2023年7月11日火曜日

7/9 J2第25節 町田ゼルビアvs東京V in国立競技場 2-2

 


直前の因縁があり、国立ということもあって急遽行くことにした。このタイミングの移籍発表はもしかしてまんまと乗せられたのか?とも思ったが。
やっぱり観客席の作りがクソすぎる。客席側で横移動ほぼ出来ないのはおかしいだろ。

ヴェルディ側に座るのは、2018昇格プレーオフ決勝以来なので5年ぶり。
その時いた選手は平奈良輪梶川の3人だけだ。
せっかくなので梶川のタオルを買った。
森田晃樹のチームになっていた。どこでも顔を出してボールの出口を作り、攻撃の起点になっている。安心のヴェルディブランドなので足元に自信がありキープ力が高いし判断も早いので安定している。来年マリノス辺りに移籍してそう。
北島祐二はアビスパ見てた時から注目していたので、今のチームでも違いを出せているようで嬉しい。後半頭から下げられちゃったけど。もう少しで坂元や中原まで行ける。

さて評判のゼルビアのサッカーですが、なぜつまらないといわれるのか自分なりに解析してみたのと、それに伴い弱点もわかった。
これは戦術面においてであり、サッカーの内容以外の戦略面などの話はしていない。(最近話題になったアクチュアルタイム云々についてなども)
さらに私は高校サッカーを知らないので、黒田監督というのはどういう基本がある監督なのかというのもわからないです。なのでこの試合のピッチを見た上での憶測。

また最初に断っておきたいのは、私はサッカーにおいて一番の正義は勝つことと思っているので、結果が出ている以上はつまらなくてもそれが正しいということ。理想は面白くて勝つことだけどそれはごくひと握りの選ばれたチームだけ。勝てないならせめて面白くありたいよね、というところとの選択が現実的なところだと思う。
よってこれから書くのはつまらない事象の原因を自分なりに感じ取っただけ。それ自体を否定するつもりはないのでご理解いただきたい(というような注釈を書かなきゃいけないのは嫌な時代だね)

前置き(言い訳)終わり

ゼルビアの試合観ていると意外と自由にやらせてくれるなという印象がある。スペース管理も結構ルーズで前からのプレスも強くなくボール回しは比較的容易。ただサイドは縦には厳しくゴール前を固く締めてくる。
何が狙いでこうしているのかというと、おそらく相手にプレーする手数をかけさせてミスする確率を上げようとしている。

サッカーはミスのスポーツといわれるくらいミスするポイントが多いのは周知のとおり。パス、トラップ、ドリブル、クロス、シュート、とタッチ回数ごとにミスのポイントが存在する。
そして受け手と出し手の人数、プレイ回数が増えるほどミスの可能性も増える。

それを促すため、ある程度相手にはプレイをさせるが、最後の一番精度を要求されるところでは簡単にやらせないという戦い方。
プレスを強めに掛けると、ワンタッチで剝がされて陣形が乱れる可能性が上がるのである程度持ってもらう。さらに前がかりになってくれたら占めたもの。
ミスで自分たちのボールになったら早めに前線へ送り、一人で何とか出来るFWに何とかしてもらうという流れ。
なので基本受ける。そこから何とかなってしまうFWで点取ってれば勝てるので、傍目から見たらまあつまらないわな。
弱点としては、ミスしてくれないとダメってことと、相手のミス待ちなのに自分たちはミスしない前提があること。
でも失点のリスク以上のリターンが見込める戦い方なんだろうなこれ。(相手がミスせずゴールする<相手がミスしてゴール取れる)
つまり攻略法は、ミスをしないこと。身も蓋もないけどこれ。出来たら苦労しないよねという。

J2だから通用する方法ともいえるので、[相手がミスせずゴールする<相手がミスしてゴール取れる]がひっくり返りそうな相手、例えばマリノスとかフロンターレ相手にしたとどうなるか早く見てみたい気もする。同じ戦い方しないかもだけど。