2020年10月23日金曜日

J2第28節 町田ゼルビアVSアビスパ福岡in町田GIONスタジアム 0-0

 

よくよく見たら今シーズン野津田は初だった。
バックスタンドが改装中で両ゴール裏がホームになっているのでこういう角度からの観戦。
しかしミッドウィークとはいえ1008人はどうなんだ。改装なんていらないから今からでも渋谷にスタジアム作ってくれ。
それだけ観客も少ないこともあるだろうが、山の中のせいなのか今までの試合の中で群を抜いてスタジアムが静かで、秋元の指示、村上の怒号(特にグローリーへの指示が多かった)、ファンマとポポビッチの喧嘩(当然ながら何を言ってるのかはわからない)等がめちゃめちゃよく聞こえた。まあ一番デカくて声が出てたのは長谷部監督なのだけれど。

さてファンマがキレて累積イエロー2試合出場停止になったのだが、自分は正直そこまで痛手はないと思っている。
今日の試合が顕著だったのだけど、ファンマはゴールキック等のいわゆる陣地を稼ぐボールに対する競り合いにはあまり強くないことを薄々感じていて、そういうのは実は遠野の方が触れたり、山岸なら競り勝ったりキープしたりというのができる。
ファンマは前線の起点というより、クロスに対するシュートのポジション取りだったり守備のときのチェイスで貢献する選手という印象。
山岸獲ったタイミングは絶妙だった。これで次の試合でゴール決めようもんならチームはこのまま昇格まで行けるのではないだろうか。
前寛之は出ているときと出てないときで完全に別のチームになるのがこれで決定的となった。まさにアビスパの岩尾。休ませることはできなくなったなあ。
下がってパスコースを作る、サイドチェンジのボールを捌く、真ん中にいるだけでなくて味方のヘルプに寄る、エリア内に入っていく等、すべての判断がとにかく早い。そしてほとんどミスがない。さらにプレスを外せる足元のテクニックもある。松本泰志とのコンビが一番安定するが(アビスパの小西)他の誰(草民、鈴木)でも大凡問題なく試合が組み立てられるだろうとは思う。

町田の守備がよかったのは中盤の佐野高江吉尾が比較的近い距離でプレスを掛けていて、1人交わされてもすぐにもう1人がフォローに行ける位置にいたことでアビスパの中盤を自由にさせなかったところではないか。トラップやドリブルが少し大きくなるだけで奪えるポジション取り。
ラインハルト様なら紙にワイン染み込ませて説明すると思います。
攻撃の時にはジョンチュングンと平戸がサイドやボランチ脇のスペースを見つけてボールを引き出しあまり手数を掛けず一気にゴールを狙うことで度々脅かしてあわやというシーンもあった。
佐野海舟は去年SBとしてもいい選手だなあと思っていたが、ボランチとしてもどちらかというと後ろに重心がある選手でロングキックの精度や縦へ入れるパスのタイミングや質が非常に高く素晴らしい選手。今調べたら全試合ほぼスタメンフル出場で驚いた。たしかにそれくらい好守のキーマンだなと思う。
あとは個人的にお気に入りの中島裕希の出番が少しだけでボールにもほとんど絡まなかったのが残念だった。チートを使ったとしか思えないキープ力と運動量はまだまだみてみたい。



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