2020年2月16日日曜日

J2順位予想を監督とレギュラーメンバーの移籍を考慮してやってみる

まず長年J2を見続けて分かったことがある。
J2は監督で成績が左右される。
監督がすべてともいえるしそうでないともいえる。耳が痛い。

ただ今年はどのチームもレギュラー格の選手の移籍が特に多いように思う。
というわけで監督がどうなのかを考えて、継続しているのであればレギュラー選手が移籍した場合はそれが補えているのか、監督が変わっている場合には現所属選手がその監督に合うのか、もしくはレギュラーが移籍していてても、その監督が必要としてそうな選手が取れているのか、そこら辺を考慮すると順位判断ができるのではないかと思った次第。例によって外国人は考慮しない(当たり外れの振れ幅がデカすぎるため)

去年の順位表上から監督と主な移籍選手を書いていく。
[OUT]の選手横の数字は出場試合数。大凡20試合以上出場をレギュラー格ということにしてみた。
[IN]は実績がある(即戦力と思われる)選手

01柏(昇格)松本
02横縞(昇格)磐田
03大宮
04徳島
05甲府
06山形
07水戸
08京都
09岡山
10新潟
11金沢
12長崎
13東緑
14琉球
15山口
16福岡
17千葉
18町田
19愛媛
20栃木
21鹿児島(降格)北九州
22岐阜(降格)群馬

松本山雅FC
監督
反町康治→布啓一郎
軽く調べると堅い守備が基本という路線は変わらなそうだとのこと。

[OUT]
守田達弥 31
飯田真輝 29
パウリーニョ 28
永井龍 27

[IN]
圍謙太朗
髙木彰人

守備の要と攻撃の中心が抜けてしまったが、パッと見それをそのまま補えてるような感じは見られない。監督が変わっていることもあるので逆に大きな変化はマイナスにならないとも考えられる。スタイルが変わらなければプレーオフ圏内は堅い。

ジュビロ磐田
監督
フェルナンド・フベロ
シーズン途中からの継続。手腕に定評あり。

[OUT]
アダイウトン 33
荒木大吾 28
カミンスキー 26
大南拓磨 22

[IN]
大森晃太郎
大武峻
小川航基(レンタルバック)
中野誠也(レンタルバック)

1人で何とかできたアダイウトンの穴をどれだけ埋められるか。中野と小川の活躍にかかっているのは間違いない。(そもそもこの二人出してなかったら残留してたろ)

大宮アルディージャ
監督
高木琢也
継続。なんだかんだ戦力以上に成績残せる監督。リアリストだと思う。

[OUT]
フアンマ・デルガド 40
茨田陽生 37
大前元紀 31
ロビン・シモヴィッチ 27
ダヴィッド・バブンスキー 27
奥井諒 26
菊地光将 25
櫛引一紀 18

[IN]
菊地俊介
戸島章
翁長聖
近藤貴司
黒川淳史(レンタルバック)

若返りという感じの放出選手の多さ。ファンマは想定外な気もするが。
個で殴って点を取っていたのでそこら辺がどう影響するか。茨田の移籍も影響大きいのでは。ただ上述の通りアジ太はなんだかんだ成績出せる監督なのもポイント。

徳島ヴォルティス
監督
リカルド・ロドリゲス
我らがリカルド・ロドリゲスは今年も徳島でJ1に選手を送るのだ。

[OUT]
梶川裕嗣 41
野村直輝 39
内田裕斗 37
ヨルディ・バイス 37
杉本竜士 33

[IN]
ドゥシャン
上福元直人
垣田裕暉
杉森考起
梶川諒太
西谷和希
浜下瑛

主力の移籍は今年もので悲壮感はない。逆に戦術にピッタリはまるであろうこれ以上ない計算の立つ選手の補強がされていて、チームとしてももう慣れてきてるのを感じさせる。

ヴァンフォーレ甲府
監督
伊藤彰
継続。去年あまり見なかったこともあるが、いかんせん試合終盤のファイアーフォーメーションの印象が強すぎてイマイチどんな感じの監督かつかめていない。

[OUT]
小椋祥平 41
ピーター・ウタカ 40
エデル・リマ 37
小出悠太 36
横谷繁 36
佐藤和弘 33
曽根田穣 30
武岡優斗 25

[IN]
松田力
泉澤仁

これだけの中心選手が移籍しているのに、実績ある選手の獲得がこれだけしかないのは苦しいのではないだろうか。甲府パターンでエデルリマが夏また戻ってきそう。

モンテディオ山形
監督
木山隆之→石丸清隆
お隣に引き抜かれる格好になってしまった。石丸監督、京都時代結果は出ているが評価はイマイチという風潮。スペクタクルとは遠いサッカーらしい。

[OUT]
坂元達裕 42
ジェフェルソン・バイアーノ 34
井出遥也 32
柳貴博 28

[IN]
中村充孝
渡邊凌磨
加藤大樹
小松駿太

バランスいい選手獲得が出来たと思う。新監督でどれだけやれるか。

水戸ホーリーホック
監督
長谷部茂利→秋葉忠宏
秋葉監督はアンダーの代表コーチなどをやっていて、おそらく若手育成を見込んでの就任なのだろう。群馬で監督やった時は成績を残せていない。

[OUT]
白井永地 40
黒川淳史 39
志知孝明 39
前寛之 39
清水慎太郎 37
浅野 雄也 34
茂木駿佑 28

[IN]
深堀隼平
山田康太
中山仁斗
乾 貴哉

J1資格を得ると選手を貸してくれなくなる法則。ただ監督も変わっているので主力の大量離脱はそこまで深刻でない気も。

京都サンガ
監督
中田一三→實好礼忠
監督交代についていろいろあったらしいがそれは置いておいて、後任がコーチからの昇格ということは戦い方に大きな変更はないのではないかとみる。

[OUT]
小屋松知哉 42
仙頭啓矢 36
一美和成 36
田中マルクス闘莉王 30
重廣卓也 29

[IN]
森脇良太
李忠成
ピーター・ウタカ
ヨルディ・バイス
野田隆之介
中川風希
曽根田穣
荒木大吾

前線がゴッソリ抜けてしまったがそれを補うような選手が獲得できている。戦術を大きくイジらないようであればむしろプラスといえる。

ファジアーノ岡山
監督
有馬賢二
継続。前線の選手の能力で点を取っていくイメージが岡山にはずっとある。

[OUT]
仲間隼斗 40
一森純 34
武田将平 27
中野誠也 24

[IN]
パウリーニョ
清水慎太郎
白井永地
上門知樹
徳元悠平

仲間がいたのでイヨンジェが点を取れてたこともあり、うまく分散させられないと苦しくなる。

アルビレックス新潟
監督
吉永一明→アルベルト・プッチ・オルトネダ
なんかすごい監督を引っ張ってきた。本気を感じる。ただ結果が出るかはまた別の話・・・

[OUT]
大武峻 42
レオナルド 38
カウエ 35
戸嶋祥郎 34
矢野貴章 32
フランシス 30
渡邊凌磨 23

[IN]
大本祐槻
ロメロ・フランク
島田譲
小島亨介

大きくスタイルの変更というのであれば主力の移籍はさほど問題にならない。またバルサスタイルに合いそうな選手を取ってきているので楽しみが大きい。

ツエーゲン金沢
監督
柳下正明
対策をしっかりとって弱点を突いていく戦い方で苦しみながらもなんだかんだ勝ち点を取れる監督。

[OUT]
山本義道 40
加藤大樹 39
垣田裕暉 35
沼田圭悟 32
クルーニー 30
清原翔平 28
小松蓮 22

[IN]

これだけ中心選手が抜けているのに、実績ある選手が全く獲得できていないのがどうなのか。手駒で上手くやっていく監督にしても限界はある。

V・ファーレン長崎
監督
手倉森誠
堅守が基本というのは今のトレンドからは外れているけれどもある程度の結果も出るのでこれくらいの規模のチームには合っていると思う。

[OUT]
呉屋大翔 36
香川勇気32
翁長聖 24

[IN]
二見宏志
加藤大
富樫敬真
フレイレ

守備陣に大きく変化はないので、1人で何とかできた呉屋が抜けて点をどう取るのかが鍵。タックスヘイブン富樫はタイプが違う。

東京ヴェルディ
監督
永井秀樹
セットプレイからの失点が多いのであれば、ボールを保持すればセットプレイを与えないという目から鱗の対策を編み出した名将。

[OUT]
上福元直人 42
梶川諒太 32
李栄直 25

[IN]
大久保嘉人
高橋祥平
井出遥也

監督交代ごとに大きくスタイルが変わっているのでレギュラー選手の移籍にマイナスはあまりない。あとは戦い方次第。

FC琉球
監督
樋口靖洋
シーズン途中で主力が軒並み引き抜かれる羽目になったのも、選手の能力を引き出せる戦術があったからといえる。殴り合い上等のサッカーはJ2では少ないので面白い。

[OUT]
上門知樹 38
徳元悠平 35
西岡大志 23

[IN]
阿部拓馬
李栄直
茂木駿佑
沼田圭悟

良い選手が補強できている。さすがに今年はさほど引き抜かれないだろうから、そこまで悪くならないのではないか。

レノファ山口
監督
霜田正浩
三年目。正念場な気もするし意外と長期政権になりそうな気もしている(成績関係なしに)

[OUT]
三幸秀稔 42
山下敬大 37
前貴之 37
菊池流帆 35
工藤壮人 27
佐々木匠 22

[IN]
菊地光将
安在和樹
ヘニキ
武岡優斗
小松蓮

ここ2年中心になっていた選手がみんないなくなったため大きく変化せざるを得ない状況となった。攻撃の構築が選手による部分が多いのでそれがいい方に出る可能性も。

アビスパ福岡
監督
久藤清一→長谷部茂利
台所苦しいチームであれだけ戦えるのがわかるとさすがに引き抜かれる。毎年選手が変わる中でもすぐに結果出せるのが特に強み。

[OUT]
前川大河 40
石原広教 37
松田力 36
ヤン・ドンヒョン 32

[IN]
エミル・サロモンソン
菊池大介
フアンマ・デルガド
前寛之
重廣卓也
福満隆貴
湯澤聖人
上島拓巳

本気を感じる補強。水戸からの引き抜きもあって戦術浸透するのもよりスムーズになりそう。

ジェフ千葉
監督
江尻篤彦→尹晶煥
これは楽しみ。選手の質と成績があっていないといわれている状況をどれだけ変えられるか。

[OUT]
エベルト 24
茶島雄介 22

[IN]
田口泰士
川又堅碁
新井章太
山下敬大

大きな放出がない中で実績ある選手が加わっている。大きくスタイルが変わる中でそれに選手がどれだけ対応できるのかが鍵。

町田ゼルビア
監督
相馬直樹→ランコ・ポポヴィッチ
一つのスタイルで町田といえばこれというようなものを築いた監督が交代して、路線変更となった。これがどう転がるか。

[OUT]
増田卓也 38
ロメロ・フランク 33
富樫敬真 30
戸高弘貴 28
藤井航大 22

[IN]
秋元陽太
水本裕貴
吉尾海夏

選手の入れ替えというか、スタイル的に1年目は苦労しそうな気がする。あとは外人ガチャ次第か。

愛媛FC
監督
川井健太
毎年苦しいながらもそれなりに戦えているのはさすが。

[OUT]
近藤貴司 42
神谷優太 36
野澤英之 28

[IN]
森谷賢太郎
渡邊一仁
シシーニョ
西岡大志
横谷繁

抜けた穴は大きいがあまり影響は大きくなさそうな気も。変化も大きくなさそう。

栃木SC
監督
田坂和昭
そもそも残留が奇跡に近い。苦しいのは変わりないが。

[OUT]
ヘニキ 39
西谷和希 37
ユ・ヒョン 34
浜下瑛 33
枝村匠馬 28
藤原広太朗 27
(大黒将志 29 リリースないが一応退団らしい)

[IN]
矢野貴章
塩田仁史
エスクデロ競飛王
韓勇太

数少ない攻撃で違いを出せる選手が引き抜かれてしまう無慈悲。ベテランで補填は出来ているが苦しい状況。

ギラヴァンツ北九州
監督
小林伸二
昇格請負人がJ2に引き上げてきた。果たしてJ1まで届くか。

[OUT]
[IN]
永田拓也
斧澤隼輝

大きな変化なし。これは成績にプラスになるはず。(選手が全員J3レベルだった場合は別)

ザスパクサツ群馬
監督
布啓一郎→奥野僚右
山形で実績残せなかったが、実質レジェンドのカムバックとなっている正直こういうケースは苦しいと思う。

[OUT]
吉田舜 34
佐藤祥 31
髙澤優也 27
吉田将也 25

[IN]
大前元紀
宮阪政樹
岩上祐三
内田達也
小島雅也
清水慶記
高瀬優孝

実績ある選手の獲得という面ではリーグでも屈指。この選手たちがハマれば面白い存在になれるかも(個人的に大前はあまり信用していないが)

以上を踏まえた順位予想はこちら
01福岡
02磐田
03徳島
04京都
05大宮
06松本
07千葉
08新潟
09長崎
10山形
11北九州
12岡山
13琉球
14山口
15東緑
16甲府
17愛媛
18町田
19群馬
20栃木
21金沢
22水戸

監督の上積みを特に重要視。そして選手の変化は監督の変化がない場合の方が影響大きいとしている。

アビスパ福岡おめでとうございます!

2020年2月11日火曜日

個人昇格選手活躍期待度

以前書いた注目選手の答え合わせと個人昇格した主な選手の寸評をやっていきます。
活躍期待度を最低★★★★★0から最大☆☆☆☆☆5までつけていきます。
(年齢/ポジション/前所属)

札幌
個人昇格無

仙台
浜崎拓磨(27/RB/水戸) ☆未見のため評価できず☆
水戸の3年で40試合出てない右サイドバック。その前はFC大阪にいたらしい。
調べたら、キックの精度が高くて足元のボール捌きが巧み。ゲームメークも出来るらしいが守備がアレとのこと。

佐々木匠(22/OM/山口) ☆☆☆★★
山口からのレンタルバック。讃岐の王も山口では期待ほど活躍できなかった。
ゴールに直結するドリブルやパスができる選手なので個人的にはトップ下である程度自由にやらせた方が活きると思う。

鹿島
個人昇格無

浦和
レオナルド(23/CF/新潟) ☆☆☆★★
1人で点取りまくれるわけではなくて周りとの連携で活かされるタイプなので、チームとして点を取るプランがしっかりしてないと期待ほどゴールが出ないと思う。そしておそらく期待されてるのは前者のような選手。チャンスがなければ点は取れない。


北爪健吾(28/RB/横縞) ☆☆☆☆☆
俺が大好き右サイドのスピードスター。柏の右サイドは小池移籍後川口と峻希で、瀬川まで使われていたくらいなのでおそらくレギュラー格で加入してるはず。今までのプレイができるなら問題なく活躍できる。

呉屋大翔(26/ST/長崎) ☆☆☆★★
1人で点が取れるタイプでシュートも上手い、クロスに合わせるのも得意。だがそもそも試合に出れるのかという問題が・・・

仲間隼斗(28/LW/岡山) ☆☆☆★★
ドリブルで単騎切り込んで点が取れるアタッカー。しかしそのポジションには瀬川がいるしマテウスサヴィオも完全になったので同じく出番が・・・

神谷優太(23/OM/愛媛) ☆☆★★★
レンタルバックせずに移籍した。湘南なら中心選手になれると思うのだが・・・
そもそも柏はトップ下がいないシステムで、FWのファーストチョイスはオルンガと江坂。カップ戦要員だよなあ・・・

戸嶋祥郎(25/CM/新潟) ☆☆★★★
中盤でバランスとる選手。ただそこにはほぼ同型でリーグでもトップクラスのヒシャルジソンがいる。ダブルボランチのもう片方も大谷がいる。少ない出番でどれだけ違いを出せるかにかかっている。

FC東京
個人昇格無

川崎
馬渡藤嶋
2nd3rdGKなので評価無

宮代
半年のレンタルバックなので評価無

横浜FM
優勝チームでレギュラーが抜けてないんだから個人昇格メンバーは出番限られても訳はない。そのため☆1つはマイナスされていると思っていただきたい。(渡辺皓太ですら出れていない現状)

杉本竜士(27/LM/徳島) ☆★★★★
ドリブラーが必要とされる状況が少ない。

山本義道(25/CB/金沢) ☆☆☆★★
畠中の代わりになれる数少ない選手。高さもあるので意外と出番もらえるかもしれない。

梶川裕嗣
2ndGKとしては申し分ない。てかはっきり言って勿体ない。シュートストップはもちろん徳島で足元も鍛えられた。

前貴之(27/RB/山口) ☆☆☆★★
なんと8年ぶりのJ1。山口が調子いい時は前が活躍していた。元々は香車SBで守備は荒い選手だったのだが、霜田監督に自由を与えられ右サイドからいろんなところへ動き回ってゲームを作るJではあまり見られないタイプの選手になった。去年はCBがゲームメイクできないならできる選手をCBに置けばいいじゃない政策でRCBもやるようになった。もしかしたらこれが優勝チームに引っ掛かった決め手かもしれない。

仙頭啓矢(26/RM/京都) ☆☆★★★
いかんせんポジション争う相手が19年MVPである。プレースタイルも似ている。

横浜FC
志知孝明(27/LB/水戸) ☆☆☆☆☆
間違いなく活躍できる。てかしてくれないと困る。下手したら夏引き抜かれる。

一美和成(23/ST/京都) ☆☆☆☆★
ガンバに戻らずレンタルで別のJ1へ。イバの劣化(&J1で通じない可能性)があるため、出番はかなりありそう。ポストも出来るし守備も出来る時点で今いる選手より勝ってるところが多い。ただゴールとチーム成績が直接影響受けると活躍してない扱いになりそう。

湘南
茨田陽生(29/CM/大宮) ☆☆☆☆☆
サイドも出来る。ダイナミックに動き回り攻守にわたり活躍が期待できる。ゴールも取れる選手は貴重。

三幸秀稔(27/CM/山口) ☆☆★★★
遂にJ1まで辿り着いた。しかしプレイスタイル的にJ1のプレッシャーを受けて今まで通りできるのかが疑問(同型の庄司(京都)が通じなかったように)そこでもう一段上のパサーになれるなら。

清水
奥井諒(30/RB/大宮) ☆★★★★
縦への突破が得意なSB。悪い選手ではないが特別秀でているかというとそんな印象残ってないのでこの評価。

G大阪
一森純(28/GK/岡山) ☆☆☆★★
(個人的に)J2最高GK。ハイボールの飛び出し、シュートストップ、1VS1いずれも高いレベルにある。東口の牙城を崩すのは簡単ではないが期待を込めて。余談だがセレッソユース出身だったりする。

C大阪
坂元達裕(24/RW/山形) ☆☆☆☆☆
J2屈指のドリブラー。左利きなのでカットインからのシュートと縦の2択がいやらしい。(丁度大分の田中達也と逆位置)水沼宏太よりも個人で打開できる選手で、ロティーナサッカーのWGとしてはこれ以上ない選手。

神戸
菊池流帆(24/CB/山口) ☆☆☆★★
ダンクレーとフェルメーレンは確定なので当面は大﨑とスタメン争い。高さでは無類の強さなのでもしかしたらレギュラーも見える。

広島
浅野雄也(23/LM/水戸) ☆☆★★★
水戸の左サイドを志知と二人でブイブイ言わせていたジャガー弟。
兄と同じようにスピードで突破するので柏とは使い分けが出来そう。ただスピードでやってきたタイプはJ1で苦労するイメージがある。

鳥栖
内田裕斗(25/LB/徳島) ☆☆☆☆☆
CB含めて左サイドならどこでもできる。攻撃守備どちらも偏っておらず起点になれる選手。

湯澤洋介(30/LM/京都) ☆☆★★★
水戸の時はドリブルでチャンスを作っていたが京都に行ってからほとんど出番がなかった。なんでこのタイミングでJ1なのか。

小屋松知哉(25/LW/京都) ☆☆☆☆★
ドリブルでのカットインと逆サイドの時の中で受ける動きが上手い。サイドできる攻撃の選手がごっそりいなくなっているので重宝されると思う。前髪を気にしてはいけない。

大分
小出悠太(26/CB/甲府) ☆☆☆★★
ノーマークだったのが悔しい。高さはないが堅実な守備で繋ぐことも苦ではない。大分はレギュラー格のCBがハマりすぎてるのでなかなか出番はもらえないと思うが。

佐藤和弘(30/CM/甲府) ☆☆★★★
かなり前への推進力が出せるMF。ゴールも多い。CMはティティパン抜けたとはいえ相変わらず選手層が厚いので、スタイルにどれだけ適応できるかが鍵。

香川勇気(28/LB/長崎) ☆☆☆☆★
LBとはいえタイプ的には守備より攻撃なのでLMな選手。ヴェルディでロティーナの薫陶を受けて化けた。星とまた同じチームになったのも驚き。左には田中達也がいるものの、星がなんだかんだでJ1で通用したことと、高山が期待したほどでないことも併せて結構出番があるとみている。左利きだし。

野村直輝(29/RM/徳島) ☆☆☆☆☆
真ん中でも外でもプレイできる。横縞のときはサイドから仕掛けて点を取るドリブラーだったが、徳島でパサー的な役割も出来るようになった。そもそも個人で剥がせる選手は大分で貴重なので、やっと松本怜のポジションを脅かそうかというところ。


てことで以前書いた選手の動向は次の通り

残留
中山松尾斉藤草野(横縞昇格なので実質個人昇格と同等)
奥抜
小西

J2のチームへ移籍
黒川(水戸→大宮レンタルバック)
曽根田(甲府→京都)
山下(山口→千葉)

個人昇格
内田
仙頭
一美
レオナルド
山本
呉屋
菊池
神谷

去就未定
パライバ

と意外と見立てが悪くないことがお分かりいただけたのではないだろうか。