2021年11月4日木曜日

10/30 J2第36節 ギラヴァンツ北九州vsSC相模原inミクニワールドスタジアム北九州 1-2

 


やはり最高のスタジアム。試合終了後には仕切柵もなくなるのでメインスタンド構内歩いて帰れるのでアウェイに優しい。逆天王山という大事な試合なわけで、もう少し観客入ってもらいたいよなあと思った。

相模原を前回見たときは山口を見に行った時のホーム側だったので応援していたわけではなかったが、いろいろとても惹かれるものがあったので、今回はその時貰ったユニフォームも着て。
メンバー構成が結構極端でスタメンの半分が19歳20歳という中、ベテラン藤本淳吾がドッシリ構える。この藤本と川上竜、平松宗の三人が若いチームの道標となりゲームをコントロールしている。
平松は前線からの積極的なチェイシングはもちろん、ロングボールの競り合いも強くワントップとしてかなり信頼感が高い。
川上は特にバックラインで組み立ての際、時にはラインに降り、時には相手ボランチ横に顔を出してボールを引き出したりと、めちゃくちゃサポート力が高い。
藤本淳吾はその川上より少し前目で明いているスペースに入ってボールを受ける。さらに自分が動いたことで相手の動きをコントロールして、味方をフリーにするのがとても上手い。当然足元の技術が高く、かつプレー選択速度が段違いなのでどんどん相手を崩していける。J2ではあまりお目にかかれないようなエグいワンタッチパスがエグいタイミングで出てくる。
若い選手の方では、CBの木村は予測能力が高く一歩目が早いので相手の前に入ってカットするのが上手い。多分これはチーム方針なんだろうけど守備時にハーフウェー越えてないくらいでも相手ボランチに対して強くプレスに行って奪ってたりしていた。高さにも強いし名前が地味すぎることくらいしか弱点がない。
来年は上で活躍するだろうなと思ったら、瓦斯ユース上がりでレンタルなのか。もったいないな。
右CB藤原は浦和からのレンタルで、パス技術があって相手プレスも苦にしない足元がある。同サイドの展開の時には持ち上がったりして、フィニッシュのところまで参加できるのは強み。
成岡はテクニックある選手にありがちなボールを持ちたがることがなく、判断早く展開が出来、ポジショニングも上手い。
兒玉は1vs1に自信を持っているタイプで、サイドからどんどん勝負に行ける。
明確にチームとしてフィニッシュの形を描けているのがボール回しから伝わってきて非常に見ていて面白くもある。さすがアジアの大砲。降格するようなチームではない。
しかし当たり前ではあるけど若い選手はみんなレンタルで来年いないのはつれえなあ。

北九州は、上記の攻めのためボールの奪いどころが明確にならず常時後手後手になってしまって苦しい。
高橋大悟はやっぱりとにかくシュートがめちゃくちゃ上手いなあといつも思う。難しい体勢でもゴール決められる。ただ、椿はケガ明けということもあり、攻撃が基本的に高橋大悟からじゃないと始まらないのが厳しいところなんだろうなと。富山はポストプレイヤーとしては優秀だけどやはり前に一枚足らない感がある。
あと小林伸二だから、今の時点で残留争いが出来ているというのは心に留めておいてほしいところ。

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