2018年5月26日土曜日

J2第15節 大宮アルディージャvsFC岐阜inNACK5スタジアム 0-2○


岐阜が良すぎて大宮はこれならしょうがないって感じ。と思ったら大宮サポからは試合終了後ブーイングが起こっていた。
スコアほど悪くは感じなかったのだが。
マテウスをスーパーサブに置くのはありだと思う。途中から出てきたときのうんざり感は相当。しかも前節の大前へのアシストみたいなパスも出せるようになって、ますます厄介な存在になっていると思う。
奥抜のテクニックと嶋田の突破力は魅力だし、これは相手チームは手を焼くのではないかと思う。
ただ、マテウス入ってサイドからのクロスが増えるぞというときにシモビッチ変えちゃうというのはちょっとわからなかった。実際抜けてからCKも増えたし、中にシモビッチがいたらと思う場面が多々あった。

岐阜はトップに入るライアンデフリースがチームにフィットしてきて、本人は点取らないがサイドの2人が内に入ってきたときに点を取らせることが出来るようになった。
さらに風間宏矢が中盤に入ることで、動かし所が増えたのも大きい。
古橋はまずとにかく守備が良くて、奪いに行くときのプレスはホントに上手い。
それを90分やれるのが尚更凄い。
勝ち負けだけでなく内容だけでも見る価値のあるチームになったと思う。

2018年5月24日木曜日

なぜ「縦に速いサッカー」がこうも忌み嫌われるのか

表題の前に、まずは日本人のサッカー観について語らせていただく。
日本人のサッカー観は「キャプテン翼」を起点としている。そこに異論がある人は少ないだろう。
「キャプ翼」は基本的に(多数の魅力ある選手はいるものの)「天才とその他」のチームが「天才とその他」のチームと戦う漫画である。
天才がゴールを決め、天才が味方を動かし、天才で試合に勝つ。そこにカタルシスを見、憧れる。
みんな翼のようにクロスバーにボールを当て、日向のように袖を捲り、若林と同じ帽子を被った。
日本人の心の奥底にサッカーは一人の天才の力で勝つという意識が染み込んでいる。

話は変わって商売の話。
メディアは基本的に大衆をサッカーに興味がない、わからない、としている。
さらにサッカーの本質の面白さを伝えたとしても理解できないとしてその行動を放棄している。
そこで、無知蒙昧な愚民にどうすればサッカーに興味を持たせることができるのか、日本サッカーの使徒たるメディア様は考えた。

「スターシステム」である。(この場合手塚治虫的な意味ではない。念の為)

ここで「キャプ翼」と繋がる。
才能を持った選手がいたら、チームを勝たせる天才として持て囃し、ヒーローとして祀り上げる。バカにも伝わる、わかりやすい日本サッカーのアイコンとして。

さらに耳障りのいい言葉をメディアはみつける。
「ファンタジスタ」
私個人にとって、この呼称はある一人のみを指すのだが、メディアは魅力的な呼び名を殊更強調する。
日本代表を勝たせるのは大空翼であり、ファンタジスタであり、我らのヒーローなのだ。
その結果、本田と香川は監督を解任させ、中田は旅に出、中村俊輔はW杯に落選し、前園は髪を染めた。

閑話休題。(最初から逸れていたが)
「縦に速いサッカー」が嫌われる理由。
それは、ここまで長々と説明したような、ヒーローが活躍しない(しにくい)戦い方だから。
相手の受ける態勢が整っていないうちに、攻め込んでゴールを奪う、なんてことをヒーローはしない。万全の相手を前に華麗なテクニックで倒すことこそを美徳とするのだ。

そもそも一般的な「縦に速い」とはなにか。
下手すりゃ中盤省略して最終ラインから相手の裏、もしくはターゲットFW目掛けて蹴りまくることが全てだと思ってるのではないか。
(もしそうならそれは発信側の情報不足もあるが、更には伝える側の怠慢と、受け取る側の無知の極みである)
であればなおさらヒーローの出番は無くなると考える。
それは日本サッカーにとって許されないのだ。
だから華麗なパスサッカーとやらで待ち構えた相手を崩すことに価値を見出し、ゴールすること、勝利することは二の次になる。
憧れの元になるバルセロナにしても、上っ面のパスの部分のみを美味しくいただこうとして、その実その下地にある守備の部分については目を瞑っている。

また話が逸れた。
そもそもメディアがサッカーの本質を伝えるということを怠っているため、「縦に速いサッカー」がどういうものかわからないままなんとなく「つまらないサッカー」としてとらえられているのではないだろうか。

そういったわけだから、メディアにとって「縦に速いサッカー」は都合が悪い。
欧州の戦術だとかそういうことには知らんふりをきめ、ただただ「日本人のサッカー」を喧伝していく。
イタリアやブラジルなどと違い、「自分たちのサッカー」がそのまま世界で通じるとか通じないとかもはやそういうことはどうでもいいのだ。
中には下手したら本気で通じると思っている人がいるのかもしれないが、それはかなりおめでたいと言わざるを得ない。

結論としては
私たちが作り上げた日本サッカーのヒーローが活躍できないから。
ということになる。

(細かい戦術のことなどは省いて、ほとんど印象論だけで書いております。ご了承ください。戦術レベルでも本田香川が試合に出れない要因になっているのは皆さんご存じのとおり)

2018年5月18日金曜日

J2第14節 横浜FCvsロアッソ熊本 4-2●

とりあえずわかったこととしては、私は横浜FCが嫌いなんだろうなということ。
それが戦術だと言われたら仕方ないけど、レアンドロドミンゲスの即興とイバの強さ頼みしかない。再現性がないので試合に意思を感じないので観ていても面白くない。
まあそんな理屈つけてはいるもののもうなんとなくの領域だったりする。

熊本は今年初観戦。
田中達也が確変してるように感じて楽しみにしていた。
それと皆川と安柄俊の2TOPは高さと強さが迫力ある。
実際皆川は頭で2点取ったし、ポストプレイも上手くなっている。それにボールを待つだけでなく貰いに行く動きが良い。
右サイドの田中達也が中に切れ込んできたときのコンビネーションもなかなかだ。
また楽しみなFWが一人増えた。今後も楽しみだ。

2018年5月12日土曜日

J2第12節 ヴァンフォーレ甲府vsレノファ山口in山梨中銀スタジアム 1-1△


小瀬は、以前JFKが監督をしていた時彼のチームが好きで一度来ていた。しかもホーム側で観るという今ではかなり珍しい経験。

甲府は前見たときと出てる選手が全然違った。というか監督が変わってしかも上野というタイミングの良さ。
上野サッカーは仕込みに時間がかかるのですぐに効果は表れにくいと思うけど、当時のレノファより上手い選手が多いはずなので楽しみ。FWの決定力も段違いなのでゴールチャンスが増えると上に上がってくるだろう。

レノファは今更特に言うところはないんだけど後半40分以降のフォーメーションが凄かった
GK藤嶋
CB渡辺
SB前
MF三幸
MF池上
WG小野瀬
WG高木
FW大石
FW山下
FWオナイウ
FW岸田 

後ろに2枚しかも片方は前!にして絶対点を取るという霜田監督の意地を感じた。
そして点を取ったのが広大というのが面白い。
もう1点取れそうな場面もあったし(取られそうな場面もあったけど)かなり熱い試合になった。
思わず最後には珍しく立ち上がって声を張り上げてしまったよ。

2018年5月2日水曜日

J2第11節 横浜FCvs徳島ヴォルティス 1-0 ●

2017年11月19日、J2最終節。味の素スタジアムに私はいた。
東京ヴェルディvs徳島ヴォルティス。徳島は引き分け以上でプレーオフ進出が決まる試合である。
私はいつも通りアウェイゴール裏、ゴール真ん中の一番後ろに陣取る。
徳島がリードされてハーフタイムへ。
ふと振り返ると目の前に知った顔の男性が立っている。
思わず私は「お疲れ様です」と声を掛け、男性は「どうも」と返答し座席へと戻っていった。
結局徳島はその試合に敗れプレーオフ行きを逃し、男性がスタンドにいた最後の試合となった。
改めて大杉漣さんのご冥福をお祈りいたします。


横浜、イバがあまり目立たなくなってきた。悪い方で。他の選手が目立っているというわけでもなく、攻撃に意図をあまり感じず偶によるものでしかない。
リードしたあとすぐに佐藤謙介下げてガチガチに守りにいったのには意図を感じたけど。
まあ勝ってるならいいのかもしれない。

徳島は今年初めての観戦
渡に変わるフィニッシャーの不在が大きい。岐阜とやっていることがあまり変わらない。ただ縦パスは入るので惜しいシーンは何度もあるが。
去年と比べて追い越すプレイがあまりなく手詰まり感。
3バックの左右、藤原と大崎が上がっていって組み立てに参加したり、島屋をトップに入れて0トップ気味な戦術も感じたが前半途中で選手変えてパワープレイ狙いになってしまった。(ただそれもゴール一つ前までは上手くいってはいた)
今後も苦戦しそうな気配。
そして抜けた渡馬渡が広島でそこまで活躍出来てないのがなおさらショックを増加させる。