2020年12月18日金曜日

オフの動向に注目したい俊英25傑+4

主に個人昇格だったり上位チームへの移籍が見込まれるであろう選手25人をとりあえず簡単なプレイスタイルとともに上げてみた。順不同。性質上若手が多いです。
去年から引き続き数打ちゃ当たるということで選手が増えました。
めんどくさいしあまり意味ないデータなので在籍年数と前所属はオミットしポジションと年齢のみ。名前だけ羅列してもよいのだがさすがに味気ないので当たり障りのない毒にも薬にもならない私のコメントも記載します。

長崎
名倉巧(MF/22)
右サイドからシャドーが主な主戦場のテクニシャンドリブラー。
今年一気にブレイク。突破してクロスというより中に入ってあえて狭いところに突っ込んでのシュートが得意。

氣田亮真(MF/23)
こちらは左サイドのドリブラー。ほぼ名倉と対をなす存在。得意な形も似ている。

甲府
中塩大貴(DF/23)
左利きのCB。積極的に攻撃に参加してなによりパスの精度が高い。後ろからのビルドアップを重視するチームには重宝する。甲府は今年ほぼ完全ローテーションを敷いていたので、出場試合数はそんなあてにならないです。

武田将平(MF/26)
左利きのボランチ。とにかく運動量が豊富でボール奪取力が高い。そのまま敵陣エリア付近まで攻めあがってゴールも決められる。背も高いほうでヘディングも上手い。あとめっちゃイケメン。
岡山からのレンタルということをさっき知りました。

北Q
村松航太(DF/23)
小さいけどめちゃくちゃ上手いCB。こういう選手ピックアップしておくと通っぽい。

高橋大悟(MF/21)
右サイドからセンターハーフのゲームメイカー。ゴールも狙える。エスパルスからのレンタルでした。

ディサロ燦シルヴァーノ(FW/24)
ここで上げるのも今更感あるストライカー。チャンスを確実にものにするので信頼感がすごい。裏抜けがとにかく上手くてシュートがめっちゃ上手い。ビルドアップにはあまりからまずフィニッシュを常に狙っている。

町野修人(FW/21)
デカい強い上手い。こちらは下がって受けたりサイドに開いたりしてボールを動かせるFW。キープ力も高い。

栃木
森俊貴(MF/23)
スピードとテクニックに優れたSH。ちょうど徳島に行った西谷に近い。ドリブルに自信を持っている感じがとてもいい。

新潟
本間至恩(MF/20)
J2「しおん」三銃士の一人(あとは井上と丹羽)
左サイドのドリブラー。スペースあると生き生きするタイプでJ2によくいそうと言ったらさすがに失礼か。

水戸
平塚悠知(MF/24)
ポジショニングのうまいボランチ。なんかひょっこりいる。味方にいると頼りになるタイプ。こういう気が利く選手が好きです。

山口一真(FW/24)
ご存じ鹿島からレンタルの万能ストライカー。シュートのうまさはもちろん下がってボール捌いたりサイドでボール引き出したり一人で何でもできちゃうのだ。

東緑
藤田譲瑠チマ(MF/18)
ヴェルディが育てたボランチの最高傑作。後ろ目でポジションを取りピッチ全体を管理する。そして短いパスで左右に捌いてゲームを組み立てる。攻撃的MFの最高傑作が渡辺皓太だったのだが、すぐ後にボランチでまたこんな選手が出てくるのはほんとすごいと思う。

山下諒也(FW/23)
超快速FW。多分前田大然より速い。その足がチームカラー的に合わないので生きるチームへ移籍してほしい。

山雅
常田克人(DF/23)
左利きの長身CBとかいうロマンの塊。普通にビルドアップも上手い。
ベガルタからのレンタル。仙台のCB事情はよく分からないけどシマオマテが抜けたらレギュラーなれるんですかね。

琉球
小泉佳穂(MF/24)
「こいずみよしお」と読む。小川佳純に次ぐ女性感ある名前。カミーユなら殴られそう。
坂元のドリブルの師匠として俄かに注目を浴び、それに恥じないテクニックの高さを見せつけている。特にエリア内の狭い位置でのプレイを得意としていてゴールに近いところでも相手を軽くかわしてゴールする。彼の場合サイドでなくて中央でそのプレイができるのが本当に希少。

千葉
見木友哉(MF/22)
さりげなくドリブルがうまくて気になった選手。一気に突破という感じじゃなくてとりあえず一枚かわす、みたいな感じで実はそういうのってとてもありがたかったりする。個人チャントは「みーきみきみーきみーきともやー」(歌う阪急電鉄ならぬJR)。顔が四千頭身の都築に似てる気がする。
こういう選手の引き抜きを当てたりするとかっこいいのでお願いします。

金沢
島津頼盛(MF/21)
戦国武将っぽいJリーガー堂々1位、ではあるがよくよく考えたら名前は鎌倉っぽい。しかも源氏平氏混在。読みは「しまづらいせい」。
左右のワイドな位置から裏も表もスペースを見るのがうまくてボールを引き出せる。そこからさらに味方を使ってゴールを狙う選手。

加藤陸次樹(FW/23)
金沢の17番は加藤という決まりでもあるのか。プレイスタイルも前加藤の大樹に似ていて裏へのスピードでゴールを取るタイプ。決定力の高さは魅力的。

岡山
上門知樹(MF/23)
シュートレンジがとにかく広い。ゴールが見えたら打てを体現する選手。しかも大体枠に飛ぶのはすごい。

群馬
田中稔也(MF/23)
サイドハーフではあるけど中でプレイしてる時間が長い印象。またサイド展開時ファーでフリーになってゴールという場面が多いように思う。顔のわりに若い。

加藤潤也FW26
サイドのゲームメイカー。突破力が高くドリブルも上手くて一枚はがせる選手。

愛媛
長沼洋一(MF/23)
サンフレッチェからのレンタルだった。高い位置での突破とクロスでゴールに直結するプレイができる。

山口
高井和馬(FW/26)
狭いところでのテクニックとシュートがうまい選手。もう山口でやれることはやり切った感はある。年齢的にもラストチャンス。

浮田健誠(FW/23)
ポジショニングがうまくなんか点を取る選手。後半引き抜きを恐れたのか出番を減らされた気がする。

J2チームは、気になる選手いたら今のうちにマリノスへレンタルのオファーを出しておこうぜ!

以上に加えておまけで昇格チームで気になる選手
徳島
小西雄大(MF/22)
左利きボランチ。岩尾の隣が彼とそうでないときの差が激しい

渡井理己(FW/21)
シャドーのテクニシャン。一瞬DFをずらしてシュートする。

垣田裕暉(FW/23)
身長のイメージと違って実はニアに飛び込んで一瞬触る、みたいなゴールのほうが得意。イージーなシュートが枠にいかない徳島のクライファート。

福岡
上島拓巳(DF/23)
柏のDF事情が分からないから何とも言えないけど、来年はどのチームでも主力だろう。海外行ってもいいぞ。サイン入りユニフォームは大切にします。

2020年12月16日水曜日

J2第40節 アビスパ福岡vs京都サンガinベスト電器スタジアム 2-0

 

もう最近は慣れたもので、福岡空港から天神まで歩くのすら道も覚えて苦にならなくなってきました。
そんな週末福岡紀行もついに来週で完結。どんなエンディングが待っているのやら。

この試合のスタメンはカルロスグティエレスを除けば金沢戦で同点に追いついた時のメンバー。長谷部監督はこういう選手の使い方をする。結果を出せばちゃんと評価に反映される、モチベーションは上がるよね。
で田邊草民のサイド起用、これが急にハマってきた。DFとボランチの間のスペースで溜めを作ってその外と中の二択で守りにくいようにボールを散らしていくのがとても効いている。このタイミングで新しいパターン生み出すのはすげえなと思う。
福満はむしろもっと中に入っていく感じで場合によってはそうたんと同じサイドまで行って数的有利で崩していくようになっている。ケガが心配です。
ということで左右のSHは中盤の役割ができる選手が割り当てられるようになっていて、所謂正当なサイドアタッカータイプはファーストチョイスじゃなくなっているので増山石津菊池などの起用が減っているのではないかと思う。
山岸はほんと頼りになるCFでとりあえずキープしてくれる安心感がすごい。それでも山岸なら・・・・山岸ならきっとなんとかしてくれる・・・!!
大弥もヘディングがうまいのでロングボールが簡単に開いてボールになりにくいので中盤のプレスが楽になっている。

京都をじっくり見たのが初めてで、前線のタレントの豊富さに騙されたのだけど、実はカウンターのチームでした。
スーパー仙頭はスペースでのボールコントロールとスピードでショートカウンターの鬼だし、ウタカは下がってボールもらうことが多いなと思ってて、よく見ると相手を背負っての競り合いとかキープはそれほどでもなくて、どちらかというと前を向いたときに相手を引き摺りながらボールを動かしていく能力が半端ないことに気づいた。
庄司もロングパスで局面変えるのがうまい選手なので、そういう状況が起きやすいカウンターのほうが京都の良さが発揮される。だから実はボール保持擦り合い合戦だったという。
(最終的に京都が55%)
あと實好監督はめっちゃいい人なんだろうなと思いました。
これ曺監督になってどれくらい選手が残るのか、もしくはこの選手達であのサッカーができるのかちょっと予測できない。

2020年12月8日火曜日

J2ベストイレブン

 ドラフト会議が悔しいので先に公開します←

GK
永井 堅梧(北九州)

DF
鈴木 雄斗(松本)
藤原 奏哉(北九州)
上島 拓巳(福岡)
ヨルディ バイス(京都)

MF
小西 雄大(徳島)
武田 将平(甲府)
名倉 巧(長崎)
椿 直樹(北九州)

FW
渡井 理己(徳島)
ディサロ 燦シルヴァーノ(北九州)

SUB
セランテス(福岡)
前 寛之(福岡)
小泉 佳穂(琉球)
泉澤 仁(甲府)
垣田 裕暉(徳島)

J2第39節 アビスパ福岡vsツエーゲン金沢inベスト電器スタジアム 2-2

 

もう日が当たっていても少し寒さを感じるように。
試合前のイベントで久々に堤をみた。やはりいつでも浦和OBを見ることができるのはうれしい。
この日は珍しくFC東京ファンの友人と観戦だったのだが、中村北斗の引退セレモニーもあってその試合で田邊草民がゴール決めたというのは印象深い。

完全な負け試合で自分たちの時間が全然なかったにもかかわらずそのわずかな時間で2ゴール取れたのはかなりデカい。
とりあえずそうたんには謝らなければ。申し訳ない。(何ができるか未だによくわからないと言ったことがある)
最近サイドで使われることが多くなって、ただサイドの選手としては突破力がないので、要はサイドに配するのだけど中でプレイさせるためで、それはサイドの選手を使うより効果的ということなんだろう。(シーズン当初は菊池大介がそのタスクを担っていたのだが)
ファンマ前半だけで変えたのは結構思いきったなという印象。
重廣は前への飛び出しも多くなって後ろでもバランス取れて運動量も多くなって持ち味がどんどん出てきている。
CKからの失点とラスト輪湖とセランテスに救われたところはほぼ同じ形になっていて、完全に狙われた感じ。


ヤンツーはやっぱりちゃんとしている。
福岡のビルドアップは基本前を経由しないと動かないので前からのボールの出口を塞いで組み立てできないようにしていた。そして福岡が攻撃来ているときはサイドが薄くなるためそこを左渡邊ホドルフォと右島津高安が一気に狙うという。特に高安とホドルフォはボールに絡んで目立っていた。そして加藤はやはりスペース狙うのがうまい。確実にこのオフの人気案件。
加藤に限らず金沢の選手はどこにどう動いたらあいてがどう動くのかわかっているように見える。

2020年12月4日金曜日

J2第37節 アビスパ福岡vs大宮アルディージャinベスト電器スタジアム 1-0

 

この日は雲が多く日陰になると一気に寒くなりさすがに冬を感じてきた気候であった。
日が出ると暑いくらいになるんだけれどもね。

さてこの組み合わせなのだが今年1番現地で見ているチームに対して、2番目に見ているチームの対戦なわけで、はっきり言ってほとんど書くことがないです。

福岡はファンマが試合中ほとんど役に立ってないのに大宮絶対殺すマンになってたり、三國がここずっとベンチ外なのは相当ケガが重いんだなということと、セランテスの反応は相変わらずおかしいということを再確認した程度です。

大宮はどの選手がケガというのが把握しきれないけれども、とにかく離脱者は多いという話で、その中でスタメンがある程度固定されてきていて、最終的にワントップがイバでもハスキッチでも戸島でも富山でもなく、菊地俊介になっているのが面白いなあと思った。ワントップの頂点のイメージが全然なかったのだけれど、裏抜けのタイミングがうまくポストもワンタッチで背負いながら捌いていて攻撃のリズムを作っていた。
ただ結局シモビッチが一番よかったじゃんて気がするけど何が気に食わなかったんだろう。
ここ数年大宮は外国人選手の獲得がうまくない印象です。

あとやっぱり黒川はゴールで近いところで仕事させたほうが絶対いいと改めて思った。
試合終了後長谷部監督の下で黒川小島二人がそこそこ話し込んでいたのが印象的。
この二人と奥抜高田というドリブラーもいるしここら辺がどんどん試合に絡んでいってほしい。

2020年11月25日水曜日

J2第35節 アビスパ福岡vsモンテディオ山形inベスト電器スタジアム 1-1

 


ついに今年一番来ているスタジアムがNACK5を抜いてここになってしまった。
GoTO様様である。
この日実はHKT48の公演が当たっていてそちらに1630までにいかなければいかなかったため後半の給水タイムで泣く泣く離脱をしたのであるが、何とか木戸のゴールは見れてよかった。

ファンマがとにかく不調で何をやってもうまくいかない状態に。
そもそも空中戦でも相手に当たることしか考えてなくて全然ボールに触ってくれない。前でしっかり競ってくれるだけでだいぶ楽になるのに。もうそこらへん相手にもレフェリーにも完全にバレてるから脅威にもならないしファールも取ってくれない。でさらに機嫌が悪くなるの悪循環。交代した後山岸がターゲットに代わってしっかり競り勝ってるのを見てしばらくいらないんじゃないかという気持ちをさらに強くした次第。
木戸はやっとゴールという形で報われた結果に。体の使い方がうまくて、キープ力は本当にチームトップレベル。動き回ってボールを引き出すのも上手いし、苦しいときにチームを助けられる選手でもっと評価されていいと思う。
失点は村上のミスからではあるけれども、それ以上に村上が防いでる点のほうがはるかに多い。私が言いたいのはそれだけです。

山形は今年初観戦。
特に目に留まったのが中村駿。攻撃時のポジショニングが最適でセカンドボールをほとんど回収していた。
加藤大樹はスピードに乗っての突破が得意な選手であるが、スペースがないところでもタイミングで裏を取って崩していく場面が多かった。
チームとして中盤から縦へのボールを入れられないように特にケアしていて、それが福岡の時間が少なかった要因。
左サイドで細かく崩して福岡DFが後手後手になることが多く、山形の時間が多かっただけにそこでゴールをとれなかったのが悔やまれる。

GK藤嶋と村上はレノファでレギュラーGKだった対決でした。

2020年11月11日水曜日

J2第32節 アビスパ福岡vs松本山雅inベスト電器スタジアム 0-1

負けました。実に負け試合見るのは松本での山雅戦以来なのだが、もしかして松本サポ以外でそのどっちも見てるのは自分だけなのではないかという。


敗因が何かとは言い切れないけども、疲れのせいなのか結構簡単なトラップやパスミスが多かったように思う。

連戦の影響が連勝が止まったことで一気に押し寄せてるのだとすると暫く苦しい状態になるのかもしれない。少しローテーションが増える気もする。


ファンマのボール持ったときの選択肢が山岸のプレイに影響されているのか少し変わったように思う。ワンタッチで叩くとか裏へのスルーパスとか今までほとんど見られなかった。

三國は前線に出ても相変わらず空中戦最強は変わらないのは凄い。多分無敗だったと思う。惜しむらくはそれがゴールに繋がるプレイにならなかったことであろう。


東家も今まで気づかなかったけどデカいんだなw

これで城後も出てたらキャプ翼のオーストラリア作戦が出来るだろう。


山雅は監督が変わっても基本は一緒で、相変わらずセルジーニョが動きまくってボール貰って攻めていく。

ただ前貴之と佐藤和弘でゲームメイクしてることで少し展開力に幅が出たのかもしれない。

杉本太郎はもっとボール持ってガンガン行くタイプのはずだけどセルジーニョに隠れて目立たなくなっているのが残念ではある。

個人的に注目しているのは鈴木雄斗で彼はクロスの質がホント高い。右も左もできるのは重宝されると思う。





2020年11月7日土曜日

J2第31節 水戸ホーリーホックvsアビスパ福岡inケーズデンキスタジアム 0-1

 


もう1900キックオフだとかなり寒い。

ケーズデンキスタジアムはアウェイがアンジュレーションのほとんどないゴール裏に加えてコーナー横のスタンド席があるので実はそんなに見づらくない。

距離もフィールドまでの距離も意外と近くて埼スタとそんな変わらないくらいで豪華なメインスタンドとの対比も含めて結構好きなスタジアムである。スタグルも美味い。この日は店がかなり少なかったけど。


この試合の興味は1点、帰ってきた救世主、カルロスグティエレスがどんな選手かということ。

練習からずっと見てたけれども、まず利き足がわからないくらい両足で蹴る。ロングキックもショートパスも精度が高い。ちゃんと状況に合わせて使い分けてるのは凄い。(詳細は省くけど、左SBに右で蹴るとマイナスになりやすいとかそういうところの話。組み立てのときに意外と出来ないCB多いんすよ)

そしてデカい。デカすぎる。十万石饅頭。

上島と並んでもデカく見えるのはちょっとおかしい。もうバスケ選手だろこれ。

ポジショニングもミスがなく競り合いにも強いという結構完璧なCB。

グローリが復帰してからどう使い分けるのかが逆に大変そうだけど、クローザーでどちらかが最後に入るとなると相手はやってられないだろう。大魔神と呼ばれる日も来るな。五十嵐→島田→佐々木様。

あとコッソリ重廣がスタメンで復帰。前寛とのバランスの取り方は上手かった。ボール奪取できるのは強み。本当はもっと攻めたいのだろうけど。


GKとCB、さらにストライカーまでスペイン人で揃えて、このアビスパ福岡というチームは相当ティキタカでポゼッションが強いチームなんだろうなあ。


水戸はDAZNでも殆ど観れずに今日がほぼ初見。

かなり面白いし強いチーム。

何がすごいって選手は自由に動き回るのに距離感は変わらないこと。これって新しいポジショナルプレーじゃね?ってなった。

ポストプレーとクロスの入り方が上手い中山仁斗がトップにいて(彼はレノファにいたので知ってる。彼はJ1.5どころか1.2くらいの選手だと思う)、山口一真がトップ下っぽい感じになりつつも大きく動いてボールを引き出しながらゲームメイクして行く。もっとストライカー寄りの選手だと思っていたので少し驚いた。遠藤康みたい。

中盤の平塚平野と右サイドの奥田はその山口の位置をみて時にはサイドに時には前へと適度な距離を保ちながら動いてサイドチェンジ絡めながらゴールへ向かっていく。ここら辺決まりごとにしているのかわからないがみんな視野が広く相手のプレスを剥がすのが上手い。

で左サイドの外山は大外高い位置を取りクロスを入れていく。

内容見たら本当にあとは最後だけという試合。

秋葉監督というのを正直疑いの目で見てたのだけれど、いきなりここまで仕込めるとは認識を改めて、謝罪しなければならないと思った。

最後に、3バックでンドカボニフェイス、住吉ジェラニレショーン、三國スティビアエブスが並ぶと見分けが全然つかなくて困る。

2020年10月29日木曜日

J2第29節 アビスパ福岡VSジェフ千葉inベスト電器スタジアム 1-0

 

まさかホームアウェイどちらも観ることになるとは思わなかったわ。
風はずいぶんと涼しくなったが日差しが強く思いっきり顔が焼けていたw
ゴール真後ろも一般チケットに開放されて、自分の定位置、ゴール中心延長線上の一番上で見ることができてよかった(私はスタジアム限らず、その位置で観ることを自分のルールとしているのだが最近は指定席になったりゴール裏がなかったりとなかなか思うようにいかないのだけはつらいところである)

連勝ストップ後で難しい試合、サロモンソン→松本泰志というサンフレッチェな感じでゴールを奪い勝利したのだが、勝利の代償にグローリの2試合停止は確定でさらに上島がケガでCB2枚とも不在になるかもしれないピンチ。
三國はこの試合上島に代わり久しぶりに長い時間プレイしたのだが、やはりボールのコントロールに不安があり強く来られると怖いことや、ドリブルで侵入されてきたときに足が先に出てしまう癖があるのでPK献上マシンの恐れあり。ただ空中戦は最強なのでいかに蹴らせるのかが大事になってくる。
篠原と三國もしくは藤井というのは流石に組み立て強度どちらにおいてもいささか不安が残るのだが、聞くところによるとカルロスグティエレスが練習参加しているとのことでもしかしたら試合間に合うのかもしれない。ここで返ってくるとなるとマジで救世主になる。
セランテスも帰ってきた。いま村上が絶好調なのでそこを変えるというのは考えづらいところではあるのだが足元はセランテスの方が上なのでCBが変わることで入れ替えてくる可能性も。
福満とサロモンソンはずっと何年も同じチームでやってるのかというくらいコンビネーションが良く、ゴールの場面でもサロモンソンに出した裏のパスの時点でほぼ決まっていたようなもの。
山岸はやはり頼りになる。まだコンビネーションが合わないのは仕方ない。惜しいシーンもあったしあとはゴールだけだ。
輪湖も最近ベンチ入りしておらず増山もフルタイム出ることがないのでもしかしたらケガ人が増えている?(練習等観れないのでそういう情報は全然わかりません)
そうなるとまだまだ首位とは言えど盤石ではないのかもしれない。とりあえず上島復帰までが試金石であり我慢のしどころだ。

ジェフは熊谷小島の二人が中盤にいることで守備の強度を若干減らしながらもボール保持率を高めることで失点を減らそうとしているのかと思う。この二人はどちらもボールの引き出すポジション取りが上手く、長短ボールを捌いてゲームを組み立てるのが上手いのため自分たちの時間帯が増える。
為田矢田と縦の推進力が高い選手もいてサイドの崩しも豊富。
山下が後決めるだけというシーンなど攻撃面にかなり改善が見られたように思う。
ただこの戦い方だと船山の良さが完全に消えて、あまり必要に感じられないんだよなあ。
(船山の良さ:ポジションに縛られず自由に動くことでボールを引き出し、卓越したテクニックで相手をかわして守備陣を攪乱し、ゴールを陥れる技術)

2020年10月23日金曜日

J2第28節 町田ゼルビアVSアビスパ福岡in町田GIONスタジアム 0-0

 

よくよく見たら今シーズン野津田は初だった。
バックスタンドが改装中で両ゴール裏がホームになっているのでこういう角度からの観戦。
しかしミッドウィークとはいえ1008人はどうなんだ。改装なんていらないから今からでも渋谷にスタジアム作ってくれ。
それだけ観客も少ないこともあるだろうが、山の中のせいなのか今までの試合の中で群を抜いてスタジアムが静かで、秋元の指示、村上の怒号(特にグローリーへの指示が多かった)、ファンマとポポビッチの喧嘩(当然ながら何を言ってるのかはわからない)等がめちゃめちゃよく聞こえた。まあ一番デカくて声が出てたのは長谷部監督なのだけれど。

さてファンマがキレて累積イエロー2試合出場停止になったのだが、自分は正直そこまで痛手はないと思っている。
今日の試合が顕著だったのだけど、ファンマはゴールキック等のいわゆる陣地を稼ぐボールに対する競り合いにはあまり強くないことを薄々感じていて、そういうのは実は遠野の方が触れたり、山岸なら競り勝ったりキープしたりというのができる。
ファンマは前線の起点というより、クロスに対するシュートのポジション取りだったり守備のときのチェイスで貢献する選手という印象。
山岸獲ったタイミングは絶妙だった。これで次の試合でゴール決めようもんならチームはこのまま昇格まで行けるのではないだろうか。
前寛之は出ているときと出てないときで完全に別のチームになるのがこれで決定的となった。まさにアビスパの岩尾。休ませることはできなくなったなあ。
下がってパスコースを作る、サイドチェンジのボールを捌く、真ん中にいるだけでなくて味方のヘルプに寄る、エリア内に入っていく等、すべての判断がとにかく早い。そしてほとんどミスがない。さらにプレスを外せる足元のテクニックもある。松本泰志とのコンビが一番安定するが(アビスパの小西)他の誰(草民、鈴木)でも大凡問題なく試合が組み立てられるだろうとは思う。

町田の守備がよかったのは中盤の佐野高江吉尾が比較的近い距離でプレスを掛けていて、1人交わされてもすぐにもう1人がフォローに行ける位置にいたことでアビスパの中盤を自由にさせなかったところではないか。トラップやドリブルが少し大きくなるだけで奪えるポジション取り。
ラインハルト様なら紙にワイン染み込ませて説明すると思います。
攻撃の時にはジョンチュングンと平戸がサイドやボランチ脇のスペースを見つけてボールを引き出しあまり手数を掛けず一気にゴールを狙うことで度々脅かしてあわやというシーンもあった。
佐野海舟は去年SBとしてもいい選手だなあと思っていたが、ボランチとしてもどちらかというと後ろに重心がある選手でロングキックの精度や縦へ入れるパスのタイミングや質が非常に高く素晴らしい選手。今調べたら全試合ほぼスタメンフル出場で驚いた。たしかにそれくらい好守のキーマンだなと思う。
あとは個人的にお気に入りの中島裕希の出番が少しだけでボールにもほとんど絡まなかったのが残念だった。チートを使ったとしか思えないキープ力と運動量はまだまだみてみたい。



2020年10月20日火曜日

J2第27節 ザスパクサツ群馬vsアビスパ福岡in正田醤油スタジアム 0-1

 

調べたら2017・7・16以来の敷島。その時もアビスパ戦で、石津と岩下がゴールを決めていた。さらに冨安がいた。
前橋は宇都宮や赤塚よりも電車の本数が少なすぎてつらい・・・
遂にアウェイ席が解禁されてザスパには感謝しかない。
もともとチャントがひっきりなしでピッチの音が聞こえないのが嫌だったので個人的に現状が一番最高。

福岡は12連勝で首位に立ったということよりも、この試合で勝ったということが何よりも大きいと思う。
なぜかというと
1.増山松本などの選手を休ませられて勝った。
この二人は特に攻守両面で大事な選手なので、少しでも休ませられたのは大きい。

2.クローザー三國の5バックでなく守り切った。
今まで1点差ゲームは三國がクローザーで入って5バックで跳ね返す、というのが勝利の方程式だったのだが、そうでなくて試合終盤でも前からプレスを掛けに行って相手に自由にプレイさせる時間を減らして守り切ったというゲームができたのは、(おそらく増山城後が後半途中から出てきたからというのもあるだろうけど)かなりの収穫。

3.ボールを保持した試合で勝った。
壮絶なボール譲り合い合戦となった栃木との試合が顕著なようにアビスパは基本相手にボール持たせてプレスからのカウンター、というのでここまで勝ってきてるのだが、ここ数試合は自分たちでボールを握って時間を作ってパスで相手を崩してシュートという場面が増えてきた。連動して裏取りとかワンタッチツータッチで三人目とかそういったプレイが増えてきて攻撃の時間でも面白い時間が増えてきている。さらに強いプレスからのカウンターは健在なので、スキのないチーム作りが徐々に完成されてきているのではないか。

山岸祐也は人を背負ってのプレイがここまで上手かったかというのが驚きで、少々難しいボールでもキープして前を向けるし、そうかと思いきやワンタッチで叩いたりとかなり器用にポストができて攻撃に変化をつけられる選手。
ファンマはどちらかといえばロングボールには強いがキープというよりも相手にプレッシャーをかける選手なので使い分けになってくるだろう。


ザスパのメンバー、清水小島岩上宮阪林陵平内田達也大前と知った顔がたくさんいて楽しい。
岩上はセントラルでボールの引き出し配球と縦横無尽だし宮阪のロングキックは相変わらず美しい。
それ以外で目立っていたのは14番の平尾。サイドなんだけど行動範囲も大きく好守でチームをフォローできるかなり気が利く選手。ドリブルもいいので期待。
11番の田中稔也はポジショニングが良く、相手の急所に立ってボールを引き出すことが上手い選手。外から内、内から外への動きが絶妙に上手い。顔で、こんだけ上手いのに年齢が残念なんだよなあと思ってプロフィールみたらまだ23でビックリした。来年は確実にこのチームいないと思う。

2020年10月13日火曜日

J2第25節 ヴァンフォーレ甲府vsアビスパ福岡in中銀スタジアム 0-2

 

森戸ちゃん忘れました・・・
ちなみにこの日はさらにローソンで事前にチケット引き換えなきゃいけなかったのに忘れてるしで散々だった。早くQR読み取り機械を全競技場に導入してくれ・・・

台風の中の中銀スタジアム。去年来なかったので久々だった。

アビスパは前半ほとんど自分たちの時間がなく相手ペースで常にプレイしていたが、9連勝中の勢いというか5年周期の加護というかで、なぜか失点せず。これは後半の終了間際まで起きていた奇跡。
山岸祐也が移籍直後さっそく出場。
松本泰志もだけどシーズン途中移籍でもすぐに使っていく長谷部監督はチームに馴染ませるのが上手いのかも。(インタビューで必要だから来てもらったというようなことを言っていたので、そもそも使っていく前提なんだろうとは思う)
岐阜や山形のころは裏抜けが上手くてこぼれ球の反応とかがいい選手という印象だったのだが、ワンタッチポストプレイとかしてていきなり裏をかかれた感じ。ファンマと違う色が出せていたので面白くなるだろう。
石津の左足が確変入って左でシュート打つとめちゃくちゃ綺麗な弾道が飛んでいく。
守備を頑張るご褒美みたいなものかもしれない。
昔アビスパに神山という1対1に強い神GKがいたのだけれど、今の村上ももはや村神と呼んでいいほどの神GKになっている。クロスからのヘッドに何度も反応してストップするのは本当にすごい。
あと後半最後辺りでさらっと福満がFK蹴ってた。

ヴァンフォーレは前半自分たちの時間に点が入らなかったのが痛すぎた。
外に追いやるプレスと強いチェイシングでアビスパに自由にプレイさせなかったのだが、なぜかバリアが張られているかの如くゴールが入らない。で後半ちょっとプレス弱めた時間帯のワンチャンスで点を取られてしまう運の悪さ。
攻め込んでいる時間帯、左サイドの泉澤のドリブルはもちろん中塩武田内田の左利きトリオがすごい良かった。武田将平は岡山にいた時印象が全くなかったんだけど、自陣エリアから相手のエリアに入るくらいプレイエリアが広い。味方のボール引き出しも上手くてクロスにも飛び込んでいくいい選手。
中塩も貴重な左利きのゲームメイクできるCB。シーズンオフには引く手数多だろう。山根とか岩田みたいにもって上がれるようになるとさらに面白くなると思う。

2020年10月7日水曜日

J2第24節 アビスパ福岡vsギラヴァンツ北九州 inベスト電器スタジアム 2-0





ついに我慢できなくなって福岡に来てしまった。(私は福岡に縁もゆかりもありません)
基本的にここ5年近く殆どの観戦がアウェイ側なので、スタジアムが全部味方というのは久々の感覚。
ダービーで順位入れ替わりということもあって客席のテンションも最高だった。
スタジアムDJの煽りも、まったく無関係な自分ですら奮い立つものがある。
ATの時間だったり、ユニフォームの色の紹介だったりをスタジアムDJが行うというのは新鮮な驚きだった。
しかしDAZNで映るバックスタンドメインスタンドの豪華さに比してまさかゴール裏がここまで低いとは思わなかったなあw

アビスパに関して今更言及するようなことはほとんどないのだが、印象的に残ったのは石津が東奔西走で守備にめちゃめちゃ頑張っていたこと。見た目攻撃大好きで守備サボりたがるイメージな彼が一心不乱に戻ってファーストディフェンスしている姿は胸に来る。
増山朝陽の足が速いのはもちろんなのだが、特に彼の場合奪ってからカウンターとなった時のダッシュ力が半端ない。磐田戦でのゴールとかが象徴的。
この日もいの一番の前線に飛び出していくのが彼で、結果として目立ちにくいけど重要なプレイをしていることが多い。神戸なのでマジで借りパクさせてほしい。
GK村上は山口追いかけてた時期によく見ていたが、相変わらずシュートストップや飛び出しが上手い。安定感が高くて良いGK。セランテスのサブという立ち位置だがサブにはもったいないレベル。
長谷部サッカーとしては本来もう少し高い位置でプレスをかけて奪い取りたいイメージなのだろう。実際簡単に外されてシュートという場面もあったがそこで失点しない強さもある。
サイドでボールを持たすのは構わないという余裕が最後に効いてきてる気がする。
この試合でいえば最終ラインの外側で岡本や加藤弘堅がボールを持った時にはプレスに行かずに持たせることでパスコースをかなり絞って崩されないようにしてたのが印象的。
9連勝中にも謎のゴールとかいくつかあったし、5年周期説もここまでくると信憑性を帯びてくる。

北九州はディサロの怪我が響くような感じではないと思っていたのだが、結局その穴が大きいことになっている。さらにこの試合は高橋大悟も欠場なので、決定力とゲームメイクの2点で大きく響いた。
それでも町野のポストプレイと椿の突破で幾度かゴールを脅かすも好守や少しのミスで決められず、後半椿が村上と接触して退場となりこれでほぼ終了。
ただ1点入っていればわからなかった試合。
これはいつもの狙いではあるが、左SBの福森から高い位置にあがっている右SB藤原への長いサイドチェンジは非常に有効的だった。
また池元が随所にいいプレイを見せて流石ベテランという良さを出していた。受ける位置とかターンとかで相手の意表をつけるのは強い。
椿のケガの程度がわからないが、粘って勝ち点をどれだけ積めるか、ここがまさに正念場だ。

2020年10月1日木曜日

J2第22節 東京ヴェルディvsギラヴァンツ北九州in西が丘サッカー場 1-0

 

西が丘はなでしこリーグでよく来るけどJでは久しぶり。
この距離の近さはやはり魅力的である。
チャントがないのでピッチの声が聞こえまくって本当に楽しい。
ホームチームの人気規模ならここ(か駒沢)でいいのにと毎回思う
しかし今回はホームチームの会員以外はメインスタンドとバックスタンドしか販売がなくしかも数がかなり少なかったためかなりのプレミアチケットとなったのであった。

今年2回目の北九州。前回からの大きな変更はディサロがケガで欠場、ケガだった國分が復帰。
ディサロの影響とは考えにくいけど全体的にプレスがハマらない場面が多く外に追いやろうとしても速いパス回しで中を通されてその内1つで失点してしまった。
逆に攻撃の場面で中に効果的なボールが通せずサイドバックからも手詰まり気味でなかなか前に進めない。最終的にサイドの崩しは椿が入ることで、ビルドアップでは加藤弘堅がCBに下がってほぼ解決して最後ゴールだけという感じでそこまで悪くはなかったように思う。
町野はこの試合トップの位置から下がってボールを引き出す役で身体も強く起点になっていたように思う。その分ゴールの位置から遠くなったのが残念ではある。
村松航太は相変わらず強い。先読み力が高いんだろうな。カバーリングが上手い。
ビルドアップも苦にしていないし、判断にミスが少ない。ただサイズの問題もあるし引き抜かれることはなさそう。

ヴェルディは表記上のシステムは4-4-2になる気がするのだけど、トップの2が両ウイングなので実質0トップに近い。マンシーニとタッディが小池と山下で、トッティが俺たちを熱くさせる井上潮音。潮音含めた中盤の選手の立ち位置はチマ以外はかなり自由でサイドや裏抜けなどを細かいボールタッチで頻繁に動き回る。さらにウイングの二人が縦の突破と空いている中に入ってきてゴールを狙うというのが基本の形。それで小池が非常に活きている。やはりシュート技術はチーム随一。小池がいかに点を取れる形を作るかが今のヴェルディのカギに思う。
ただこの試合一番目立っていたのは藤田 譲瑠チマ。
この試合出場選手最年少の彼が一番声を出してチームメイトの指示を送っていた。
面白かったのは佐藤優平(チンピラヒゲ)に対して
チ「もっと寄せて行けよ!」
優「ここで大丈夫だって」
チ「いいからちゃんとやれよ!」
って会話が丸聞こえだったこと。彼は声も高いのでほんとによく響き渡る。
ボランチとしての危機管理能力やゲームメイク力も高いため枯れないでは成り立たないくらいの存在になっているといえるだろう。


2020年9月27日日曜日

J2第21節 大宮アルディージャvs徳島ヴォルティスinNACK5スタジアム 1-2

 



毎度のことながらのNACK5スタジアムである。写真が同じような角度ばかりでホントに毎回撮っているのか疑わしくなっている。

三ツ沢が無くなったので必然ここが増えてしまうということだが。またアルディージャに詳しくなってしまうな。



今年の徳島はDAZN視聴での優先度は高いのでそこそこ見てはいたのだが生で観るのは初めてだったりする。
とは言っても初見の選手は少ないので特に語るべきことも少ない。
ただそれでも福岡将太は縦パスのタイミングや強さが絶妙で、後ろの位置からどんどん入れられるのはかなり強み。田向がドリブラーなので色の違いも出ていいと思う。
藤田のFKはちょうど目線の延長にボールの軌道があって本当に美しく、壁越えた瞬間に入るのを確信した。
ドゥシャンは言われてたほど足元ヤバくないやんと思った矢先にやってしまったので、今後も絶対的な選択にはならないんだろう。
ただ最後5バックで守りに行って守りきったのは収穫だし、そういうときには必要な選手なのは間違いない。

イバがいなくていつもの大宮やん、2点取られて覇気失ってるやん、と思わせといて最終ラインにプレスかけ始めた途端点が取れたからやる気出した、みたいな内容。
それなら最初からやればよかったのにと思うのは素人考えだろうが。
前半イッペイのシュートがポスト当たってそのまま真っ直ぐ跳ね返ったのを見たときに、勝ってないチームはとことんそうなんだよなあと思った。あの角度でゴールに反射しない意味がわからない。
相変わらず攻撃のスイッチになるようなボールが前に入らない。ボールロストを恐れ過ぎなのかも。
なんか黒川一人気を吐いているようにみえる。
戸島はやっぱりポスト苦手なんで結局同じことをさせようとしてもなあという前と一緒の感想。


結果3点の内2点がDFへのプレスだし決勝点はFKなんで、流れからゴールは無かったんだなと後から気づいた。

2020年9月16日水曜日

J2第9節 大宮アルディージャvsアビスパ福岡inNACK5スタジアム 0-1

試合前中止となった分の振替。当時とチーム状況が真逆になってしまったのがタイミングの妙というかなんというか。
ボールパーソンいなくてライン際にボール並べるシステムだったけどコロナでそうなったんだっけか?(記憶にないが
スピーカー近くに座ると死ぬので、球団職員らしき方にスタジアムでチャント流すのかを確認したところ、雰囲気を作るために流すとのこと。選手の要望もあるそうだ。一応軽く、グラウンドの声を聞きたい人もいるので可能であればなしにしてほしいとはお伝えした。

というわけで8月よりかなり良くなっているアビスパはボランチが前寛之と松本泰志がコンビでこれがかなり安定感ある。お互いにバランス取るのにも優れていて、さらに二人とも受けたあと安易に戻さないので攻撃にテンポが生まれる。前寛之はパス出す前に一枚交わしてからという意識もあるし、常にゴールに繋がるパスを狙っている。もはや岩尾(徳島)クラスの選手。
増山は最後の最後まで前線のプレスをさぼらないしこういうのは後半苦しい時にチームが奮い立つプレイだと思う。
ここまで相手に握られて相手ペースが続く時間が多かった試合は久しぶりだと思うが苦しい時を耐えてワンチャンスをものにできた戦い方ができたのはとても大きな収穫であろう。
しかしさあ守ろぞ!って時に鈴木惇と三國ケネディエブスが入ってくるのは守備固めなのか守備緩めなのかわからなくて心臓に悪い。

でひと月前よりかなり悪くなってる感じの大宮。
イバが入って前線の溜めができるようになったのだが、そこから先がない。フォローがほとんどなくイバが受けても攻撃の起点になれない。
なぜかしばらく考えながら見てたのだけれど、原因としてはおそらく攻守の切り替えのスイッチの問題。
基本的にリトリートで(引いて)守っているため自陣深くまでチーム全体が戻っていることが多く、ボールを奪ってから最初の選択がイバになるのだが、それが遠くなっていることもあり攻めるぞとなった時には最終ラインまでボールが戻っていたり、最悪イバが潰されてまた相手ボール、という展開になっている。
また全体的に追い抜かしていくプレイが少なく、この試合シャドーで入っていた菊地俊介と小島がサイドバックとボランチ横のスペースに入っていい位置でボールを受けても戻さざるを得ない状況ばかりで、どうにもゴールへの道筋が見えてこない。
ゴールからの逆算したプレイという意味では、後半自分からゲームを動かすことができる黒川と大山が入ることで改善したように思う。

2020年9月9日水曜日

J2第16節 ジェフ千葉vsアビスパ福岡inフクダ電子アリーナ 2-2

 

開幕戦以来の蘇我。
しかし仕事抜けだすのに失敗し到着した時にはすでに1点入っていた。
通常の時チャントが反響して迫力出るスタジアムのため、監督の指示や選手の声もよく聞こえて楽しい。
ユンジョンファン監督がタイムアップ直前追いつかれたとき思わずベンチ蹴飛ばした時の音も響き渡ったw
いやーリモート応援ホントいらない。

福岡は今年3試合目だが、新しい発見はまだまだある。
木戸皓貴は去年までにも何回かは見てるはずなのだが大勢決している場面とかで出てるイメージで、スタメンで長い時間観たのは初めてだと思う。そのためこんな器用な選手だとは知らなかった。
正直サイズ的にも裏抜けが得意なスピードタイプでマリノスから来てた仲川のような選手だと思ってた。(余談だけどアビスパ在籍時の仲川は典型的な師匠で、裏抜けからGKの1対1になってGKに当てるのを繰り返してるような選手だったのでMVPってのは結構驚いた)
サイドに流れてボール引き出したり、逆にサイドのスペースを作り出して輪湖を走らせたり、また意外といっては失礼だけど相手を背負ってのプレイがうまくてポストプレイもできるのには驚いた。
松本泰志はもう攻撃の中心になっていた。
DFに近寄ってボールの受け渡し回数が増えて、サイドチェンジやコーナーのスペースへのボール配球は武器になっている。視野が広いのでスタンドから見てた時プレイ選択にストレスがたまらない。(これ結構重要かもしれない)


千葉は守らなきゃいけないチームなのに守れないのが続いてるのは苦しい。
縦パスがバンバン入っちゃうのは、リトリートでゾーンを守る意識が強すぎるからなのか?
相手が楽に攻撃組み立てられる状況になっているのも守り切れない原因の一つかもしれない。

小島秀仁がジェフ在籍史上一番輝いていたかもしれない。
攻撃時は基本的に小島から始まっている。視野が広いのはもちろんキック精度ボールコントロールが上手い。最近出るようになってるみたいでよかった。
個人的に長谷部→細貝の系譜を継ぐ選手と思っていたので、活躍するとホントうれしい。
山下敬大はまたレノファ時代前半のシュート枠外2本打たないと枠行かない病に苛まされるようになってしまった。
複数ポジションこなせるし守備サボらないから、FWのファーストチョイスのようだし頑張ってほしい。

2020年8月23日日曜日

J2第14節 栃木SCvsアビスパ福岡in栃木グリーンスタジアム 0-1

 


ここもかなり好きなスタジアム。グラウンドが低いところにあるのが珍しい。
ゴール裏が総立ち見で高さが少ないのは残念ではあるけど、専用スタジアムというところで多少許される。
特徴的なのはトレーニングエリアがスタンドとゴールの間にあるところで、目の前でアップしている選手が見れる。


前回の山雅戦を観たときとは杉山→セランテス、東家→増山、ドウグラスグローリ→篠原、そして鈴木惇に代わって早速ロッテ和田康士朗の友人、松本泰志にスタメンが変更。サブでは北島、城後がお休み。

栃木がかなり前からプレスが来て、さらに高さにはあまり強くないチームなので、基本的にコーナーサイド裏へ一本という戦い方をしていた。
こうなると上島のロングフィードがめっちゃ活きる。球筋がホント美しい。
松本田邉のボランチはお互いが立ち位置を見て前に行くとき行かないときを見極めてバランスが取れていてとても良かったと思う。松本は周りもよく見えていてサイドの展開なども上手い。おそらくショートパスで組み立てていくタイプなのだろう。スペースで何度か要求していたが、出てこないという場面が何度かあり、ここらへんはこれからなんだろうなと思う。
サロモンソンのFKは丁度私の目線の延長線上だったためキレイな軌道がスローモーションのように観れた。こういうのが見れるとスタジアム観戦の甲斐あるなあと思う。

長谷部監督はかなり判断が早く、後半30分すぎにはもう三國ケネディエブスを投入し5バックで1点を守りに行く形へ。

三國は跳ね返すだけなら最強。 ハイボールへの応対はホントに強い。対人には若干不安がある。何度かPK与えそうになっててドキドキした。

気になったのは菊池大介で、彼は左サイドだが中に入ってプレイすることが多く、主に守備時にプレス掛けながらそのまま右サイドまで出てきちゃう時があるのだが、そのせいで左サイドがスカスカになって自由に使われてしまうということが何度もあった。これはある程度指示されている動きなんだろうか。


栃木は前見たときとかなりメンバーが代わっていて、溝渕高杉瀬川岩間ウサンホと見たことある選手が沢山。
瀬川は全く錆びついていない左脚で素晴らしいクロスを蹴り続けている。栃木の攻撃の起点と言ってもいい。
それに合わせて飛び込んでくる岩間も迫力あるし、溝渕も攻守の切り替えが早くサイドでうまく潰していた。
あと森俊貴という選手が全く知らなかったのだけれどボールを持ったときに雰囲気がある選手だった。徳島に行った西谷みたいな感じ。ちょっと楽しみ。



最後に、久々に雑音の流れないスタジアムでの観戦になったのだが、やはりこの方がいい。セランテスがめっちゃ上がれ!って叫んでたりベンチと会話しまくってたり、長谷部監督は選手にずっと指示出しまくってしかも殆ど褒めててのど飴必要じゃないかって思ったり、栃木のベンチでめっちゃ判定にキレてる人いるじゃんと思ってよく見たら田坂監督だったりでとても面白い。
これこそ新しいスタジアム観戦の醍醐味であり、リモート応援システムには断固反対します。

2020年8月21日金曜日

J2第13節 大宮アルディージャvsギラヴァンツ北九州inNACK5スタジアム 1-4

 


8月頭の福岡戦が入場目の前で中止という初めての体験をしたため、この日が今年最初のNACK5。
ゴール裏もブロック割で販売していたけどゲートや中で仕切られていない仕様だった。
見る場所はこの日も変わらないが。

最悪だったのは「リモート応援システム」とやらで場内のスピーカーからずっと音が流れていたこと。
真上にスピーカーがあってグランドの音声がほとんど聞こえなかった。
スピーカーで流れるチャントはただ音声を流しているだけにすぎず、グラウンドの状況を鑑みた音ではなく、そこには魂がないためただの雑音でしかない。
手拍子が声出しを喚起するため禁止ならこの音流す方がよっぽど声出しを煽っていると思うのだが。(無観客での措置ということならまだわかるし、例えばDAZN音声のみ雰囲気を増す演出として使う程度であれば悪くはないと思うが)

今J2を席巻している北九州。
パッと見でわかるすごさはプレッシャーの強さとセカンドボールの回収。
押し込んでいるとき相手陣地にほぼ全員が入って、ボール取られたら一斉にプレスをかける。そのため相手は苦し紛れに蹴らざるを得ない状況が多くなり、前に選手が多いこともあってセカンドボールをほとんど回収できる。いわゆるずっと俺のターン!である。
マイボールの時、ボールがここに動くと相手がこう動くからそこが開く、というようなイメージがみんな共有できているので攻撃に再現性がある。
この日は特に片側に相手を集めて、真ん中に入った高橋大悟が逆サイド裏へという狙いがハマっていた。
今一番真似したいゴールパフォーマンスでおなじみ、ディサロ 燦シルヴァーノは決定力が半端ない。先制点も、押し込んではいたもののなかなかシュートまで行けなかった状況の中、相手の一度のミスをしっかり決めてきた。2点目は流れが完璧。狙い通りの形だったといえるだろう。
彼を見るたびに「U-31」という漫画に出てきた藤堂涼介という選手を思い出す(もちろんこのキャラクターみたいなことをしているといっているわけではない)

もう一人注目したいのがCBの村松航太。
170ちょっとしか身長がないのに競り合い強く、身体の使い方がうまくて相手より先にボールに触れる。この試合でも191cmの戸島にヘディング勝ってたりする。
かなり面白い選手で、今後要注目。

大宮はなんで5バックで守っちゃったんだろう。
おかげで真ん中自由に使われて、奪っても前に味方いないからプレスで押し下げられて蹴っ飛ばすしかなくなっての繰り返し。しかもイッペイシノヅカとかは高い位置でプレイしてなんぼの選手なのに守備しかできなくってそのまま前半で交代とか。
奥抜もサイドでのチャンスメイクよりゴール近いところでプレイした方が活きる気がするんだけどな。
黒川もいいところがなくて残念。水戸の時はもっと俺が俺がしてたのに悪い意味で丸くなっちゃったのか?(頭は水戸のころの方が丸かったけど)
富山は身体強くてポストもできるし前でプレイした方がいいのに結構サイドとかに置かれるときあるのはなんでだろう。器用だからなのかね。
あまり使われないけど出た時はちゃんと仕事する選手。

2020年8月18日火曜日

J2第12節 松本山雅vsアビスパ福岡inアルウィン 1-0

 




初めてアルウィンに。
ピッチ近くて高さがあって非常に見やすくて良い。NACK5と逆で上段のほうが立ちなのはちょっと残念。
ホーム側からビジョンが見にくい珍しい立ち位置。
あとは屋根さえあれば完璧なのに。
からしいなりがめっちゃ美味かったです。

アビスパは今年優勝候補に挙げていて特に注目しているチーム。大宮戦が目の前で中止になったのでこの試合が今年初観戦。
2015年のプレーオフ決勝も行ったりしてアビスパというクラブ自体も結構好きなのだ。(2015はハマタがいたから観に行ってた)
長谷部アビスパは結構立ち位置を見てると面白くて、4-4-2なのだけれどサイドハーフがあまりサイドでプレイせず大外は基本サイドバックのものになっている。で真ん中の選手が最終ラインの組み立てに参加したり前を追い抜いたりする動きをするとその場所にサイドハーフが入ってくるという感じになっていた。
鈴木惇や田邉は二人とも攻撃の際に活きるタイプなので、前寛が出れない状況が続いているのは結構苦しい。これが失点が多い原因かも。
(あと個人的に鈴木惇はアフターで削りに行くことが多くてあまり好きなスタイルではない。少し前岩下石津鈴木惇と並んでたときは完全にそっち系の雰囲気バリバリだった)

上島は去年観たときからそのロングフィードの上手さに惚れていて、高さもあり競り合いに強くかなり頼れるCBになっている。ドウグラスグローリとのCBコンビはリーグトップと言ってもいい。
ドウグラスグローリはハイボールに滅法強く、アウグスト相手に、数えてた内では全勝してた。

攻撃面では特に目を惹いたのが北島祐二。
スピードではなくテクニックで抜けるタイプのドリブラーで、自分の間合いがあって相手がどれだけいても自信持って仕掛けていき、簡単に抜いていく。山形で坂元達弥を観たときに受けたインパクトに近いものを感じた。将来楽しみな逸材。来年もう引き抜かれてもおかしくない。
あと遠野大弥もトラップとか細かい所作が上手くて、狭いところでも簡単にプレイしている。残念なのはパスを川崎が持っていること。

山雅は長期政権から変わったことで苦労している感じ。
あまり組み立てが上手く行ってる感じは見られずに結局セルジーニョアウグスト頼みという。
一応3-4-2-1なのだが、1に入ったセルジーニョは自由に動き回ってスペース見つけるのがうまくてボールを引き出すのが上手いため実質ゼロトップな感じ。
セルジーニョがひきつけて空いているスペースを使って攻撃しようとしている感じがしたがその分サポートが弱くそこを潰されると立ち行かなくなる。

注目したい選手はCBの常田。彼もデカいが俊敏で裏への対応もしっかりしている。そして左利きなのがいい。ベガルタからのレンタルなのかな。後ろから組み立てるチームだともっと重宝されるんじゃないかと思う。

最後に藤田息吹は鳥栖の小屋松といい勝負だと思う。

2020年7月31日金曜日

J2 第8節 東京ヴェルディvsアルビレックス新潟in味の素スタジアム 1-1


実は開幕戦の千葉vs琉球を見に行っていたのだが、直後に書かなかったせいでタイミングを逸してしまいここまで来てしまったのだった。


ちなみにその時の感想としては千葉はつまらんけど勝点取りに行くサッカーで、琉球はノーガードぶらり戦法で結果はともかく試合は面白いだろうなというもの。


開幕戦から実に5ヶ月ぶりのサッカー観戦となったのだが、アウェイ側で試合を見るというスタンスなのにアウェイ席がないというのは致命的。とりあえず一番アウェイ側に寄れるバックスタンドの席で観戦と相成った。

新潟は今年かなり良いサッカーで、エンタメ性も高く面白い。(失点も多い)
ターンオーバーの兼ね合いもあって、今自分が新潟で一番注目している新潟のコンダクター秋山裕紀が不在でファビオ、シルビーニョも後半からであったのは少し残念。
レオナルドに代わって入団したファビオは身体の強さでポストも上手く前線の核になっていてる。
シルビーニョは相変わらずワンタッチプレイが好きで相手を出し抜くのが上手い。
渡邉新太は疲れのせいかシュートが全然枠に行かなかったが最後の最後で決めたのは流石。
舞行龍ジェームズとマウロのCBコンビはデカくて強い。
気になったのはこの日ボランチの一角であったゴンサロゴンザレスは真ん中で受けたボールを左サイドに展開するときでも右足で蹴っていること。少し前目に出した方がいいのになという時でも右で蹴るから必然少しマイナス気味になってテンポが乱れる気がしてちょくちょく目に留まった。

この試合ヴェルディの前半はすごく面白かった。
マイボールの時右サイドバックのギャバンと左の奈良輪、片方が一気に前線まで上がるともう一人が中盤のゲームメイクに参加して、さらに外に張っているときは右ウイングのナンダカンダ藤本寛也と左ウイングに入った井上̪潮音は中に入ってきてCFの端戸含めて4人が最前線に並んだりしていた。さらにそこへ井出と内外入れ替わったりしてかなりフレキシブルに動いていた。
右サイド優平寛也ギャバンでケイオスを作って相手が寄ったところへギャバンから空いている左サイドに一気に展開というのが何度もはまっていて、さらにいわゆるヴェルディらしさというような狭いスペースでのパス回しからゴールを何度も脅かしていた。
そしてその真ん中で藤田譲瑠チマはさながらアルベルティーニを思わせるように中央でテクトを振る。長いボールはあまり蹴らないのでピルロって感じではないです。
前半は本当に面白かったが新潟が対策取ってきたこともありボール支配率も落ちてメンバー交代もあったため後半はそれらしい攻撃があまり見られなくなってしまったのは残念。

両チームとも内容を重視するチームなのだが、その結果ゴールがどちらもセットプレーからだったというのは非常にサッカーだなあと。

またゴールの時に隠れキリシタンが曝されるさまがとても面白かったです。

2020年2月16日日曜日

J2順位予想を監督とレギュラーメンバーの移籍を考慮してやってみる

まず長年J2を見続けて分かったことがある。
J2は監督で成績が左右される。
監督がすべてともいえるしそうでないともいえる。耳が痛い。

ただ今年はどのチームもレギュラー格の選手の移籍が特に多いように思う。
というわけで監督がどうなのかを考えて、継続しているのであればレギュラー選手が移籍した場合はそれが補えているのか、監督が変わっている場合には現所属選手がその監督に合うのか、もしくはレギュラーが移籍していてても、その監督が必要としてそうな選手が取れているのか、そこら辺を考慮すると順位判断ができるのではないかと思った次第。例によって外国人は考慮しない(当たり外れの振れ幅がデカすぎるため)

去年の順位表上から監督と主な移籍選手を書いていく。
[OUT]の選手横の数字は出場試合数。大凡20試合以上出場をレギュラー格ということにしてみた。
[IN]は実績がある(即戦力と思われる)選手

01柏(昇格)松本
02横縞(昇格)磐田
03大宮
04徳島
05甲府
06山形
07水戸
08京都
09岡山
10新潟
11金沢
12長崎
13東緑
14琉球
15山口
16福岡
17千葉
18町田
19愛媛
20栃木
21鹿児島(降格)北九州
22岐阜(降格)群馬

松本山雅FC
監督
反町康治→布啓一郎
軽く調べると堅い守備が基本という路線は変わらなそうだとのこと。

[OUT]
守田達弥 31
飯田真輝 29
パウリーニョ 28
永井龍 27

[IN]
圍謙太朗
髙木彰人

守備の要と攻撃の中心が抜けてしまったが、パッと見それをそのまま補えてるような感じは見られない。監督が変わっていることもあるので逆に大きな変化はマイナスにならないとも考えられる。スタイルが変わらなければプレーオフ圏内は堅い。

ジュビロ磐田
監督
フェルナンド・フベロ
シーズン途中からの継続。手腕に定評あり。

[OUT]
アダイウトン 33
荒木大吾 28
カミンスキー 26
大南拓磨 22

[IN]
大森晃太郎
大武峻
小川航基(レンタルバック)
中野誠也(レンタルバック)

1人で何とかできたアダイウトンの穴をどれだけ埋められるか。中野と小川の活躍にかかっているのは間違いない。(そもそもこの二人出してなかったら残留してたろ)

大宮アルディージャ
監督
高木琢也
継続。なんだかんだ戦力以上に成績残せる監督。リアリストだと思う。

[OUT]
フアンマ・デルガド 40
茨田陽生 37
大前元紀 31
ロビン・シモヴィッチ 27
ダヴィッド・バブンスキー 27
奥井諒 26
菊地光将 25
櫛引一紀 18

[IN]
菊地俊介
戸島章
翁長聖
近藤貴司
黒川淳史(レンタルバック)

若返りという感じの放出選手の多さ。ファンマは想定外な気もするが。
個で殴って点を取っていたのでそこら辺がどう影響するか。茨田の移籍も影響大きいのでは。ただ上述の通りアジ太はなんだかんだ成績出せる監督なのもポイント。

徳島ヴォルティス
監督
リカルド・ロドリゲス
我らがリカルド・ロドリゲスは今年も徳島でJ1に選手を送るのだ。

[OUT]
梶川裕嗣 41
野村直輝 39
内田裕斗 37
ヨルディ・バイス 37
杉本竜士 33

[IN]
ドゥシャン
上福元直人
垣田裕暉
杉森考起
梶川諒太
西谷和希
浜下瑛

主力の移籍は今年もので悲壮感はない。逆に戦術にピッタリはまるであろうこれ以上ない計算の立つ選手の補強がされていて、チームとしてももう慣れてきてるのを感じさせる。

ヴァンフォーレ甲府
監督
伊藤彰
継続。去年あまり見なかったこともあるが、いかんせん試合終盤のファイアーフォーメーションの印象が強すぎてイマイチどんな感じの監督かつかめていない。

[OUT]
小椋祥平 41
ピーター・ウタカ 40
エデル・リマ 37
小出悠太 36
横谷繁 36
佐藤和弘 33
曽根田穣 30
武岡優斗 25

[IN]
松田力
泉澤仁

これだけの中心選手が移籍しているのに、実績ある選手の獲得がこれだけしかないのは苦しいのではないだろうか。甲府パターンでエデルリマが夏また戻ってきそう。

モンテディオ山形
監督
木山隆之→石丸清隆
お隣に引き抜かれる格好になってしまった。石丸監督、京都時代結果は出ているが評価はイマイチという風潮。スペクタクルとは遠いサッカーらしい。

[OUT]
坂元達裕 42
ジェフェルソン・バイアーノ 34
井出遥也 32
柳貴博 28

[IN]
中村充孝
渡邊凌磨
加藤大樹
小松駿太

バランスいい選手獲得が出来たと思う。新監督でどれだけやれるか。

水戸ホーリーホック
監督
長谷部茂利→秋葉忠宏
秋葉監督はアンダーの代表コーチなどをやっていて、おそらく若手育成を見込んでの就任なのだろう。群馬で監督やった時は成績を残せていない。

[OUT]
白井永地 40
黒川淳史 39
志知孝明 39
前寛之 39
清水慎太郎 37
浅野 雄也 34
茂木駿佑 28

[IN]
深堀隼平
山田康太
中山仁斗
乾 貴哉

J1資格を得ると選手を貸してくれなくなる法則。ただ監督も変わっているので主力の大量離脱はそこまで深刻でない気も。

京都サンガ
監督
中田一三→實好礼忠
監督交代についていろいろあったらしいがそれは置いておいて、後任がコーチからの昇格ということは戦い方に大きな変更はないのではないかとみる。

[OUT]
小屋松知哉 42
仙頭啓矢 36
一美和成 36
田中マルクス闘莉王 30
重廣卓也 29

[IN]
森脇良太
李忠成
ピーター・ウタカ
ヨルディ・バイス
野田隆之介
中川風希
曽根田穣
荒木大吾

前線がゴッソリ抜けてしまったがそれを補うような選手が獲得できている。戦術を大きくイジらないようであればむしろプラスといえる。

ファジアーノ岡山
監督
有馬賢二
継続。前線の選手の能力で点を取っていくイメージが岡山にはずっとある。

[OUT]
仲間隼斗 40
一森純 34
武田将平 27
中野誠也 24

[IN]
パウリーニョ
清水慎太郎
白井永地
上門知樹
徳元悠平

仲間がいたのでイヨンジェが点を取れてたこともあり、うまく分散させられないと苦しくなる。

アルビレックス新潟
監督
吉永一明→アルベルト・プッチ・オルトネダ
なんかすごい監督を引っ張ってきた。本気を感じる。ただ結果が出るかはまた別の話・・・

[OUT]
大武峻 42
レオナルド 38
カウエ 35
戸嶋祥郎 34
矢野貴章 32
フランシス 30
渡邊凌磨 23

[IN]
大本祐槻
ロメロ・フランク
島田譲
小島亨介

大きくスタイルの変更というのであれば主力の移籍はさほど問題にならない。またバルサスタイルに合いそうな選手を取ってきているので楽しみが大きい。

ツエーゲン金沢
監督
柳下正明
対策をしっかりとって弱点を突いていく戦い方で苦しみながらもなんだかんだ勝ち点を取れる監督。

[OUT]
山本義道 40
加藤大樹 39
垣田裕暉 35
沼田圭悟 32
クルーニー 30
清原翔平 28
小松蓮 22

[IN]

これだけ中心選手が抜けているのに、実績ある選手が全く獲得できていないのがどうなのか。手駒で上手くやっていく監督にしても限界はある。

V・ファーレン長崎
監督
手倉森誠
堅守が基本というのは今のトレンドからは外れているけれどもある程度の結果も出るのでこれくらいの規模のチームには合っていると思う。

[OUT]
呉屋大翔 36
香川勇気32
翁長聖 24

[IN]
二見宏志
加藤大
富樫敬真
フレイレ

守備陣に大きく変化はないので、1人で何とかできた呉屋が抜けて点をどう取るのかが鍵。タックスヘイブン富樫はタイプが違う。

東京ヴェルディ
監督
永井秀樹
セットプレイからの失点が多いのであれば、ボールを保持すればセットプレイを与えないという目から鱗の対策を編み出した名将。

[OUT]
上福元直人 42
梶川諒太 32
李栄直 25

[IN]
大久保嘉人
高橋祥平
井出遥也

監督交代ごとに大きくスタイルが変わっているのでレギュラー選手の移籍にマイナスはあまりない。あとは戦い方次第。

FC琉球
監督
樋口靖洋
シーズン途中で主力が軒並み引き抜かれる羽目になったのも、選手の能力を引き出せる戦術があったからといえる。殴り合い上等のサッカーはJ2では少ないので面白い。

[OUT]
上門知樹 38
徳元悠平 35
西岡大志 23

[IN]
阿部拓馬
李栄直
茂木駿佑
沼田圭悟

良い選手が補強できている。さすがに今年はさほど引き抜かれないだろうから、そこまで悪くならないのではないか。

レノファ山口
監督
霜田正浩
三年目。正念場な気もするし意外と長期政権になりそうな気もしている(成績関係なしに)

[OUT]
三幸秀稔 42
山下敬大 37
前貴之 37
菊池流帆 35
工藤壮人 27
佐々木匠 22

[IN]
菊地光将
安在和樹
ヘニキ
武岡優斗
小松蓮

ここ2年中心になっていた選手がみんないなくなったため大きく変化せざるを得ない状況となった。攻撃の構築が選手による部分が多いのでそれがいい方に出る可能性も。

アビスパ福岡
監督
久藤清一→長谷部茂利
台所苦しいチームであれだけ戦えるのがわかるとさすがに引き抜かれる。毎年選手が変わる中でもすぐに結果出せるのが特に強み。

[OUT]
前川大河 40
石原広教 37
松田力 36
ヤン・ドンヒョン 32

[IN]
エミル・サロモンソン
菊池大介
フアンマ・デルガド
前寛之
重廣卓也
福満隆貴
湯澤聖人
上島拓巳

本気を感じる補強。水戸からの引き抜きもあって戦術浸透するのもよりスムーズになりそう。

ジェフ千葉
監督
江尻篤彦→尹晶煥
これは楽しみ。選手の質と成績があっていないといわれている状況をどれだけ変えられるか。

[OUT]
エベルト 24
茶島雄介 22

[IN]
田口泰士
川又堅碁
新井章太
山下敬大

大きな放出がない中で実績ある選手が加わっている。大きくスタイルが変わる中でそれに選手がどれだけ対応できるのかが鍵。

町田ゼルビア
監督
相馬直樹→ランコ・ポポヴィッチ
一つのスタイルで町田といえばこれというようなものを築いた監督が交代して、路線変更となった。これがどう転がるか。

[OUT]
増田卓也 38
ロメロ・フランク 33
富樫敬真 30
戸高弘貴 28
藤井航大 22

[IN]
秋元陽太
水本裕貴
吉尾海夏

選手の入れ替えというか、スタイル的に1年目は苦労しそうな気がする。あとは外人ガチャ次第か。

愛媛FC
監督
川井健太
毎年苦しいながらもそれなりに戦えているのはさすが。

[OUT]
近藤貴司 42
神谷優太 36
野澤英之 28

[IN]
森谷賢太郎
渡邊一仁
シシーニョ
西岡大志
横谷繁

抜けた穴は大きいがあまり影響は大きくなさそうな気も。変化も大きくなさそう。

栃木SC
監督
田坂和昭
そもそも残留が奇跡に近い。苦しいのは変わりないが。

[OUT]
ヘニキ 39
西谷和希 37
ユ・ヒョン 34
浜下瑛 33
枝村匠馬 28
藤原広太朗 27
(大黒将志 29 リリースないが一応退団らしい)

[IN]
矢野貴章
塩田仁史
エスクデロ競飛王
韓勇太

数少ない攻撃で違いを出せる選手が引き抜かれてしまう無慈悲。ベテランで補填は出来ているが苦しい状況。

ギラヴァンツ北九州
監督
小林伸二
昇格請負人がJ2に引き上げてきた。果たしてJ1まで届くか。

[OUT]
[IN]
永田拓也
斧澤隼輝

大きな変化なし。これは成績にプラスになるはず。(選手が全員J3レベルだった場合は別)

ザスパクサツ群馬
監督
布啓一郎→奥野僚右
山形で実績残せなかったが、実質レジェンドのカムバックとなっている正直こういうケースは苦しいと思う。

[OUT]
吉田舜 34
佐藤祥 31
髙澤優也 27
吉田将也 25

[IN]
大前元紀
宮阪政樹
岩上祐三
内田達也
小島雅也
清水慶記
高瀬優孝

実績ある選手の獲得という面ではリーグでも屈指。この選手たちがハマれば面白い存在になれるかも(個人的に大前はあまり信用していないが)

以上を踏まえた順位予想はこちら
01福岡
02磐田
03徳島
04京都
05大宮
06松本
07千葉
08新潟
09長崎
10山形
11北九州
12岡山
13琉球
14山口
15東緑
16甲府
17愛媛
18町田
19群馬
20栃木
21金沢
22水戸

監督の上積みを特に重要視。そして選手の変化は監督の変化がない場合の方が影響大きいとしている。

アビスパ福岡おめでとうございます!

2020年2月11日火曜日

個人昇格選手活躍期待度

以前書いた注目選手の答え合わせと個人昇格した主な選手の寸評をやっていきます。
活躍期待度を最低★★★★★0から最大☆☆☆☆☆5までつけていきます。
(年齢/ポジション/前所属)

札幌
個人昇格無

仙台
浜崎拓磨(27/RB/水戸) ☆未見のため評価できず☆
水戸の3年で40試合出てない右サイドバック。その前はFC大阪にいたらしい。
調べたら、キックの精度が高くて足元のボール捌きが巧み。ゲームメークも出来るらしいが守備がアレとのこと。

佐々木匠(22/OM/山口) ☆☆☆★★
山口からのレンタルバック。讃岐の王も山口では期待ほど活躍できなかった。
ゴールに直結するドリブルやパスができる選手なので個人的にはトップ下である程度自由にやらせた方が活きると思う。

鹿島
個人昇格無

浦和
レオナルド(23/CF/新潟) ☆☆☆★★
1人で点取りまくれるわけではなくて周りとの連携で活かされるタイプなので、チームとして点を取るプランがしっかりしてないと期待ほどゴールが出ないと思う。そしておそらく期待されてるのは前者のような選手。チャンスがなければ点は取れない。


北爪健吾(28/RB/横縞) ☆☆☆☆☆
俺が大好き右サイドのスピードスター。柏の右サイドは小池移籍後川口と峻希で、瀬川まで使われていたくらいなのでおそらくレギュラー格で加入してるはず。今までのプレイができるなら問題なく活躍できる。

呉屋大翔(26/ST/長崎) ☆☆☆★★
1人で点が取れるタイプでシュートも上手い、クロスに合わせるのも得意。だがそもそも試合に出れるのかという問題が・・・

仲間隼斗(28/LW/岡山) ☆☆☆★★
ドリブルで単騎切り込んで点が取れるアタッカー。しかしそのポジションには瀬川がいるしマテウスサヴィオも完全になったので同じく出番が・・・

神谷優太(23/OM/愛媛) ☆☆★★★
レンタルバックせずに移籍した。湘南なら中心選手になれると思うのだが・・・
そもそも柏はトップ下がいないシステムで、FWのファーストチョイスはオルンガと江坂。カップ戦要員だよなあ・・・

戸嶋祥郎(25/CM/新潟) ☆☆★★★
中盤でバランスとる選手。ただそこにはほぼ同型でリーグでもトップクラスのヒシャルジソンがいる。ダブルボランチのもう片方も大谷がいる。少ない出番でどれだけ違いを出せるかにかかっている。

FC東京
個人昇格無

川崎
馬渡藤嶋
2nd3rdGKなので評価無

宮代
半年のレンタルバックなので評価無

横浜FM
優勝チームでレギュラーが抜けてないんだから個人昇格メンバーは出番限られても訳はない。そのため☆1つはマイナスされていると思っていただきたい。(渡辺皓太ですら出れていない現状)

杉本竜士(27/LM/徳島) ☆★★★★
ドリブラーが必要とされる状況が少ない。

山本義道(25/CB/金沢) ☆☆☆★★
畠中の代わりになれる数少ない選手。高さもあるので意外と出番もらえるかもしれない。

梶川裕嗣
2ndGKとしては申し分ない。てかはっきり言って勿体ない。シュートストップはもちろん徳島で足元も鍛えられた。

前貴之(27/RB/山口) ☆☆☆★★
なんと8年ぶりのJ1。山口が調子いい時は前が活躍していた。元々は香車SBで守備は荒い選手だったのだが、霜田監督に自由を与えられ右サイドからいろんなところへ動き回ってゲームを作るJではあまり見られないタイプの選手になった。去年はCBがゲームメイクできないならできる選手をCBに置けばいいじゃない政策でRCBもやるようになった。もしかしたらこれが優勝チームに引っ掛かった決め手かもしれない。

仙頭啓矢(26/RM/京都) ☆☆★★★
いかんせんポジション争う相手が19年MVPである。プレースタイルも似ている。

横浜FC
志知孝明(27/LB/水戸) ☆☆☆☆☆
間違いなく活躍できる。てかしてくれないと困る。下手したら夏引き抜かれる。

一美和成(23/ST/京都) ☆☆☆☆★
ガンバに戻らずレンタルで別のJ1へ。イバの劣化(&J1で通じない可能性)があるため、出番はかなりありそう。ポストも出来るし守備も出来る時点で今いる選手より勝ってるところが多い。ただゴールとチーム成績が直接影響受けると活躍してない扱いになりそう。

湘南
茨田陽生(29/CM/大宮) ☆☆☆☆☆
サイドも出来る。ダイナミックに動き回り攻守にわたり活躍が期待できる。ゴールも取れる選手は貴重。

三幸秀稔(27/CM/山口) ☆☆★★★
遂にJ1まで辿り着いた。しかしプレイスタイル的にJ1のプレッシャーを受けて今まで通りできるのかが疑問(同型の庄司(京都)が通じなかったように)そこでもう一段上のパサーになれるなら。

清水
奥井諒(30/RB/大宮) ☆★★★★
縦への突破が得意なSB。悪い選手ではないが特別秀でているかというとそんな印象残ってないのでこの評価。

G大阪
一森純(28/GK/岡山) ☆☆☆★★
(個人的に)J2最高GK。ハイボールの飛び出し、シュートストップ、1VS1いずれも高いレベルにある。東口の牙城を崩すのは簡単ではないが期待を込めて。余談だがセレッソユース出身だったりする。

C大阪
坂元達裕(24/RW/山形) ☆☆☆☆☆
J2屈指のドリブラー。左利きなのでカットインからのシュートと縦の2択がいやらしい。(丁度大分の田中達也と逆位置)水沼宏太よりも個人で打開できる選手で、ロティーナサッカーのWGとしてはこれ以上ない選手。

神戸
菊池流帆(24/CB/山口) ☆☆☆★★
ダンクレーとフェルメーレンは確定なので当面は大﨑とスタメン争い。高さでは無類の強さなのでもしかしたらレギュラーも見える。

広島
浅野雄也(23/LM/水戸) ☆☆★★★
水戸の左サイドを志知と二人でブイブイ言わせていたジャガー弟。
兄と同じようにスピードで突破するので柏とは使い分けが出来そう。ただスピードでやってきたタイプはJ1で苦労するイメージがある。

鳥栖
内田裕斗(25/LB/徳島) ☆☆☆☆☆
CB含めて左サイドならどこでもできる。攻撃守備どちらも偏っておらず起点になれる選手。

湯澤洋介(30/LM/京都) ☆☆★★★
水戸の時はドリブルでチャンスを作っていたが京都に行ってからほとんど出番がなかった。なんでこのタイミングでJ1なのか。

小屋松知哉(25/LW/京都) ☆☆☆☆★
ドリブルでのカットインと逆サイドの時の中で受ける動きが上手い。サイドできる攻撃の選手がごっそりいなくなっているので重宝されると思う。前髪を気にしてはいけない。

大分
小出悠太(26/CB/甲府) ☆☆☆★★
ノーマークだったのが悔しい。高さはないが堅実な守備で繋ぐことも苦ではない。大分はレギュラー格のCBがハマりすぎてるのでなかなか出番はもらえないと思うが。

佐藤和弘(30/CM/甲府) ☆☆★★★
かなり前への推進力が出せるMF。ゴールも多い。CMはティティパン抜けたとはいえ相変わらず選手層が厚いので、スタイルにどれだけ適応できるかが鍵。

香川勇気(28/LB/長崎) ☆☆☆☆★
LBとはいえタイプ的には守備より攻撃なのでLMな選手。ヴェルディでロティーナの薫陶を受けて化けた。星とまた同じチームになったのも驚き。左には田中達也がいるものの、星がなんだかんだでJ1で通用したことと、高山が期待したほどでないことも併せて結構出番があるとみている。左利きだし。

野村直輝(29/RM/徳島) ☆☆☆☆☆
真ん中でも外でもプレイできる。横縞のときはサイドから仕掛けて点を取るドリブラーだったが、徳島でパサー的な役割も出来るようになった。そもそも個人で剥がせる選手は大分で貴重なので、やっと松本怜のポジションを脅かそうかというところ。


てことで以前書いた選手の動向は次の通り

残留
中山松尾斉藤草野(横縞昇格なので実質個人昇格と同等)
奥抜
小西

J2のチームへ移籍
黒川(水戸→大宮レンタルバック)
曽根田(甲府→京都)
山下(山口→千葉)

個人昇格
内田
仙頭
一美
レオナルド
山本
呉屋
菊池
神谷

去就未定
パライバ

と意外と見立てが悪くないことがお分かりいただけたのではないだろうか。