2021年4月14日水曜日

J2第7節 東京ヴェルディvsレノファ山口in味の素スタジアム 3-1

 




味の素スタジアムのアウェイ席が久々というのがなんとも不思議で懐かしい感じである。
現行体制だとゴール裏も指定なので2時間半前に行かなくてよくなったというのは実はかなり大きなメリットだったりして、悪いことばかりでもないなと思うのである。(そこまで声出さないスタイルだったということもあるし)

数シーズン前にはメインで追っかけているくらい好きだったレノファだけど去年は観戦ゼロ。監督変わって期待感がかなりあるため久々の観戦。
まあ成績にも表れている通りまだまだ全然仕込めていない。
受け手と出し手の呼吸が合ってないのでパスミストラップミスが非常に多い。
各々が立ち位置と距離感を意識しすぎなのかそれに対するカバーやリアクションが凄い遅い。
ただそれでも前半いくつかデザインされた攻撃がハマった時もあって、そこで2点くらい取れていたらわからなかった。
そんな中でもいい選手はやはり目立つもので、特にCBの渡部とDMFの佐藤謙介は出色の出来であった。
恥ずかしながらJ1の選手はレギュラーだったとしてもどんな選手かわからないので、渡部博文も初見だったのだが、ビルドアップの際左右どちらでも自然に蹴れているのを見て驚いた。というか左利きだと思ったくらい。
あとから経歴調べたら年齢と実績から現段階でレノファにやってくるクラスの選手じゃなかった(失礼)ここまでの選手をカップ要員にして契約満了とか神戸凄すぎるだろ。
逆に佐藤謙介はよく知っている選手。インテリヤクザスタイルが身上だったが歳を重ねてそこら辺はかなりマイルドになった気もする。ただ危ないところで率先して止めに行くし、もちろんそっちだけではなく動き回って味方からボールを引き出すのが本当に上手い。要するにチームとしてめちゃくちゃありがたい選手なのだ。
横縞が今年散々なのも結局10年チームでやってた要の選手をあっさり契約満了したことが原因なのかもしれない。知らんけど(無責任)
右サイドに入っていた澤井と帰ってきた高木三男と左サイドの高井は古巣相手に気負ったのか良いところがほとんどなく、むしろ裏のスペース全開放でやられまくってしまった。(これは相手のスタイル変化が原因とも考えられるけど)
個人的に気になっていた左SBの石川啓人は攻め上がりのタイミングとボールに絡む位置にセンスを感じたので今後も要注目。

問題はヴェルディである。
チマと俺たちを熱くさせる井上潮音がいなくなったことで、ボールを回していくのに苦労するだろうなと思っていたら、新潟にボコボコにされて(0-7)諦めたのか判らんが、まさかの中盤すっ飛ばし縦一気裏一発小池純輝頼むぜサッカーに変貌していた。いや小池純輝何とかしてくれはずっとそうなんだけど。ヴェルディのフィロソフィーとやらはどうした永井秀樹。
加藤弘堅をCBに置いているのは繋ぐポイントを後ろにズラしたのではなくて、長いボールを正確に届けるためだったと気づいて得心が行ったのである。
もちろんそれも一人で何とか出来る小池と前田大然に匹敵するスピードを持つ山下がいるから成り立っているので、そちらに舵を切る下地は揃っていたのだけれども。
さらにスペースに飛び込むのが上手くて決定力が高い佐藤凌我がいて、速い強い上手い三拍子そろったジャイルトンパライバが復帰するということでますますスタイル変更が強まるだろう。アイデンティティはどうした永井秀樹。てかそれなら永井じゃなくてよくない?

2021年4月7日水曜日

J2第6節 ギラヴァンツ北九州vsモンテディオ山形 inミクニワールドスタジアム北九州 0-0

 



無事今シーズン開幕出来ました。
ねんがんのミクスタ。ピッチが近いし傾斜もしっかりあって最高。
アウェイ側で入るのも久しぶりである。

今年優勝予想していた山形だが調子が上がってこない。
ただ内容は悪くないのでそこまで悲観しなくてもよいのでは。
左SBの松本がケガした影響で山田拓巳がそこに入り半田が右SB。
本来WGの加藤大樹が大外で張りつつ裏を狙う左と、岡崎の復帰でサイドに入ったプリンスの方の山田は逆に中に持ち込んだりキープしたりでその大外を半田が駆け上がる右という対比であるが、結局両翼がガンガン行く攻撃全振りなスタイルで守備は野田熊本ビクトル頼む、と非常に面白い。
國分岡崎のダブルボランチもバランスが良く、國分が前目でサイドに開いたりして攻撃に入るときの起点となり、逆に岡崎は下がり目で、バックラインでのボール回しの出口やボールを落ち着かせるときの中心となって、持ちすぎずテンポよく短いパスをメインにチームの中心となるいい選手。
前線はヴィニシウスアラウージョがとにかく前線で体を張ってキープしてそれから。
そのためちょっと彼にかかる役割が多すぎる気がする。CKも蹴ってるし。
ただ途中から入ってきた林も前線でのボールを収めるのが上手いタイプなので彼が入ると役割が分担されて攻撃バリエーションが広がる(ちなみ今回はいなかったけど木戸も同様のタイプなのでおそらく意図的なチーム編成なのだろうと思う)
ここにネクスト坂元の中原のドリブルがハマればゴールも増えてくるはずだ。


北Qは当然町野椿の代わりはそうそういるレベルの選手ではないので迫力は落ちてしまうがのは仕方ない。あと地味に藤原の不在も響いてる。昨シーズン後半から受けに回る試合が多くなっている印象。調子いいときは相手にスタイルを押し付けて思い通りにやらせない試合になっていたのだけど、なかなか試合をコントロールできていない。
ただ、吉丸はセーブ力高い良いGKだし岡村村松は予測とカバー力高いCBで永田拓也は今までどのチームいるときよりも積極的で攻守に走り回っているしゴールに直結するプレーが増えている。高橋大吾は相変わらず左足のテクニックはさすがでガッキーも同じく左利きでエリアに入る動きとカットインはうまいし、富山は体張れるCFで頼りになる。
残念なのは、これだけいいサッカーやっていてこんなにも素晴らしいスタジアムがあるのに観客数が寂しい感じがしてしまうことなのだが、それはこのご時勢的には望んではいけないことなのだろうか。