2022年3月29日火曜日

J2 第6節 大宮アルディージャvsファジアーノ岡山inNACK5スタジアム 1-1

 

試合自体は面白くなかったが、面白いものは見れて得した気分。

岡山センターの二人、河井と本山が別格。
この二人、簡単に言うとサッカーが上手い。
これはボールの扱いのことではなくて(それはそれでもちろん上手いのではあるが)、試合中何をするべきかの判断が早く、そして結果的にそれは正しい。
自分が持った時どのように動かせば適格か、持ってない時どこにいるのが一番有効な攻撃になるのか、相手ボールの時どこにいれば一番効くか、そういったものが抜群。
そのタスクを凡そ前半分を河井が、後ろ半分を本山が請け負っている。
試合内容はともかく二人を見に行く価値がある。
そもそも河井は昨シーズンJ1の試合普通に出てるような選手なのでそりゃあそうだともいえるのだが、本山は大卒ルーキーでさらには本職はSBらしいから驚きである(大学時はCB→SBだったらしい)
それ以外では田中雄大(新)木村太哉は足元の技術に自信がありそうなプレイをいくつか見せていて、馴染んできたら今後に期待できそうな選手だと思った。
逆に、失点に直結したしそれ以外でも幾度となくピンチを演出していた右SBの守備の軽さ雑さが大変気になりました。
攻撃に長があるらしいとはいえそれでペイできてるとは思えないんだよなあ。結局彼が抜かれて柳バイスがずらされて大外でやられるというのは中の高さ強さがあるというのが消えてしまいもったいない。

大宮のGKについては方々で語られているためあえて触れることはしません。気になったのは霜田監督のアイデンティティともいえる試合前後の全員円陣が無くなっていた気がすること(しっかり見てなかったのでやってたかもしれない)
結局この試合も勝てなかったわけだけど、アクシデントゆえに仕方ないとして解任がなさそうなのはどうなんだろうね。

2022年3月25日金曜日

J1 第5節 浦和レッズvsジュビロ磐田in埼玉スタジアム2002 4-1

 


埼スタが久しぶりすぎ、さらにはシャトルバスが休止のため浦和美園駅からの徒歩は10年ぶりくらい。
調べたらバスが再開しても東浦和からのものは無くなったそうである。無念。
さて今シーズン遂に浦和を取り戻したため、J2の現地観戦は減るかも。
自分と浦和レッズの関係性については以前書いたこちらをどうぞ
サンフレッズの終焉に寄せて
 
この日の浦和レッズ、スタメンで目を惹いたのは犬飼。
J1を全然見てなかったのでほぼ初見なんだけど、まずDFとして強く人に当たりに行けて、奪取力が高い。そして足元が上手くビルドアップでかなり信用できる。しかも出すだけで終わりではなく毎回すぐ再度受けるために動きなおしているのが良い。特に前への意識が強く、普通下がって受けに来るところをあえて前に出て攻めあがっていく姿勢はかなり好きなタイプ。
ショルツとのコンビでCBの攻撃力ではJトップではないか。
キックの部分で岩波に勝るため、このコンビがレギュラーになっていくのではないかと思う。
と、こんないい選手なのに代表入ったことないんだと後で知って驚いた。
 
そしてモーベルグ、昨シーズンまでの映像とか見るとクロッサーでチャンスメイクするような選手だと思ってたんだけど、タッチが細かく切れ込んでいくタイプで、福岡のクルークスに似た感じではあるもののよりゴールに近いところで仕事するように思えた。もはや浦和のメッシと呼んでいいのでは。(そういやエヒメッシってどこで何やってんすかね)
で、ドリブルが上手いんだけど、何でもかんでも突っ込んでいくのではなく、味方と相手の状況判断がしっかりできていて無駄なドリブルはしない。
ゴールシーンなんかは初見殺しのようなもんだったので、今後対策されてきたときにどういう仕事が出来るのか注目していきたい。ただ自分本位でなく相手を動かせるタイプのドリブルなのでしばらくは無双できそうな気もする。
 
関根が触発されたのか去年少し抑え気味だった個人での仕掛けが増えてきて、チームプレーと融合したプレイヤーになってきた。あとはゴール決めてくれ。

 
ジュビロは去年全く見なかったのでどういうチームかわからないのだけど、伊藤彰監督自体はそこそこ知ってるというパターン。
本来はもっと握りたいチームにしたいはずだけど、なかなかそういう時間が来なかった。なんせ一番目立ってたのがGKの三浦なわけで。
 
鈴木雄斗の活躍は山雅時代からSBとしての能力の高さは見抜いていたので特段驚きはないが、ここまで点とるとは思っていなかったというのが正直なところ。
 
やはり遠藤大森大津で作っていくのは大変な気がする。