるのではないか。あとは田坂監督がどう戦っていくか。

愛媛
IN
山瀬功治
長沼洋一

OUT
小池純輝
安藤淳
上原慎也

実はそんなに戦力がダウンしていない。そこへ山瀬がやってきた。神谷の負担を減らしてフルで稼働できるともう少し上も見えるのでは。

京都
IN
中田一三
宮吉拓実
安藤淳

OUT
ボスコジュロヴスキー
岩崎悠人
染谷悠太
カイオ

おそらく大半の人が今年の監督解任レース大本命だと思う中田一三。
そこから岩崎染谷が抜けているわけで、闘莉頼みが変わらないのであれば降格が見えてくる。

岐阜
IN

OUT
田中パウロ淳一
長沼洋一
田森大己
福村貴幸
難波宏明

昨シーズンは古橋の移籍後大きく落としてしまった。今年は主力が頭から大きく抜けており、大木監督のやることは変わらないためそれでどれだけやれるのかが楽しみである。ただ勝ち点を取りに行くというサッカーはできないので、降格と背中合わせなのは間違いない。

琉球
IN
樋口靖洋
鈴木孝司
福井諒司
西河翔吾

OUT
金鍾成
枝本雄一郎
富樫佑太
瀧澤修平

J3優勝したのに監督がその下のチームに行ってしまう謎。(一応契約切れで退任らしいが)急遽?樋口監督となったが、この人あまり成功したイメージがないんだよなあ。獲得した選手はリーグで実績あるのである程度の計算はできると思うのだが。

鹿児島
IN
金鍾成
酒本憲幸
堤俊輔
米沢令衣

OUT
三浦泰年
中山雄希
川森有真

でその金監督を引き抜いた形となった鹿児島。琉球に比べて選手の入れ替えは抑えめである。私がJ3を見てないのではっきり言えばどうなるか全くわからないのです。


以上を鑑みて、昨シーズンの成績との戦力増減を考えた結果の順位予想です。

徳島
大宮
------

山口
横縞
福岡
------
東京V
長崎
町田
愛媛
千葉
甲府
水戸
山形
琉球
岡山
栃木
岐阜
鹿児島
新潟
------
金沢
京都

徳島は一昨シーズンのイメージでこの戦力なら優勝できると思った。
やはり昨シーズン後半はイレギュラーすぎる。
大宮はやっぱりマテウスで何とかできたところがなくなったのは大きい。それはファンマとシモビッチでどうなるところではないので。だけれどもそれ以外の戦力は充実しているので優勝争いには絡んでくる。
柏長崎はルヴァン杯の影響も出ると思うので。
山口は希望がかなり入ってるので参考外のようなもの。本当は優勝もあると思ってます。
ヴェルディは監督次第。戦力だけ見たらここら辺である。千葉はこれより上行ったらごめんなさい。
下位から降格争いはご覧のように。大きく戦力ダウンしたと思われるチームを下位にしてますが、最初に言ったように新外国人は考慮に入れていないので大化けしたら大逆転も。