2019年4月13日土曜日

J2第9節 東京ヴェルディvsFC琉球in味の素スタジアム 1-1 △

プロサッカークラブには4つのパターンがある。
1.面白いサッカーをして勝つチーム
2.面白くないサッカーで勝つチーム
3.面白いサッカーだが勝てないチーム
4.面白くないサッカーで勝てないチーム

上になるほど難易度は上がる。
もちろんどのクラブも1が理想なのだが、勝つことを目指した結果2のようなクラブも出てくる。
それでも理想を追う3のクラブもいる。3はいずれ1になる可能性も含むため夢が見れる。また試合自体は面白いのでエンタテインメントとしての価値があるもプロとして正解だ。
だが1が崩れた結果か2になり切れなかった果ては4になるチームが出てくる。
こうなったクラブのサポーターは辛い。
応援するモチベーションがクラブ愛のみとなってしまう。
文句の一つも言いたくなるものだ。


長い前振りで何が言いたかったかというと、今のヴェルディである。
去年1と2の間くらいになりかけたクラブが今年は4になってしまった。これはショックが大きい。一言でいうと「明るい未来が見えません」

今のヴェルディを見て思う、大前提として攻撃における創造性というのは、チームとしての決まり事があった上で成り立つものなんだなあと。
やはり個人の即興や個人能力だけの攻撃には限界がある。それを流動性とか自由という言葉でごまかしているのは攻撃の基準を作れないですと言っているようで、指揮官の無能を晒しているようなものだ。


琉球はゲームメイカーの中川がいなくなってから初観戦。
今となっては逆に中川がいた時を観れたのは貴重だった。
代わりに入っている富所は気負っていたのか、周りといまいちかみ合っていないようなところも感じた。また中川に比べると一人躱せるテクニックやファンタジーの面で物足りないがそこは仕方ない。
鈴木孝司はポストプレイに磨きがかかっている。中川がいなくなった分降りてきて組み立てに関与するプレイも増えたからだろうか。
それ以外に目についたのは河合秀人。昨今珍しい完全な香車。左のサイドラインからペナルティエリアまで幅くらいでしかほとんどプレイしないwタイプ的には岡山の三村に似ている。
琉球の守り方は、ボールホルダーには強くいかないけど、パスコースは徹底的に切るぜという守り方が面白い。確か昔デルネリ時代のキエーボヴェローナがこんな感じだった記憶だ。