2020年7月31日金曜日

J2 第8節 東京ヴェルディvsアルビレックス新潟in味の素スタジアム 1-1


実は開幕戦の千葉vs琉球を見に行っていたのだが、直後に書かなかったせいでタイミングを逸してしまいここまで来てしまったのだった。


ちなみにその時の感想としては千葉はつまらんけど勝点取りに行くサッカーで、琉球はノーガードぶらり戦法で結果はともかく試合は面白いだろうなというもの。


開幕戦から実に5ヶ月ぶりのサッカー観戦となったのだが、アウェイ側で試合を見るというスタンスなのにアウェイ席がないというのは致命的。とりあえず一番アウェイ側に寄れるバックスタンドの席で観戦と相成った。

新潟は今年かなり良いサッカーで、エンタメ性も高く面白い。(失点も多い)
ターンオーバーの兼ね合いもあって、今自分が新潟で一番注目している新潟のコンダクター秋山裕紀が不在でファビオ、シルビーニョも後半からであったのは少し残念。
レオナルドに代わって入団したファビオは身体の強さでポストも上手く前線の核になっていてる。
シルビーニョは相変わらずワンタッチプレイが好きで相手を出し抜くのが上手い。
渡邉新太は疲れのせいかシュートが全然枠に行かなかったが最後の最後で決めたのは流石。
舞行龍ジェームズとマウロのCBコンビはデカくて強い。
気になったのはこの日ボランチの一角であったゴンサロゴンザレスは真ん中で受けたボールを左サイドに展開するときでも右足で蹴っていること。少し前目に出した方がいいのになという時でも右で蹴るから必然少しマイナス気味になってテンポが乱れる気がしてちょくちょく目に留まった。

この試合ヴェルディの前半はすごく面白かった。
マイボールの時右サイドバックのギャバンと左の奈良輪、片方が一気に前線まで上がるともう一人が中盤のゲームメイクに参加して、さらに外に張っているときは右ウイングのナンダカンダ藤本寛也と左ウイングに入った井上̪潮音は中に入ってきてCFの端戸含めて4人が最前線に並んだりしていた。さらにそこへ井出と内外入れ替わったりしてかなりフレキシブルに動いていた。
右サイド優平寛也ギャバンでケイオスを作って相手が寄ったところへギャバンから空いている左サイドに一気に展開というのが何度もはまっていて、さらにいわゆるヴェルディらしさというような狭いスペースでのパス回しからゴールを何度も脅かしていた。
そしてその真ん中で藤田譲瑠チマはさながらアルベルティーニを思わせるように中央でテクトを振る。長いボールはあまり蹴らないのでピルロって感じではないです。
前半は本当に面白かったが新潟が対策取ってきたこともありボール支配率も落ちてメンバー交代もあったため後半はそれらしい攻撃があまり見られなくなってしまったのは残念。

両チームとも内容を重視するチームなのだが、その結果ゴールがどちらもセットプレーからだったというのは非常にサッカーだなあと。

またゴールの時に隠れキリシタンが曝されるさまがとても面白かったです。