2019年6月24日月曜日

J1第16節 ヴィッセル神戸vs大分トリニータinノエビアスタジアム 2-2△

急に美味しい肉が食べたくなり思い立って神戸まで行ってきた。
早めについたので新神戸からノエビアスタジアムまで歩いて行ったのだが、山の中でどんな田舎だよここはという所から三宮のゴミゴミしたところ、ポートアイランドからハーバーランドの横浜感などその行程だけでなんとなく神戸がわかったような気がする。
ノエビアスタジアムはやはり専用スタジアムの臨場感、声の迫力が凄い。欲を言えばもう少し傾斜がついていた方が見やすいなあとは思った。
そしてweb決済を強いているクセにスタジアム内にwifiが無いのはいかがなものか。マジふざけんなよ案件。

今年3試合目の大分。J1の試合1年に3試合見たのなんていつ以来ぶりだろうか。
失点が瓦斯戦に引き続いてまたもやミスから。そういうのはホント逃してくれない。ただそこ以外は相手にほとんどプレーさせなかった。
小林成豪はめちゃくちゃ気合入っていたのがプレイからこちらにもビリビリ伝わってきて、ゴールした時はほんと痺れた。思わずもらい泣き。
オナイウがどんどん上手くなってる。ポストプレイも収まるようになってかなり信頼できるようになっている。身体もさらに強さが出てきて頼もしさが出てきた。
庄司は岩田の代役で、明らかに神戸は狙ってきていてそこから確かに失点もしてしまったが、そのあとも逃げずにプレイしていたのが結局前半で代えられてしまったけれども、とてもよかった。
後半から入った刀根小林長谷川を受けて選手たちがその意図を(スタンド側からでもわかるようなことだが)しっかり理解して狙い通りの攻めができていたのが素晴らしかった。
サポーターも見る目がどんどん肥えてきていて、DFラインのボール回しから庄司が前田に通した何気ないロブパスの時に拍手と歓声が起こったのとかを見てちょっと感動した。

ヴィッセルはイニエスタが子供が生まれた?とかで欠場。残念。
この前の久保さんに引き続きビジャのゴールまで見てしまった。
この人ズルいよ。世界的な点取り屋のクセに守備も全然サボらないんだもん。裏抜けとかサイド流れるタイミングとかもめっちゃ上手いし。チームに一人は欲しい。
中盤では三田が一人気を吐いていた。プレスも早いし強い、中に切り込んでくるドリブルは脅威。ボールを持った時の攻撃はほとんど三田サイドからだった。
ウェリントンは福岡の時何回か見てるんだけどその時より明らかに上手くなってる。空中戦負けなしで背負っても平気でトラップする。
ただバルサ化(笑)チームの基本戦術が中盤すっ飛ばしてウェリントン、なのは本当にそれでいいのかとは思うが。おかげでサンペールがどんないい選手なのか全然分からなかった。山口蛍もバックライン入って組立参加してたら怖くもなんもないし。

2019年6月16日日曜日

J2第18節 町田ゼルビアvsV・ファーレン長崎in町田陸上競技場 2-2△


長崎は玉田が不在。
しかし呉屋が完全に覚醒した。結構激しいチャージを受けても倒れずキープする強さとシュートチャンスを確実に仕留める決定力は本物。
ガンバは貸してる場合ではなかった。
ただCMFとCBとSBの間で誰がつくのかあいまいで、土居戸高、特にロメロフランクのドリブル侵入を全く止める事が出来なかった。そして後半中島裕希が入って、ボールが収まる起点も出来たことでさらに混乱してなすすべなく追いつかれてしまった。1点取られた時点で徳永を入れたのはそういうところの修正なんだろうとは思うが、結局立て直せなかった。翁長香川、大竹亀川のサイドの縦の関係は悪くないので、真ん中の強度をどうするのかが今後の課題か。
驚いたのは大竹が身体を張ってディフェンス行っていたこと。マイボールの時は目立つけど相手ボールの時は消えているような選手だっただけに、こういうプレイが増えると価値も上がってくると思う。視野も広いしテクニックは周知のとおりであるので攻撃に幅が出るので出来ればゲームに絡んでほしい。

町田は久しぶり。
中島裕希の怪我があった影響なのか、前半ロメロフランクを中心に土居戸高井上ケイマン諸島とそれぞれが積極的にドリブルでつっかけながらサイドを活かすスタイル。これはこれで結構有効ではあったのだが、決定的なところまでは至らず。
後半中島裕希投入で明らかによくなる。やっぱり脱中島は出来ていなかったようだ。
サイドで受ける動きとか前でキープして叩くとかちょっとレベルが違うところにいる。
DFの裏一本で先制されるのはまあ想定の範囲内。2失点目は呉屋がスーパー過ぎた。ちょうど真裏にいたので、DFがコースを完全に消しているのは見えていたがあそこにあのシュートは規格外。お互い勝点2を失った感覚ではないか。

2019年6月15日土曜日

J2第18節 ジェフ千葉vs鹿児島ユナイテッドinフクダ電子アリーナ 2-1●


屋根があるスタジアムはやっぱりいい。予定が立てやすい。それだけで優先順位は上になるね。

鹿児島ユナイテッドは初観戦。
チャントがオリジナリティあって面白い。
ダンソン(バンビーノのネタ)を振り付きでやってるのは衝撃w
個人的にイエモンの追憶のマーメイドを選曲してるのがめっちゃ嬉しかった。

中原と八反田のダブルボランチはお互いの位置関係の把握が上手くて、中の良い所でパスを引き出している。そこから左右の裏を狙うというのは徹底されていていくつもチャンスに成りかけた。
この「成りかけた」というのがポイントで、シュートのところとか、その一つ前とかで少しのパスのズレやトラップミスとかで相手にボールを渡してしまうことも多くて、そういうところが結果に反映されたのかなとも思う。
ハンヨンテ(韓勇太)は身体が強く当たり負けしないし、チェイシングもサボらないしチームの狙いがわかってる動きでとてもいい選手。
GKのアンジュンスは1対1でも慌てず冷静ないいGK。反応も機敏でセービングも上手い。あと地味にパントキックが正確。今調べたらまだ21才で驚いた。酒本とか今日は出てないけど米澤とか、セレッソと繋がりが多いのはなんでなんだろう。
ニウドは去年J3では反則やろコイツと思ってたんだけど、確かに身体能力とかシュートとかは凄いのは間違いないのだが、ポジショニングの概念が無いのでなんか真ん中でドタバタしてて、これは厳しいかなと。


今年3度目の千葉。
江尻体制でスタメンとシステムが固定されてきた。
クレーべは結構アバウトなボールでもキープ出来ちゃうのでどんどんボールが入るんだけど、そうすると気づいたらクレーべにボールを当てることが目的みたいになってきて、クレーべも調子に乗ってどんどん下がってきて何でもかんでも受けに行くようになって、でクレーべが下がって受けてサイド開いても中にいないから上げられない。ただサイドにはたくのではなくてキープを活かして2列目の飛び出しがゴールにつながっているのでこっちが基本になるともっといいのかもしれない。ヘルプで降りてきて受けたりするし守備とかすげえ頑張るしいい選手なのは間違いない。
ただ堀米と船山も足元でもらってから仕掛けたいタイプなのだが、戦術クレーべにすると全然ボールが入らなくなって良さがあまり出なくなる。結局今日はクレーべはラストまでで堀米船山は途中で下がった。矢田と茶島の位置とか含めて何となくチグハグな感じがまだ残ってる。
てか監督変わったのに何でまだハイラインしてるんですかね。

2019年6月14日金曜日

浦和レッズ外国籍選手列伝(1993-1999)

初期の選手はプライムゴールやエキサイトステージで見る機会が多かったので、他チームサポの方も名前だけは知っているという選手も多いのではないか

トリビソンノ(アルゼンチン)DF
開幕時の浦和はなぜかアルヘン路線で、彼もその一人。(あとは競飛王エスクデロの父ちゃんとか)
タッチラインぎりぎりのボールでもクリアするのに思いっきり蹴っ飛ばしてスタンドインさせていたイメージがやたら強い。クリアをスタンドインさせることをトリビソンノと呼んでいた(のは俺だけ?)

エドウィンウエハラ(ペルー)
プレーは覚えちゃいないが、ペルーと聞くと脊髄反射でエドウィンというのを刷り込まれたサポ多数。

ルンメニゲ(ドイツ)MF
弟。彼からドイツ路線が始まる。

ギドブッフバルト(ドイツ)MF
バリバリのドイツ代表DFがやってきた衝撃は凄かった。
紙のようなDFをバシバシ鍛えあげ勝てるチームを作り上げた。
がその内容はセーフティファーストを徹底させることからだったりする。
要するにそのレべry
退団後永井をカールスルーエに連れて行った。

ウーベバイン(ドイツ)MF
髭の人。ミスターレッズと一番相性が良かった選手。
そもそもそれまで浦和は福田のスピードとテクニックで何とかしろというスタイルでゲームメイカーらしい選手がいなかった。(主な中盤は名取堀広瀬)
彼が点を取ることに集中できるようになった結果の得点王であるともいえよう。

曺貴裁(韓国)DF
浦和最後の韓国人選手。
ただ実質日本人。今回改めて調べてみたら思ってたより所属年が短かった。
エキサイトステージでは「ちょうきじぇ」となっていた(はず)ので読めなくなるということはなかった。
早く浦和の監督になってくれないか。

バジールボリ(フランス)DF
フランス代表DF。浦和唯一のフランス人選手。
ギドとのコンビは鉄壁だった。がめっちゃ荒くてカードもらいまくってたイメージ。

チキベギリスタイン(スペイン)MF
さすがドリームチームの選手というようなテクニック。このころの浦和はビッグネームをちゃんと呼んでこれていた。バインよりドリブルのイメージが強かった気がする。
浦和で引退後バルサの偉い人となるが、全くその恩恵に与れていない。ここら辺が凄く浦和。

ゼリコ・ペトロビッチ(モンテネグロ)MF
ご存知ペ将。
現役の時はファイターで安定感のあるプレーをしていたのだが、監督としてのイメージが強くなりすぎてしまった。



ここから後はブラジル路線へ転換し、エメルソンやトゥット、ワシントンなどJで活躍している選手を引き抜いてくるようになるので、はっきり言ってつまらない。(例外はポンテくらい)その結果自力で発掘する能力が著しく衰えてしまいこのあり様である。

2019年6月2日日曜日

J2第16節 ジェフ千葉vsV•ファーレン長崎inフクダ電子アリーナ 1-4○


長崎は昇格した年のここで見たとき以来。その時は清武がトリプレッタ決めてボロ負け(0-5)
なんか当時とは格が逆転している気がした。

危ないところはありながらも、最初のチャンスでしっかり点を取って、PK失敗がありながらも相手の時間をしっかり凌いで、比重が前に強くなったところをしっかり突いて追加点を重ねるという理想的な試合。
後半のゴールは何れもスーパーゴールではあるが、そこに至る工程はジェフの弱点のサイド裏というのを的確に攻めた再現性のある攻撃で非常に素晴らしかった。
香川はレノファで活躍をし長崎に引き抜かれたものの、昇格チームの中では戦力としては足らず半年だけヴェルディにレンタルされていたのだが、そこでロティーナの薫陶を受け、主力として活躍したことで、今年長崎でも必要な選手となっている。

亀川は左サイドを主戦場としていたのだが、右サイドでも遜色ない働き。そのおかげで為田とのアビスパ対決が非常に熱くなった。こういうのを見るのはJ2ウォッチャーとして最も心躍るところである。

大竹はいつも天才といわれながら、どのチームでもフルタイムチャンスを与えられずなかなか持ち味が出せなかったように思うのだが、ここではあまり守備タスクに強く縛られずに攻撃で仕事をしてくれというような感じでのびのびやれているように見える。
4点目のワンタッチのアシストはテクニックと視野の広さとが存分に発揮された素晴らしいプレイで本当に痺れた。

長崎に限らず、J1を経験すると選手やサポーターもレベルが上がって、ちょっと違うなと思わせられる。プレイのちょっとした動きやらサポーターの数や声の質など、上で得るものは非常に大きいのだなと感じさせられる。


千葉は攻勢の時間帯に(長崎GK富澤のいくつかのスーパーセーブもあったが)点を取ることができず、さらにPK失敗で流れを持ってこれなかったのが響いた。
特に一番チームで効いていたのは堀米のドリブルだったのだが、後半早々に代えてしまった。SBとCMFの間でボールを受けてからのドリブルを長崎は全然捕まえられてなかったのだが、これでかなり楽になったのでは。
そして船山のスペースが消えて攻め手が減ってしまった。そのあとは前掛かりになってといういつものパターン。監督変わっても染みついてしまったものは変えられないのか。
気になったのはビルドアップ時に佐藤優也も前に来るのだが、増嶋が縦に被っていることが多くパスコースが増えているわけではないこと。もっと大分を参考にしたらどうだろうか。それにしては佐藤優也含め増嶋もだが、後ろの選手の足元が怪しい。強いプレスがかかるととても危ないと思う。思えば佐藤優也はヴェルディの時も後ろの組立に参加してたがプレッシャー掛けられた時のミスが多かった。
そろそろ根本から見直さなければいけないのではないかとも思う。

J1第14節 FC東京vs大分トリニータin味の素スタジアム 3-1●

久保建英には未来が視えている。
彼には、自分のボールが何cm動いたら相手がどのように動くか、そこから味方はどこに動くのか、そしてゴールまでの道筋が視えている。
そしてその未来視通りにボールをコントロールできる。
チームメイトの能力や性格などを把握したことにより、限りなく正確に先を視ることができるようになったことが、今年彼が中心選手となっている理由ではないだろうか。

正直今回は久保さんがどんなものか見てやるか、くらいの気持ちで来たのだけれども、ビックリするくらい瓦斯は彼のチームだった。
基本的に攻撃は彼がボールを持つか、ディエゴオリベイラが裏一本のボールをキープしたときにしか形にならないんだけどそれだけで何とかなる。(ディエゴオリベイラの身体は強すぎる)
彼のボールコントロールはドリブル含めて全然ボールが身体から離れないので全く取れる気がしない。明らかに一人だけ異次元のボールタッチをしていた。
ドリブルはSFC時代のサッカーゲーム(エキサイトステージやプライムゴール、フォーメーションサッカー)のようなドリブルである。もうYのショルダータックルで一発怪我させるしかないと思う。

それ以外の選手では、永井は裏抜け突貫野郎だと思ってたんだけど、むしろ全然裏抜けしなくて、守備で走り回る方が多かったように思う。


大分は失点が全部ミスからであった。パス一本の強弱が勝敗の分かれ道っていうのはシビアだけど首位相手にそういうミスはさすがに見逃してくれないよねっていう。
長谷川健太に、前からプレス行かなきゃ楽だぞというのがバレていて、結局それを覆せなかったところが今のチームの苦しさを物語っている。
最初のチャンスで星がGK正面に蹴っちゃったのが決まってたら、だとかそういうところなんだと思う。

小塚はやっぱりこういう状況ではあまり活きる選手ではない。カウンターで相手の態勢が整っていないときに、一番相手の嫌がるポイントへ正確なボールを蹴れる選手であり、引いた相手を崩すというのは、自分へのプレッシャーが厳しくなって、パスも厳しいところを狙うようにすると結構雑に蹴ることが多くなりあまり効果的にならない。こういう時は伊藤涼太郎の方が自分でボールを運べる分良いのではないかなと思う。

余談
いつもの入場ゲートへ行ったらまさか開いてなくて、どういうことかと思ったらアウェイも一緒だった。
さらにアウェイゴール裏、ヴェルディは全面開放してるのに、半分近く緩衝地帯にされていてヒデえなと思った。
観客数の多さも相まって何度も来てるスタジアムなのに別物な感じだった。