2019年6月2日日曜日

J2第16節 ジェフ千葉vsV•ファーレン長崎inフクダ電子アリーナ 1-4○


長崎は昇格した年のここで見たとき以来。その時は清武がトリプレッタ決めてボロ負け(0-5)
なんか当時とは格が逆転している気がした。

危ないところはありながらも、最初のチャンスでしっかり点を取って、PK失敗がありながらも相手の時間をしっかり凌いで、比重が前に強くなったところをしっかり突いて追加点を重ねるという理想的な試合。
後半のゴールは何れもスーパーゴールではあるが、そこに至る工程はジェフの弱点のサイド裏というのを的確に攻めた再現性のある攻撃で非常に素晴らしかった。
香川はレノファで活躍をし長崎に引き抜かれたものの、昇格チームの中では戦力としては足らず半年だけヴェルディにレンタルされていたのだが、そこでロティーナの薫陶を受け、主力として活躍したことで、今年長崎でも必要な選手となっている。

亀川は左サイドを主戦場としていたのだが、右サイドでも遜色ない働き。そのおかげで為田とのアビスパ対決が非常に熱くなった。こういうのを見るのはJ2ウォッチャーとして最も心躍るところである。

大竹はいつも天才といわれながら、どのチームでもフルタイムチャンスを与えられずなかなか持ち味が出せなかったように思うのだが、ここではあまり守備タスクに強く縛られずに攻撃で仕事をしてくれというような感じでのびのびやれているように見える。
4点目のワンタッチのアシストはテクニックと視野の広さとが存分に発揮された素晴らしいプレイで本当に痺れた。

長崎に限らず、J1を経験すると選手やサポーターもレベルが上がって、ちょっと違うなと思わせられる。プレイのちょっとした動きやらサポーターの数や声の質など、上で得るものは非常に大きいのだなと感じさせられる。


千葉は攻勢の時間帯に(長崎GK富澤のいくつかのスーパーセーブもあったが)点を取ることができず、さらにPK失敗で流れを持ってこれなかったのが響いた。
特に一番チームで効いていたのは堀米のドリブルだったのだが、後半早々に代えてしまった。SBとCMFの間でボールを受けてからのドリブルを長崎は全然捕まえられてなかったのだが、これでかなり楽になったのでは。
そして船山のスペースが消えて攻め手が減ってしまった。そのあとは前掛かりになってといういつものパターン。監督変わっても染みついてしまったものは変えられないのか。
気になったのはビルドアップ時に佐藤優也も前に来るのだが、増嶋が縦に被っていることが多くパスコースが増えているわけではないこと。もっと大分を参考にしたらどうだろうか。それにしては佐藤優也含め増嶋もだが、後ろの選手の足元が怪しい。強いプレスがかかるととても危ないと思う。思えば佐藤優也はヴェルディの時も後ろの組立に参加してたがプレッシャー掛けられた時のミスが多かった。
そろそろ根本から見直さなければいけないのではないかとも思う。

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