2018年12月9日日曜日

J1入れ替え戦 ジュビロ磐田vs東京ヴェルディinヤマハスタジアム 2-0●

現実を突きつけられた。
J1とJ2というものはこんなに差が開いているものなのか。
大きな勘違いをしていたようだ。J2の選手が個人昇格して通じている例が続いていたため、カテゴリーの差はないようなもの、ヴェルディは追い風、ジュビロは最悪な流れ、いつも通り戦えるはず、いつも通りでやれば勝てると。
その「いつも通り」をさせないやり方が1部と2部で圧倒的に違っていた。
プレスのスピードが違う、カットに入るのが早い、考える時間を与えない、繋ぐテンポが速い。

結局ジュビロがこの順位なのは、J1どのチームも同じくらいのテクニックがあるからで、そこから戦術があるチームは戦術がないチームに対して上からいく。その結果ジュビロはサッカーができなかったということだろう。
戦術を遂行できるようなテクニックがあって初めて細部勝負を決めることになる。だからもうスタートの時点でそこには届かない。
なのでジュビロはヴェルディに対して上からだった。

そしてヴェルディは呑まれ試合に入れなかった。その悪い流れのままPKを与え、連鎖してパスがつながらない、キープができない、シュートが打てない。
最後まで試合にはならなかった。
これは、誰ではなく誰を使っておけば、とかあの判定が、で収まる話ではない。
もうその次元にないのだ。
J26位のチームは所詮J2相手では上を食えるが、J1相手にするとこういうことであり、このレギュレーションである限り、プレーオフ組は実質1枠減っていると考えてよい。
ただ一つだけ言うのなら戦前ロティーナが言っていた通り、J1チームが引き分けでも勝ちというのはさすがにキツ過ぎる。
J2同士ならいざ知らずJ1のチームが引き分けOKで守り切るのは容易い。興行の面白さという点ではそれがつまらなくすると思う。

最後に、ロティーナ監督とイヴァンコーチは素晴らしいチームを見せてくれてありがとう。まさか自分がヴェルディを応援する日が来るとは思ってもみませんでした。
あなた方がJ2に来たお陰でリーグの戦術洗練度はまた一つ上の段階に上がったと思います。
次のチームでも期待しています。

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